2007-03-10 はじめにお読みください(本当に良いアニメだけを後世に残そう!)
■[はじめにお読みください(本当に良いアニメだけを後世に残そう!)]はじめにお読みください(本当に良いアニメだけを後世に残そう!)

「萌え」「アキバ」ばかりがもてはやされる昨今、古き良き日本の芸術性・作家性に優れた我が国のアニメーションとそのファンは、いまや社会の片隅に追いやられています。悪戯に露出の多いゲームタッチの女性キャラ、低レベルの作画と知性の欠片も感じない脚本、まったく工夫のないワンパターンな画面演出…これら「萌え」「アキバ」という冠詞で括られるアニメの特徴は、外部からの評価を必要としない極めてクローズドな価値観の共同体の上に成り立っている事です。
「アキバ」という地名が、もはやそれをして一種の共同体を指すようになった昨今、自らの間にだけ流通し、自らの間でだけ評価されると言う「萌え」「アキバ」のこういったある種の価値観は、普遍的なテーマ性やメッセージ性を内包することはありません。「○○萌え〜」等と言って股間を膨らませたり、特定の男性キャラクターをゲイにし、或いは悪戯に何でもかんでも擬人化して男色家に設定して興奮するのは当人の自由に他なりませんが、こういった趣向には未来へ通じる普遍的な価値観は存在しません。丁度、その時代に瞬間的に流行した一発屋の歌手のCDが、1年経ったら100円で投げ売りされている現象と似ています。過去の偉大な名作漫画の作家の名前と漫画タイトルは、我々の脳裏奥深くに刻み込まれ、次世代に語り継がれますが、やおい漫画の作家も漫画タイトルも、誰の記憶にも残らないのと全く同じです。
アニメーションは我が国が世界に誇る文化です。日本は1990年代以降、長期にわたる経済不況により、残念ながらあらゆる産業に於いて国際的地位の低下が見受けられます。しかし、我が国のアニメだけは、海外に輸出され、確固たる地位を築きあげています。それは、日本製のアニメがどんな時代のどの国の人々にも共感をもたらす、普遍的な価値観とメッセージ性を内包しているからに他なりません。例えば機動戦士ガンダムでは「人類の新たな可能性と反戦」を、劇場版マクロスでは「音楽による異文化相互の理解」を、宮崎駿監督の作品群では「対立する価値観との共生」を、王立宇宙軍オネアミスの翼では「俗世界に囚われず、何かに挑戦する事の素晴らしさと崇高さ」、そして或いは新世紀エヴァンゲリオンでは「己の存在理由と葛藤」という、どの時代どの国の人々にも理解され、共感される壮大でいて身近なテーマ性が内包されています。だからこそ、世界中の人々が日本のアニメーションのファンに成り、また虜になってやまないのです。
翻って、我が国で昨今流行りの「萌え」「アキバ」にはそういった普遍的な価値は存在するでしょうか。繰り返しますが、この様な価値は極めて閉鎖的な日本人の一部だけで理解され、内部循環して消費される閉ざされた価値観・閉ざされた世界に他なりません。「○○タン萌え〜」と言ってドイツ人は分かるでしょうか。南アフリカ人には理解されるでしょうか。恐らく、日本以外の多くの先進国では、我が国の一部「萌えアニメ」はポルノであると言う理由で放送できないというレベルにあるのが事実です。何故ならそこには普遍的な価値観も概念も存在せず、消耗品のように一部のコアなファンの擬似恋愛や股間を濡らす(或いは股ぐらを)為に使われる…正しく「萌え」はポルノの言い換えであり、そのような価値観がアキバ「文化」と名を付けられ大手を振ってまかり通っているのは実に我が国にとって不幸なことです。
当ブログ、「アニオタ保守本流」では、悪戯に「萌え」や「アキバ」を意識した一過性の消耗品のようなアニメやそれに類する価値観を黙殺・或いは糾弾し、真に普遍的な価値観と製作者の芸術家的良心に貫かれた『良質なアニメ』を全力で応援したいと思っております。過去の先人たちが戯曲や小説や絵画や音楽から人生の意味や理由を考え、そして見つけ出したように、現在を生きる我々にも「アニメ」と言う最良の人生の教科書があるではありませんか。文明の深層、人生の理由、そして「どう生きていけばよいのか」というどんな時代のどんな世界に生きる人間も共通して抱くある種永遠のテーマに、アニメは答えてくれます。そのような『我々の人生の教科書となりうる良質なアニメ』を紹介し、積極的に皆様に発信していく。それこそが、アニオタの中の「保守本流」、そう、正統的なアニメオタクの姿に他ならないのではないでしょうか。
当ブログ「アニオタ保守本流」の所以はここにあります。政治的な意味での「保守本流」とは、自民党がどうの民主党がどうの、やれ○○派だ○○グループだという政局的な観点で語られがちですが、本来の意味での「保守本流」とは、本当に良い価値観を守り、そして後世に残すべくそれを育てて行く考え方にほかなりません。願わくば50年後、100年後、この国に生きる子どもたちに、「萌え」や「やおい」だらけの刹那的で何の価値観も通底しないアニメばかりを残す事になら無いよう、今を生きるアニメオタク界の「保守本流」勢力は結集し、声をあげて行かなければならないのです。
時代は「萌え」から「燃え」へ。当ブログ「アニオタ保守本流」がその勢力の一角でも担えれば、これ以上の喜びはありません。
*いま、我々保守的なアニメオタクは「萌え」という名の旧世界の怪物=巨神兵によって社会の片隅に追いやられている。
私も応援しますので、頑張ってください!私も微力ながら何かしらの形で協力させていただきます!
>むしろ萌えの質が落ちているんです。
萌えが質を落としていると思います。「萌え」はメインではなくオマケでなくては。
私は外国人ですが、本当に日本のアニメが大好きで、アニメの知識について全部知りたいほど好きなんです。心がアニメに揺さぶられる一瞬一瞬は忘れないと思います。
「萌え」その自身は悪いとはいえないと、私は思っていますが、それが最近取り上げられすぎて本当にいい作品が逆に注目されなくなるのも事実です。
だから例え何かいいアニメを主流に戻せる方法があったら、私は必ず全力を入れて応援するのでしょう。
がんばってください!
P.S.アニメの知識について何かお勧めの本があるんでしょうか?どうもそういう本を拝読したいんです、お願い致します!
つーか硬派云々を言うなら自分の姿を見てから言えw
髪だらだら伸ばして染髪して硬派とか笑わせんな
特に日記の
>悪戯に露出の多いゲームタッチの女性キャラ、低レベルの作画と知性の欠片も感じない脚本、まったく工夫のないワンパターンな画面演出
この部分なんか完全に萌えをナメてますね。
そんなに簡単に出来るなら貴方がやりゃいいだけでしょ。
それで稼げるモンなら稼いでみろって感じです。
ゲハ民が「良いゲームを後世に残すぜ。あっ○○のハードは論外ね」と言うのと大差ないですから。
最上のストーリー(文学)、最上の音楽、最上の絵画による動画等の及ぼすシナジー効果を、最上の監督が視点移動、空間の広がり、時間軸等、なんの制限も受けずに思うがままに操り、拵え上げる「芸術」。 それがアニメだと思っています。
はじめまして、隼人と申します。
なんというか…この文章を見て安心しました。僕も今のアニメが萌えやBLといったものばかりで、非常に悲しく憤りを感じています。
周りの人間は、原作を冒涜したような二次創作(エロBL)の話ばかりをしていて、僕は「二次創作を楽しめない人はアニメを楽しむ資格がない」とまで言われました。
古谷さんのようなまともな人がいて本当に助かったと心から思います。
萌え・やおい撲滅に向けて、僕は少しでも古谷さんのお役に立ちたいと思います。
>「萌え」という価値観がアキバ「文化」と名を付けられ大手を振ってまかり通っているのは実に我が国にとって不幸なことです。
これは私も同意できます。
確かに昨今「萌え」に重点を置いた作品は多々あります。しかしながらそうしたものが悪だと断定するのは早計だと思います。
なぜならアニメは「芸術」でも「教科書」でもなく、「娯楽」だからです。
我々は娯楽の中から「芸術性」や「メッセージ性」を感じるのであり、「芸術」のレベルにすべてのアニメ・漫画を押し上げるのはナンセンスではないでしょうか。
とはいえ、アニメオヤジさんの言うように本来一つの要素であった「萌え」が大きくなりすぎたのは確かかもしれません。というよりメディアのクローズアップがそこに行き過ぎた性でしょう。萌えはキャッチーでしょうから。
しかし、「萌え」に偏重した番組構成も昨今は落ち着いてきていると私は考えています。
つまりこうした流れは一過性もしくは周回していくものだと思います。
「萌え」は決して悪とは言えない。それに多様な価値観を認めたから今の日本のアニメ文化があるはずです。
>「萌え」という価値観がアキバ「文化」と名を付けられ大手を振ってまかり通っているのは実に我が国にとって不幸なことです。
これは私も同意できます。
確かに昨今「萌え」に重点を置いた作品は多々あります。しかしながらそうしたものが悪だと断定するのは早計だと思います。
なぜならアニメは「芸術」でも「教科書」でもなく、「娯楽」だからです。
我々は娯楽の中から「芸術性」や「メッセージ性」を感じるのであり、「芸術」のレベルにすべてのアニメ・漫画を押し上げるのはナンセンスではないでしょうか。
とはいえ、アニメオヤジさんの言うように本来一つの要素であった「萌え」が大きくなりすぎたのは確かかもしれません。というよりメディアのクローズアップがそこに行き過ぎた性でしょう。萌えはキャッチーでしょうから。
しかし、「萌え」に偏重した番組構成も昨今は落ち着いてきていると私は考えています。
つまりこうした流れは一過性もしくは周回していくものだと思います。
「萌え」は決して悪とは言えない。それに多様な価値観を認めたから今の日本のアニメ文化があるはずです。
ここに書いてある事ってさ、ハッキリ言って頭も悪ければ器も小さければ視野も狭い俺だけが正義って人間の妄言でしかないんだわ
所謂萌えアニメは好きじゃないし、今の作品っていろんな業界見たってなんだかなぁってのは多いよ
でも、じゃあ君が、君達が良いと思ってる作品は100万人が見て100万人が良いと言うわけ?
何をもって名作だと定義するの?
名作を残して行こうっていうのは良いんだよ。でもそれ以外を消し去ろうっていうのは言語道断だね
アニメではないけれど、例えば音楽の世界で「ビートルズは最高。それ以降の物はすべて糞」と言い切るおっさんもいます
それではミスタービックやボンジョビなどは消し去られて良いんでしょうか?ジャズマニアやクラオタからすればビートルズも糞になりますがどうしましょうか?
萌えがポルノでありダメだというのならば、この記事において画像を使われているナウシカもポルノになります。
萌えという言葉が出来上がり、広まったのが後々であろうと、その作品を見て"萌え"ていた人達は多くいたわけです。
鉄腕アトムにウランちゃんが出てきますが、彼女(?)も萌えですね。消し去りましょうか?マジンガーZ〜グレンダイザーも、さやか、ジュン、ひかる、マリアといった可愛い女の子が出て来ますね。なぜ可愛い女の子が出てくるのでしょうか?これは萌えではなく、媚びてもいないのでしょうか?
私は燃えが好きですし、最近の作品はいまいちだと思っています
が、それは萌えがどうこう言う話ではありません。単純にネタ切れだったり作り手側がそこまでの発想力がなかったり、製作体制が整っていなかったり、スポンサー(資金力)の問題があるだけです
この記事(日記?)を書いた人は、自分が好きな物だけ見て、好きな物だけ残して、アニメは年間1本か2本作られたら良い方という状態にするのが夢なんでしょうか?さらに言えば大量の資金と人材を投入して作った誰もが認めるレベルの駄作も世には大量にありますが、それらの事も知らないほど低レベルの知識で語っているのでしょうか?本も出してるようなので、そんなわけありませんよね?
音楽が人生の7割、実写映画やアニメが2割その他1割で生きている私でも知っている程度の作品達も知らないという事はないでしょうからあえて目を背けているのでしょう
あと、今の子達で知らない子に増えているだけで強い影響を今現在も与え続けている絶愛という男性同士の同性愛を描いた作品もあります。これは今は半端ネタとして笑いの対象になっていますが、元はキャプテン翼の2次創作から始まった物であり、相手を愛し強く求める人間を描いた傑作です。また、男女問わず人気のあるパタリロも男性同士で恋愛やってますよね
今でも影響を与える、人気のある作品もあるのに誰の記憶にも残らないとは笑える無知ぶりです
また、コメント欄にある二次創作うんぬんに関しても二次創作=エロ・同性愛でもありませんし。名作などにおいても行われているパロディも二次創作の楽しみ方に通じます。大好きな作品のその後を考えたり、誰々と誰々がこうだったらこうなっていたという想像も二次創作です。それらを楽しめない人が作品を楽しめるのか私も疑問です