おはようございます。
7時になりました。
横浜市のマンションで、くいの一部のデータが偽装されていた問題で、横浜市はマンションの販売会社から、これまでに行った住民説明会の報告を受けたうえで、今後の対応を検討することにしています。
横浜市都筑区のマンションで、建物を支える70本のくいのデータが偽装され、このうち少なくとも8本が、必要な深さまで達していなかった問題。
きのうから、工事の元請け、三井住友建設による地盤調査が始まりました。
調査は、傾きが見つかった建物の周りのくいの近くをドリルで掘って、強固な地盤までの深さを調べます。
装置の電流計の変化から深さが分かるということです。
これを記録などに残っているくいの長さと突き合わせて、十分な深さまで達しているかどうか確認することにしています。
この問題で横浜市は、きょうまでに、マンションを販売した三井不動産レジデンシャルから、これまでに行った住民説明会の内容の報告を受けることにしています。
そのうえで、住民説明会で、会社側と住民との間で、どのようなやり取りがあったかや、住民への補償などについて、どのように説明したのか確認することにしています。
また傾きが確認されたマンションについて、販売会社は、今の状態でも震度7の地震に耐えられると説明していますが、横浜市は、マンションの安全性についても、第三者機関による検証を受けるよう求めています。
市はこうした会社側の報告を踏まえ、今回の問題が建築基準法に違反しているかなど、今後の対応を検討することにしています。
次は、大筋合意に達した、TPP・環太平洋パートナーシップ協定についてです。
政府はきょう、関税撤廃率が過去最高の95%に達したことなど、合意の詳細を明らかにし、国民の懸念や批判の払拭に努めることにしています。
大筋合意に達した、TPP・環太平洋パートナーシップ協定を巡っては、大企業を中心に歓迎する声が出る一方で、国内の農家などからは、農作物の関税が撤廃されることになったことで懸念が出ています。
こうした状況を踏まえ、政府は、交渉の対象となった9018品目のうち、日本の関税撤廃の割合は過去最高の95%に達したものの、コメや麦など重要5項目を中心に、農産物の関税を維持できたことなど、詳細を明らかにする方針を固めました。
具体的には、主食用のコメでは、アメリカとオーストラリアに対して、合わせて7万8400トンの新たな輸入枠を設けた一方、1キロ当たり341円の関税は、これまでどおり維持したとしています。
また牛肉や豚肉を巡っても、一定期間、輸入量が急増した場合、一時的に関税を引き上げる、セーフガードを導入することで合意したなどとしています。
さらに政府は、関税の撤廃率が、ほかの交渉参加各国は、日本より高い99%以上に達し、工業製品を巡っては、即時の関税撤廃など、各国から大幅な譲歩を引き出したことなどを強調し、国民の懸念や批判の払拭に努めることにしています。
一方、農産物のうち、主な野菜およそ100品目のすべてについて、協定の発効後、輸入の関税を撤廃することになりました。
具体的には、キャベツやほうれんそう、それにトマトなど、多くの野菜にかけられている3%の関税が、協定発効後、すぐに撤廃されます。
一方、国産と競合することなどから、年数をかけて撤廃するものもあり、例えば、たまねぎのうち、8.5%の関税をかけている比較的安いたまねぎの関税は発効後6年目に、同じく、8.5%の関税をかけているフライドポテト向けに加工したじゃがいもは、発効後4年目に撤廃します。
農林水産省は、ほとんどの輸入野菜の関税は、1桁台ですでに低いことや、国産の野菜を求める消費者も多いことなどから、関税が撤廃されても、国内の農家への影響は限定的だとしています。
農林水産省は、TPPの大筋合意を受けたすべての農林水産物の関税の取り扱いを、きょう発表することにしています。
2年ほど前から行方が分からなくなっていた、茨城県の会社社長の遺体が、前橋市内の住宅の跡地で見つかった事件で、別の事件で逮捕された知り合いの男らの一部が、行方不明になった直後に、社長の遺体を遺棄したという趣旨の供述をしていることが、警視庁への取材で分かりました。
この事件は、2年ほど前から行方が分からなくなっていた、茨城県取手市の会社社長、小澤道明さんが、前橋市内の住宅の跡地の地中から遺体で見つかったものです。
警視庁は、別の事件で逮捕されている知り合いの男ら3人のうち一部が、遺体を埋めたと供述していることから、死体遺棄の疑いで捜査しています。
警視庁によりますと、小澤さんは、首を圧迫されたことで窒息死した疑いがあるということです。
小澤さんは、おととし11月に、当時借りていた青森県内のアパートの家賃が支払われたのを最後に、行方が分からなくなったということですが、逮捕された男らの一部が、小澤さんが行方不明になった直後に、遺体を遺棄したという趣旨の供述をしていることが、警視庁への取材で分かりました。
小澤さんの会社名義の口座や貸金庫からは、およそ1億7000万円がなくなっているということで、警視庁は、行方不明になったあと、すぐに事件に巻き込まれたと見て、詳しいいきさつを調べています。
次は、地球温暖化対策についてです。
新たな枠組みの合意を目指す国連の会議、COP21。
来月30日からパリで開かれます。
これを前に190余りの国が、実務者レベルで交渉を行う最後の作業部会が、ドイツのボンで始まりました。
議長が示した合意文書の草案に対して、発展途上国から反発が相次ぎ、合意に向けた交渉は難航が予想されます。
地球温暖化対策を巡っては、先進国だけに温室効果ガスの削減を義務づけた京都議定書に代わり、すべての国が参加する2020年以降の新たな枠組みについて、来月のCOP21で合意を目指しています。
作業部会の開会式で、COP21の議長国フランスは、各国の歩み寄りを促しました。
しかし、議長が作成した合意文書の草案について、発展途上国グループの代表の南アフリカは。
このあとの会合でも、途上国からは草案について、自然災害による被害の補償や被害対策などで、先進国による資金支援が明確でないことや、排出削減を進めるべき先進国の責任が、途上国と明確に区別されていないことなどについて、反発が相次いだということです。
これを受けて議長が、2日目までに途上国側の意見を盛り込んで、新たに草案を作り直すことになりました。
国連の会議、COPでは20年以上にわたって、議論が繰り返されてきました。
1997年に京都で開かれたCOP3。
京都議定書が採択され、温室効果ガスの排出削減を進める、初めての枠組みが作られました。
1990年の時点で、世界で排出される二酸化炭素のおよそ6割を先進国が占めていたため、削減は先進国だけに義務づけられました。
しかし、2001年に、当時、世界最大の排出国だったアメリカが議定書から離脱。
2007年には、中国がアメリカを抜いて最大の排出国になりました。
議定書で削減を義務づけられない発展途上国の排出量が全体の6割を占めるまでになりました。
2009年のCOP15では、各国の首脳が、京都議定書に代わる新たな枠組み作りを目指し、協議しました。
しかし、先進国と途上国との対立などが根深く、いまだに合意には至っていません。
こちらは、世界の二酸化炭素の排出量です。
京都議定書で削減が義務づけられる国はこちら、僅か2割程度です。
アメリカや世界最大の排出国の中国、それに経済発展が著しいインドなどは、議定書で削減の対象になっていません。
世界全体で削減に取り組む新たな枠組みの必要性が高まっています。
現地には社会部の橋本記者がいます。
橋本さん、初日から交渉は順調とはいかないようですね?
COP本番を前にした最後の作業部会とあって、交渉が一気に進むのではないかという期待感もあったんですけれども、各国の意見の調整は簡単ではないというのが率直な感想です。
そしてこちらは、作業部会に先立って共同議長が発表した、合意文書の草案です。
20ページにわたって、新たな枠組みに関する条文の案などが書かれています。
この条文の文言などについて、各国が意見を交わす予定だったんですが、途上国側からは、自分たちの意見が反映されていないといった、根本的な異論が相次ぎまして、具体的な交渉には入ることはできませんでした。
COP21まであと1か月余りですが、本当に合意できるんでしょうか?
これまで温暖化交渉に消極的だと見られていたアメリカと中国が、積極的な姿勢を示した今こそ、合意できる最大のチャンスだという認識では、各国、共通しています。
しかし、個別の争点の交渉に入ると、排出量が増えている途上国にも、削減を求めたい先進国と、先進国により多くの削減を求めて、資金支援を強化するよう主張する途上国とでは、意見の隔たりが大きいというのが現状です。
地球温暖化の影響が差し迫る中で、こうした利害を乗り越えて、合意への道筋をどのように見いだしていくことができるかが、今後の課題となっています。
地球温暖化の影響は、来月、COP21が開かれるフランスにも広がっています。
それがこちら。
ワインです。
気温が高くなる傾向が続く中、ワインの生産現場は対応を迫られています。
フランス南部のブドウ畑です。
農家は夜9時に収穫を始めます。
夜になってから収穫するのは、実は、気温の上昇と関係があります。
フランスでは90年代以降、ブドウが熟す8月の平均気温が、平年に比べて高い年が多く、ことしは1度ほど高くなりました。
そこで、新たな研究が始まっています。
こちらには、気温の高さに強いブドウが植えられています。
その数、実に52種類もあるんです。
栽培されているのは、フランスより暑い地域のブドウ。
主にポルトガルやギリシャなどの品種です。
気温が高くなる中、土壌にどの品種が合うのか調べています。
生産者も新たな品種の試験栽培に取り組み始めました。
フランス北東部にあるアルザス地方です。
この地域で赤ワインに使ってきたのは、涼しい気候に適した品種、ピノ・ノワールです。
しかし、最近の夏は暑すぎ、糖分の上昇が気になっていました。
そこで、暑さに強いとされる品種、シラーを植えました。
シラーから作った初めてのワイン。
出来は上々だといいます。
しかし課題も残っています。
これまでと異なるブドウで出来たワインは、価値が高い、地域のブランドワインとは区別されます。
フランスのワインには、国の厳格な認証制度があります。
地域ブランドの認証を受けるには、その地域全体で品質を確立する必要があり、それには長い時間がかかるのです。
気温の変化にさらされ、対応を迫られるワインの生産現場。
伝統とのはざまで、模索を続けています。
地球温暖化の影響は、農業のほか、洪水や干ばつといった自然災害など、さまざまな形で現れています。
これ以上の温暖化を防ぐための国際的な枠組みが、一層求められています。
では次です。
国が普及を進めてきた、再生可能エネルギー。
現在の発電量は全体のおよそ3%となっていますが、こちらのグラフをご覧ください。
3年前から倍増しています。
その中でも、太陽光発電は、560万キロワットから5倍近くに増加しています。
その一方で、思わぬ問題も発生しています。
ことしに入って、太陽光パネルが土台から大きく壊れる事態が、相次いで起きています。
台風に見舞われた福岡県では、基礎部分から外れたパネルがぶつかって、付近の住宅などに被害が。
群馬県では、強風で支えている骨組みが折れ、パネルが車道に散乱しました。
周辺住民の不安が高まる中、こうした被害の背景を取材しました。
年間の日照時間、全国1位の山梨県。
その北西部に位置する北杜市です。
この3年間で、新たに建設された太陽光発電の設備は、500以上に上ります。
建設中の太陽光発電設備の真向かいに住む、穴山和幸さんです。
自宅前に広がっていた林が切り倒され、一面に太陽光パネルが設置されました。
穴山さんはほかにも不安を感じていることがあります。
これ、土がやっぱり流出して。
雨が降るたびに、林があった場所から、土砂が流れ出ているというのです。
北杜市では、ことし6月の大雨で、建設中の太陽光発電設備の敷地から土砂が流出し、周囲の田畑を埋め尽くすという被害があったばかりです。
穴山さんは、近隣の住民と共に事業者に、風や土砂の流出への対策を求めています。
ここ数年、急増する太陽光発電。
その安全基準は、建築基準法と経済産業省が所管する電気事業法によって定められています。
建築基準法が適用されるのは、家屋などの建築物に設置されている太陽光パネルです。
安全基準を満たしているかどうかは、自治体が確認をします。
これ以外の太陽光パネルに適用されるのが、電気事業法です。
電気事業法でも、安全基準を設けていますが、一般的な太陽光発電設備では、その安全基準を実際に満たしているかの確認は、ほとんど行われていません。
国によるチェック機能が働かない中、住民から寄せられる不安の声。
北杜市では、去年から独自に、太陽光発電設備のパトロールを始めました。
市の職員が、一つ一つに直接足を運び、安全性に不安がある場合は、事業者に直接連絡し、改善を求めます。
それでも対策には限界があります。
去年、改善を指導した発電設備です。
隣接する民家への土砂の流出を防ぐため、柵の設置を求めましたが、一部の事業者は市の指導を無視。
安全対策は何も取られていませんでした。
これに対する罰則規定もないため、市にできるのは指導を繰り返すことだけです。
発電設備の中には、市がその所在地さえ知らないものもあります。
経済産業省の報告では、北杜市内の太陽光発電設備は、865件。
これに対して市が場所と事業者を把握しているのは568件にとどまっています。
壁となっているのは、個人情報保護法です。
事業者の情報は、経済産業省が認定を出す目的で取得したため、それ以外の理由では情報を提供できないというのです。
市では、設備の安全性の確保には、国の協力が欠かせないとしています。
スタジオには、取材に当たった藤原ディレクターです。
北杜市では住民の不安を解消しようと取り組んでいましたが、さまざまな制約にぶつかって、なかなか有効な対策を打てないようですね?
そうですね。
電気事業法に建築確認のような事前のチェックがないということが、最大の原因です。
その結果、対策は後手に回り、自治体任せになってしまいます。
それぞれの自治体についても、条例で罰則を定めるという選択肢はありますが、発電設備を誘致し、税収につなげようとする中、安全対策を厳しくすれば、事業者が減少してしまうというジレンマに悩んでいるというのが現状です。
そうしますと、やはり国が対策を主導していくしかないということでしょうか。
はい。
今回の取材で、経済産業省にインタビューを申し込みましたが、飛ばされたパネルについて、安全基準を満たしていたのか、強度に問題はなかったのか、現在、調査中のため、今はインタビューには応じられないという回答でした。
また、現在、個人情報保護法で公開できないとされている情報についても、制度を見直すことができるかどうか、議論を始めたところです。
被害は出ていますが、幸いなのは今のところまだけが人は出ていないということです。
国にはけが人が出る前に、早急な対応が求められます。
そうですね。
ここまで急増する太陽光発電設備の課題について、藤原ディレクターとお伝えしました。
では次です。
日歯連・日本歯科医師連盟の政治資金を巡る事件で逮捕された前副理事長が、おととしの参議院選挙で支援する議員が決まったのは、選挙の前の年だったので、短期間にまとめて寄付する形になったという趣旨の供述をしていることが、関係者への取材で分かりました。
東京地検特捜部は、勾留期限のきょう、団体としての日歯連と、前会長ら3人を、政治資金規正法違反の罪で起訴するものと見られます。
日歯連の前会長の高木幹正容疑者と、元会長の堤直文容疑者、それに前副理事長の村田憙信容疑者は、参議院議員を後援する日歯連関連の団体に寄付した際、収支報告書にうその記載をしたなどとして、先月、東京地検特捜部に逮捕されました。
日歯連はおととし、自民党の石井みどり参議院議員を後援する団体に、合わせて9500万円をう回寄付したと見られていますが、特捜部の調べに対し村田前副理事長は、議員の後援団体の予算は1億4000万円だったとしたうえで、年間の寄付は5000万円が上限で、本来なら3年かけて寄付する必要があったが、政権が代わり、支援する議員が決まったのは選挙の前の年だったので、短期間にまとめて寄付する形になったという趣旨の供述をしていることが、関係者への取材で分かりました。
その上で、村田前副理事長は、寄付の仕組みは自分が作ったが、違法性の認識はなかったなどと容疑を否認し、高木前会長ら2人も、容疑を否認しているということです。
特捜部は、違法なう回寄付が組織的に行われていたとして、勾留期限のきょう、団体としての日歯連と、高木前会長ら3人を、政治資金規正法違反の罪で起訴するものと見られます。
次は、第3次安倍改造内閣の閣僚へのインタビューです。
きょうは沖縄・北方担当大臣に就任した島尻安伊子さんです。
NHKの阿部と申します。
ようこそお越しいただきました。
参議院沖縄選挙区で当選2回の島尻さん。
今回が初の入閣となり、6つの異なる分野を担当します。
大臣の机ですね。
ずらりと。
科学技術、IT、それから領土・海洋、もっとあります。
クールジャパン等々、いろいろな政策に関連して、仕事ができるということで、大変やりがいを感じています。
島尻さんがまず取り組むのが、沖縄の問題です。
アメリカ軍普天間基地の移設計画を巡って、先週、翁長知事は移設先の埋め立て承認について、取り消しを行いました。
政府と沖縄県の対立が深まっていますが、沖縄選出の議員としてどのような思いをお持ちでしょうか。
市民の暮らしをどうよくしていくのか、守っていくのかを考えたときに、やはり一日も早いこの普天間の危険性の除去、つまりは、この普天間の移設を考えなければならないと思っています。
これまでの歴史の中で、もちろん、苦渋の選択として、しかたなく、これは辺野古に移すんだという議論ももちろんありまして、そういったものを踏まえて、今の日米合意になっているというふうに、私としては認識をしているわけでございまして。
就任後、すぐに沖縄を訪問した島尻さん。
ことし3月にアメリカ軍から返還された基地の跡地を視察しました。
私、今回頂いた役割、役目、お仕事としては、この沖縄振興、そして跡地利用、特に西普天間の住宅地区という所がございますけれども、そこに関しては、しっかりとこの跡地利用を進めていきたいというふうに思っています。
沖縄がみずから振興を考えて進めていくというような流れになっています。
子どもの教育とか、あるいは子どもの貧困とか、沖縄独特の問題も、まだまだ抱えておりますので、そういったところにきちんと光を当てて、沖縄振興を一体となって進めていくということを頑張っていきたいと思います。
普天間からの移設と、辺野古沖の反対の気持ち、沖縄の皆さんの今のお気持ちっていうのは、どのように受け止めてらっしゃいますか。
本当にひと言では言い尽くせないことだと思います。
その点もしっかり踏まえて、沖縄振興を担当する大臣として、この振興策を進めていきたいというふうに思います。
一方、担当する科学技術の分野では、今月、日本人2人が相次いでノーベル賞を受賞しました。
今後、科学技術の発展にどう取り組んでいくのでしょうか。
いくつか今、取り組んでいることがございます。
第5期の科学技術の計画ですね。
例えばIOT、それからビッグデータの解析、そしてAIですね、人工知能、これらを使った超スマート社会をどう推進していくかという議論が進められています。
北方領土問題も担当する島尻さん。
ロシアとの交渉が難航する中で、今後、どのように対応していくのでしょうか。
領土交渉等は、外務大臣のお仕事でありますので、私としては、やはり学校の教育を通じてとか、あるいは一般の国民の皆様に、正しい情報をどう伝えていくか、そして銅理解していただくかというのが一番大事なことだというふうに思っています。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
巨人の原監督、退任が決まりましたね。
クライマックスシリーズでの敗戦後、辞意を表明していた原監督。
退任の記者会見で、思いを語りました。
辞意を表明していた原監督の退任会見。
2期12年でリーグ優勝7回、日本一3回の実績の支えには、このひと言がありました。
その上で、原監督は。
君が監督だということばを支えに、2期12年務め上げて、悲しいですね、寂しいですね。
そうですね。
まさに名将と呼ぶにふさわしい実績を残しましたよね。
そうですね。
そして、その原監督の後任候補ですが。
巨人は、複数の候補者の中から、高橋由伸選手に絞り込んで交渉を進めることが、球団関係者への取材で分かりました。
巨人はきのう、原監督の退任が決まり、後任について、球団OBや内部昇格など、複数から可能性を探ってきました。
球団関係者によりますと、原監督の野球を継承し、チームに新しい風を吹かせる存在として、高橋選手に絞り込んで交渉を進めることを決めたということです。
きょうにも高橋選手との話し合いの席が設けられ、現役続行にこだわりがあるかどうかを含め、条件面の交渉を進めていく考えです。
高橋選手は40歳。
平成10年に、ドラフト1位に巨人に入団。
勝負強いバッティングでチームをけん引し、生え抜きの中心選手として、優勝や日本一に貢献してきました。
今シーズンからは、打撃コーチを兼任し、指導者としてのスタートも切っていました。
一方、阪神は、アニキが監督として帰ってきますね。
新監督となるアニキ、金本知憲氏が、就任の記者会見で意気込みを話しました。
金本新監督は、現役時代、シーズンオフも厳しいトレーニングで、全力プレーを支える体を作り上げてきました。
けがに強く、1492試合連続フルイニング出場のプロ野球記録を残しました。
左手首を骨折しながら、翌日の試合に出場。
右腕一本でヒットを打ち、鉄人と呼ばれました。
頼もしいですね。
以上、スポーツでした。
続いて健康のための情報をお伝えするけんコン!コンシェルジュは赤松アナウンサーです。
おはようございます。
今回のテーマはこちら。
体を使って脳を元気に!です。
脳を元気に?
ご紹介するのは、体と頭を一緒に使う運動です。
物忘れや転倒を予防する効果が期待できるということで、今、注目されています。
教えてくれるのは、指先体操研究家の堤喜久雄さんです。
最初はひもを使ったエクササイズです。
60センチぐらいのひもを結ぶと、これぐらいのひもが出来ますから、右と言われたら、相手の指示によって、右回し、左と言われたら左回し、両手一緒というときには両手一緒。
これに合わせてひざも軽く屈伸運動も同時に行っていきます。
結んだひもを両手の人さし指に通し、指示されたほうの手首を即座に回します。
同時に軽い屈伸運動も行います。
下半身の動きとともに、人の指示に反応して、手首を回すことで、理解や判断、行動という脳の活動が幅広く活性化されるといいます。
それでは始めます。
右、右、左、左、右、右、両手。
ああ、両手。
右。
あっ、右?単調な運動じゃ全然ないですよね。
これは頭も汗をかく感じですね。
結構難しいです。
こうした運動を継続的に続けることで、物忘れの予防や転倒防止につながる効果があるという研究結果も出ています。
続いて、口対足のじゃんけん。
常に足が負けるように出すというルールです。
例えば、グーの勝ちと言われたら、じゃんけんグーと声に出します。
足は前後に開いてチョキを作ります。
これ、足が負けていますよね。
同じように、チョキの勝ちの場合は、足は左右に開いてパー。
パーの勝ちの場合は、両足は閉じてグーにしなければなりません。
なかなか難しいんですよ。
この運動では、決められたことばを発しながら、勝ち負けを考え、足を動かすという脳の働きが求められます。
チョキの勝ち。
じゃんけんチョキ。
パーの勝ち。
じゃんけんパー。
グーの勝ち。
じゃんけんグー
グーの勝ち。
じゃんけんグー。
パーの勝ち。
じゃんけんパー。
あっ、あーあ。
いつの間にか一緒になってますね。
足はグーですね。
そうです。
最後はしりとりをしながらするステップです。
ステップを踏みながら、同時にしりとりもやっていくんですね。
例えば、アサリ、リサイクル、留守番電話、というように、ステップ、同時に、同じことを同時に行っていく体操です。
動きとしりとりを同時にやる?
同時です。
しりとりをしながら。
あめ玉、まり。
前後左右の順番に、一歩踏み出して、元に戻ります。
難易度が高いエクササイズです。
靴下、普通の履いてやっていいんですよね?
靴下は普通のでいいです。
それではさから始めてみましょうか。
よろしいですか?私からいきますよ。
さくら。
ラッパ。
まり、パリ。
りんご。
ごま。
まり。
リス。
するめ。
メロン。
あっ!先生!ん。
んはいけなかったですね。
わざと間違ってくださって。
間違いの例をちょっとご紹介しただけです。
そうですよね。
先生、負けず嫌いじゃないですか。
先生、わざと間違ってくださったということです。
難しいんですよね。
頭フル回転ですよね。
ひものエクササイズも、右、右、両手っていうと、やっぱり考えながらやるので、これまたなかなか。
同時にやるということですね。
じゃんけんもやっぱり考えてしまうので、なかなかね、スムーズにできなかったですね。
簡単に試せますね、これね。
達成感もありそう。
これ、それぞれ楽しみながら1人でも2人でもできる運動ですし、お年寄りの方はもちろん、私たちでも気軽にできますから、ぜひ継続して取り組んでみてください。
以上、けんコン!でした。
では続いて気象情報です。
今の東京・渋谷の様子はどうでしょうか。
渡辺さん。
未明には雨が降った東京・渋谷なんですが、この時間は青空戻ってきてますよね。
日ざしが降り注いでいます。
雨上がりで空気がしっとりしていて、湿度も現在高くて、気温もどんどん上がってきているので、こうしてひなたにいますと、もう上着はいらないぐらい、ぽかぽかします。
このままきょうも晴れる所が多いんですが、北海道から新潟にかけては天気が崩れます。
雨や雷雨にご注意ください。
きょうの天気図を見ますと、北日本には前線を伴った低気圧が進んできます。
この寒冷前線が通過するタイミングで、北海道から新潟はざっと雨や雷雨となるんです。
では詳しく雨の見通しを見ていきます。
北海道、すでに日本海側から雨が降っていて、雷を伴う所もありそうです。
今後の見通し、動かしましょう。
この雨雲がしだいに南下していきます。
午後には東北や新潟でもざっとにわか雨の所がありそうです。
北日本では風も強まりますから、ご注意ください。
ではきょうの予報です。
2015/10/20(火) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼地球温暖化対策を話し合うCOP21を前に最後の作業部会が開幕。京都議定書以来の枠組み合意は?▼今、太陽光パネルの強度や安全性に周辺住民から不安の声が。背景は。
詳細情報
番組内容
▼地球温暖化対策を話し合う国連の会議COP21を前に最後の作業部会がドイツで開幕。京都議定書以来18年ぶりとなる新たな枠組み合意に向け議論の焦点は▼深刻化する温暖化で仏ではワインの産地に異変。夏場の気温上昇が影響を与えると、対策に追われる産地の姿。▼発電量が急増する太陽光発電のパネルが飛ばされ、周辺へ被害が及ぶケースが相次ぎ、住民などから不安の声が。背景は。
出演者
【キャスター】阿部渉,合原明子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
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