今年も三陸に帰ってきた鮭が秋の到来を告げています。
港は活気を取り戻しつつあります。
震災の日津波と火災で壊滅的な被害を受けた気仙沼市。
死者・行方不明者は1,251人に上りました。
あれから4年半市街地では災害公営住宅の建設や土地のかさ上げ工事が進んでいますが本格的な町の再建はこれからです。
復興に時間がかかる中若い世代の多くが仙台などの都会に出て行き人口流出が続いています。
その影響を大きく受けているのが介護の現場です。
市内にある…津波で被災したため高台に移転し去年7月再開しました。
しかし再開から1年以上たっても…一方在宅での介護を担うヘルパーも人材不足に悩んでいます。
お邪魔します。
震災前16人いたヘルパーの数は半分以下に減りました。
高齢者への訪問回数を減らすなどの対応を迫られています。
去年10月番組では介護の人材不足にどう立ち向かうのか市内の関係者が集まり解決策を話し合いました。
復興サポーターには兵庫県尼崎市で特別養護老人ホームを運営する中村大蔵さんを招きました。
中村さんは全国に先駆けて住民ボランティアの協力を得ながら施設の運営を進めてきました。
会場ではその実践を学ぶ事にしました。
中村さんの施設では100人もの住民ボランティアがその運営に参加しています。
目がようなるよ。
ボランティアは食事の配膳やトイレの世話などを行います。
更に書道教室やお茶の会生け花教室などボランティアの趣味を生かした活動も行っています。
多くのボランティアがいる事で職員は身体介助など専門的な仕事に専念する事ができます。
介護の人材不足をどうすれば解決できるか2回目の話し合いが行われました。
安心して老いる事のできる地域をつくるために新しい介護の在り方をみんなで考えます。
集まったのは…では早速復興サポーターをご紹介しましょう。
前回に続いて中村大蔵さんです。
どうぞお入り下さい。
(拍手)こんにちは〜。
(一同)こんにちは。
介護の人材不足という事を前回どうしたら人材人が集まるんかとこれは喫緊の課題といいますか直面した課題ですから皆さんと大いにこれから論議をしていい気仙沼をつくっていきたい。
では皆さんこの気仙沼の高齢者介護についてどう思ってらっしゃるのか。
まだまだ介護労働者の確保の部分では劇的な改善というのは図られておりませんのでまだまだ厳しい状況が続くかと思います。
働く方々が働きやすいような職場環境っていうのをつくっていかなきゃいけないのかなというふうに感じてるこの一年です。
やはり年々ヘルパーさんの数が少なくなっております。
今いるヘルパーさんでなんとか仕事を回してはいるんですが人が入ってこないというのがすごく悔しいのでそれを払拭できるように私たちももっとできる事があるなら努力したいと思ってます。
今介護の地位っていうんですかね世間一般的な。
その辺がやっぱり低いのかなと思います。
介護をしてる職員が胸を張って言えるような仕事にしていかなくちゃいけないのかなと思います。
高校生の参加もありますね。
実際…気仙沼に今後ずっとこの地に…ずっといるかって言われたら多分…いない。
(笑い)仙台とかそっちの方に出たいなというふうに考えてる部分もやっぱりあるんですよ。
若い世代の人たちが介護する…。
増えてほしいというのはあるんですけど気仙沼をまず若い人たちが好きになってもらってここにずっといたいというふうに思ってもらわないと無理なのかなっていうふうには思いますね。
皆さんがいろんな問題を出されてその一つ一つの言葉が皆さんこの一年間かけていろんな事考えられたんだなという事を本当に思いました。
介護の人材不足という事をどうしたら人材人が集まるのか皆さんと一緒にねお話ししていけたらと思います。
ではまず前回中村さんが提案されたボランティアとの協力などの点について気仙沼で新しく始まっている動きがありますのでご覧頂きます。
震災のあと人材不足に悩んできた特別養護老人ホームです。
おはようございます。
よろしくお願いします。
今年6月から初めてボランティアが通うようになりました。
近所に住む吉田恵子さんが人手が足りないと聞き5人の仲間でボランティアを始めました。
ボランティアは週1回。
洗濯や掃除の手伝い入居者の話し相手などをしています。
施設長の吉田さんはこうした施設と地域の交流を深める中で人材不足を解消していきたいと願っています。
更にボランティアの活動は施設の外にも広がっています。
こちらは一人で外出できないお年寄りのための…お年寄りは会話を楽しみながら好きなものを自分で選ぶ事ができます。
で刺身1つね。
はい。
行政も新たな取り組みを始めました。
これは気仙沼市が始めた介護の資格を取るための研修会です。
以前は車で往復5時間の仙台まで通わなくてはこの研修は受けられませんでした。
研修会には20人の定員に対して36人が応募。
介護職に就きたくてもその機会を持てなかった人の掘り起こしにつながっています。
研修で資格を取り今年春から介護現場で働き始めた若者がいます。
高校を卒業しこの施設に就職しました。
12の3。
介護での体の使い方など研修で学んだ知識を生かし入居者からも信頼を集めています。
まずは「愛してる」と言われた小泉さんから。
いかがでしたか自分でご覧になって。
僕も愛してます。
(笑い)
(拍手)最初はとてもつらい仕事だと思ってたんですけどここで働いて半年感謝の言葉とか頂いた時はほんとにやってよかったなあみたいな達成感といいますかすごいうれしかったですね。
恋人と言われるようなこれ以上の言葉ないですよ。
こういう喜びがね介護の中で生まれるんですね。
すばらしい事がもう動き始めたなという感じですね。
ボランティアを始められました吉田恵子さん。
やっぱり楽しみに待っててもらうとかすごくうれしい。
でまた来週も来てまたお話ししようねという感じでやってます。
ボランティアの方々に来て頂くようになりまして入居者の方々が待ってらっしゃる。
更に多くの方々に施設の中を見て頂いて状況を改善していきたいなというふうに思ってます。
VTRの中でも見られたシーンなんですけど実際にその現場を見てますと楽しそうですよあの表情。
職員の表情もボランティアの表情もしかもお年寄りの表情も。
だけども介護に人人材が集まらんその根底は介護そのものに何か我々が持ってるイメージそういうものが左右してるんではないかと。
マイナーな方のイメージですね。
そうじゃないよって。
介護は楽しんでやれる仕事なんだと。
そして誇りも持てるんだという。
非常にヒューマンで知的な労働だと思うんですね。
この皆さんの気持ちがあればね介護の人材不足という事を解決していく事ができるんじゃないかなと私は思います。
今日はそういう介護の楽しみを皆さんと一緒に深め合っていきたいなと思います。
中村さんが今日のテーマに挙げます介護の楽しさそのテーマで話し合いを進めるにあたってヒントとなる現場があります。
ではご覧頂きましょう。
一日に100人近くが利用しています。
目指しているのは…最大の特徴はその日に何をするか自分でスケジュールを決められる事です。
メニューはさまざま。
合わせて200種類以上が用意されています。
これまでのデイサービスでは決められた時間に決められたメニューをこなすのが一般的でした。
この施設では好きなメニューを選べるため意欲が引き出され楽しく体を動かせます。
これらのメニューの多くは実は職員のアイデアから生まれたものです。
こちらの女性職員が考えたのはこの玉入れゲームです。
手を振り上げる事ができなかった利用者のリハビリになればと作りました。
施設の中に階段や段差をあえて作っているのも工夫の一つです。
バリアフリーならぬ「バリア・アリー」でできるかぎり体を動かしてもらいます。
こうした取り組みで体の機能が大きく改善する人もいます。
脳梗塞の後遺症で左半身がマヒ。
かつては左手がほとんど動かせませんでした。
しかしパン作りで自然と左手を使ううち繊細な動きまでできるようになりました。
お年寄りの体と心を元気にする介護に魅力を感じこの施設で働きたいと希望する人も多いといいます。
楽しい事を職員が工夫してやろうという。
介護というのはこれが大事だと。
そういう事の一つの見本だろうと。
今までは定められたプログラムに従ってこういうケアが多かったですね。
その方が職員は楽なんですね。
しかしやらされ感でやる事は何ら楽しくないですね。
豊かな生活を創造していくのが介護なんだよという事そういうものの楽しさつくり上げていく楽しさクリエーティブな楽しさ人が人に関わっていく仕事なんだという事をほんとに思いますね。
渡辺さんはどうでしたか?思ったのはみんな楽しそうにやってるなというのが一番で一人一人自分のやりたい事ができてすごく充実できる。
すごくいい事だなと思ったしすばらしい事だなと思いました。
やはり今割と介護というのはすごくリスクマネージメントの世界になってますので階段も転んでしまったらどうしようとかですね。
ただ意外とできる事の方が多いというふうに感じるので発想の転換なのかなというふうに率直に感じました。
実は職員の創意工夫を生かした楽しい介護はここ気仙沼でも始まっています。
ここでその取り組みを見て頂きたいと思います。
3年前に開かれたデイサービスと有料老人ホームを兼ね備えた施設です。
おはようございま〜す。
有料老人ホームの利用者20人余りと近隣の住宅から通ってくる高齢者合わせて60人がデイサービスを利用しています。
(一同)エイ!エイ!オー!この施設を運営するのは20代から30代が中心の若者集団介援隊です。
実は職員の多くは震災で会社や工場を流された異業種からの転職組です。
その経験を生かし近くの川で釣ってきた天然のウナギを利用者に振る舞う事にしました。
ウナギの解体を実演するショーです。
(佐藤)立派ですね。
肉厚です。
もともと気仙沼では川で天然のウナギを釣って食べるのが最高のごちそうでした。
佐藤さんはウナギを目の前でさばけばお年寄りが昔を思い出して喜んでくれるのではないかと始めました。
(2人)う〜い。
昔ながらの焼き方と味付けにこだわってウナギのかば焼きを作ります。
(一同)お〜!アハハハハハッ!佐藤さんはこれまでの自分の経験を生かせる介護の仕事に楽しさとやりがいを感じています。
この日22歳の若者がまた新たに介援隊に加わりました。
とても優しくていい人だと思うので。
よろしくどうぞ。
お年寄りの心に寄り添う楽しい介護に多くの若者が引き付けられています。
佐藤さんがあのウナギをかっさばいてた人ですね。
(佐藤)「そういえば私さばけますよ」って。
少しやってみたらどうだろうというチャレンジなんですよね。
自分のポテンシャルを生かしながら利用者さんが楽しんでくれれば双方にとっていい刺激になって効果があるんじゃないかなと。
はあ〜すごいなって。
若いだけに怖いもの知らずだしイケイケの面が見えましたんでそのイケイケの部分を見に行こうって今話してたんですよ。
私は思うんですよ。
人間の集団はならではの役割ってあるんです。
その人ならではのあの人ならではの役割。
しゃべるの上手な人おれば全く無口の人も。
それを職員が個性を出す事でお年寄りも「俺も個性出そう」とそうなっていったらこれは楽しいと。
だから新しい職員がこの盛り上がりに感動して就職したんですよね?あれなんかはほんとに人材不足の中で門戸を開放するという一つの大きなきっかけ手段だと思いますね。
お年寄りが楽しめるような介護をどう職員側が引き出してその職員引き出す時に職員だけではそれはやっぱり限界があります。
制度の壁もあります。
いわゆる介護の質が反映する介護報酬の体系にはなってないんですね。
ここで中村さんが示したのは施設が受け取る介護報酬のグラフです。
お年寄りの要介護度が高くなるにつれて必要な介護サービスが増えるため施設の報酬は高くなります。
中村さんの提案は職員の創意工夫でお年寄りの要介護度が改善した場合にそれに対する報酬もあるべきではないかというものです。
お年寄りの生活能力が向上した時にそれが反映するような介護報酬の体系も私は考えて頂きたいなと思いますね。
要介護度がもし入居者の方が4から3に下がったとしたら逆に施設の収入が減ってしまうという事になるんですね。
確かに介護員側としては良くしてあげたいな体を良くしてあげたいなという事で歩行練習とかもしますし運動とかを積極的にやるようにはしてるんですけれども頑張ってやってるのに収入が減るっていう面ではちょっとおかしいっていうふうに思うところはありますね。
そういう制度についても一考の余地ありと。
大いにあると思います。
そういう事ですね。
さあここまではですね介護の楽しさについての働いている介護職員の楽しさそれから介護施設を利用するお年寄りの楽しさについて話し合ってきました。
続いては地域の住民ボランティアの介護に関わる楽しさについて考えていこうと思います。
多くのボランティアが施設の運営に参加している中村さんの特別養護老人ホームです。
ボランティアの坂本敬子さん。
ボランティア歴は27年になります。
入居者はみんな顔見知りです。
毎週日曜日の朝食事の配膳をしています。
おはようございます。
来ましたよお食事。
忙しく働く職員を手伝いながら入居者の話し相手にもなります。
坂本さんは趣味の書道を生かしたボランティアもしています。
書道歴30年。
師範の腕前です。
月1回の教室を入居者は楽しみにしています。
いや…。
(笑い声)坂本さんがボランティアを始めたきっかけはそれまでしていた仕事を辞めた事でした。
もともと商店街の一角で化粧品店を経営していた坂本さん。
40代の頃先行きを考え店を閉める事にしました。
ちょうどそのころ中村さんの老人ホーム園田苑が坂本さんの家の近所に建てられました。
中村さんはその運営に地域の人にも関わってもらいたいと顔見知りだった坂本さんたちに声をかけました。
ボランティアを始める事になった坂本さんに伝えられた中村さんの言葉は意外なものでした。
ボランティアの自由に任せるスタイルです。
そして中村さんからの注文はただ一つ。
それだけでした。
すると坂本さんたちから次々とアイデアが生まれ自然に活動の幅が広がっていきました。
入居者の声をきっかけにお茶の会も始めました。
ユニークな活動も始まりました。
たばこを吸いながら入居者の話し相手になったり服に火が付かないように見ていたりするボランティアです。
ボランティアを始めて3年後坂本さんはボランティア大学に進む事を決意します。
何のためにボランティアをするのか深く学びたくなったからです。
そこで坂本さんはボランティアの目的は自分の住む町の地域づくりにある事を学びました。
坂本さんが地域でまず始めたのが独り暮らしをしている高齢者の食事会です。
手作りの食事を振る舞います。
家に閉じ籠もりがちな高齢者に外出してもらい会話を楽しんでもらうのが目的です。
更に独り暮らしの高齢者の見守り活動も始めました。
あこんにちは。
不安な事や体調について自然に聞き出し課題があれば福祉の専門職につなぎます。
坂本さんは地域の人が気軽に立ち寄れるようにと図書コーナーのあるサロンも作りました。
かつて診療所だった場所を借り受け本棚を置きました。
坂本さんはこうした地域づくりの楽しさを若い世代にも伝えようとしています。
この日は娘の真紀さんをここに誘っていました。
真紀さんたちに安心して暮らせる地域づくりを受け継いでいってほしいと願っています。
尼崎市でボランティア活動を続けます坂本敬子さんに来て頂きました。
どうぞお入り下さい。
(拍手)次々と活動の幅を広げてますね。
そうですね。
本当に我々のボランティアはねどの活動もそうなんですがほんとにボランティアが楽しくやってるんですよ。
いろんな人の出会いと関わりからさっきもよく出てましたけどほんとに感動を頂くそれから笑いを頂く涙を頂く。
ボランティアが結果的に自分の生きがいになってるという状態じゃないでしょうか。
「ボランティアは地域づくりだ」という言葉もありましたよね。
やっぱり地域にたくさん知り合いがいるって事が一番大切な事だというふうに私は思ってます。
それが少し発展してお互いが少しずつでも助け合うような地域になればそれが一番住みやすい地域というふうに考えてます。
だからやっぱり私たちの住む地域はこんなに住みやすい町はないと誇りを持ってます。
やっぱりボランティアが自由闊達に動くという事はお年寄りにとっても非常にいい事。
やはり私はボランティアと施設というのは対等平等互恵の関係だと。
そして施設とボランティアは新しい社会をつくる良きパートナーなんだと思ってます。
ボランティアを最近始められた後ろの吉田さん。
本当に私たちはまだ毛の生えた程度のボランティアなのでなんか皆さんのお話聞くとすごいなあって感じでこれからできるかなあっていうかちょっと気後れしてるとこもあります。
最初は私たちもそうですよ。
園田苑が出来た時ねやっぱり何をやっていいか分かんないんですよ。
最初はそれこそドライヤーしたり。
でもねそうやってるうちにどんな事がお年寄りにとって楽しい事なのかうれしい事なのかそして私たちもやって楽しいかという事が見えてくるんですね。
その活動を見て自分のためにもなるしすごく充実できる自分の人生をすごく明るいものにできるというか。
すごいみんな笑顔で生き生きとしてるなというのが一番すごく印象に残ったというか。
本当に介護の現場っていうのは何であれ楽しい楽しいのがやっぱりケアの一つの基本だろうと思いますね。
つくり上げていく楽しみ創造的なものがある。
やっぱり私は介護っていうのは重労働ですけれども非常にヒューマンで知的な労働だと思うんですね。
人に関わるという。
その中に皆さん方が関わって頂くと。
そしてそれぞれの喜びを皆さんで見つけ出して頂きたい。
それが必ずやお年寄りの笑顔を生み出すしお年寄りの活性化を高める事につながるんだなと思ってます。
最後にグループごとに分かれそれぞれの立場から人材不足に対して何ができるか話し合います。
渡辺さんも最初に聞かれて…うんカボチャ粥。
グループごとに発表します。
Aチームでは「地域とつながる福祉を目指して」と決めました。
地域ボランティアでは「地域の高齢者が気軽に集まれる場所の提供」「高齢者が元気でいることを目標として活動を盛り上げてほしい」。
施設・専門職では「施設間や行政とつながりを持つ」「共にイメージアップを図る」「施設の特色・活動を社会に発信する」。
国では「給料を上げてほしい」という事が挙がりました。
まず必要な事は「自分が楽しむこと」。
それに加えて「相手も笑顔になるということ」が大事という事です。
あと「地域や若い世代にみて知ってもらう」という事。
今度学校の方に福祉教育の講師の派遣という事でお話をさせて頂いたりとか。
市役所・社協の方ですけどもボランティアをやりたくても分からない方々が多いのではないかという事で案内をして頂いたりとか「ボランティア活動とニーズのマッチング」という事でいろいろ紹介して頂くというような事が必要なんではないかという事です。
「ボランティアと施設の意思疎通をはかる」という事で施設側もボランティア側もどういう事をしたいのかしてもらいたいのかお話し合いをしながらでも進めていきたい。
あとは「元気な高齢者の人達に軽度の生活支援を手伝ってもらう」という事で高齢者の方にもそういう礎を担ってもらう。
「みんな笑顔の気仙沼」という題で決めさせて頂きました。
ありがとうございます。
(拍手)では皆さんからですね今日の感想を頂きたいと思います。
介護って奥が深いなっていう事ともう一つは人がいっぱい増えるように私たちも日々楽しみながら介護の仕事を続けていけたらなと思いました。
施設だけが頑張っても人員確保とかっていうのはちょっと難しい話なんでしょうし役所だけが頑張っても難しい話。
地域ぐるみで考えていけば徐々に変わってくるところは絶対あるなというような事は思いましたので本当に今日いろいろ勉強させて頂いて今後に生かしていきたいと思います。
ありがとうございました。
いろいろな方々とつながりながらですねその介護の職場のイメージアップを一緒に図っていきたいと改めて思ったところです。
我々施設職員また地域それからボランティアまた世代間のつながりという事を我々としては継続していかなきゃいけないのかなと強く感じましたし少しずつですけども明るい兆しも見えてきたというところもあってよかったです。
どうも皆さん長時間お疲れさまでした。
私はやっぱり福祉施設が地域を豊かにしていくんだと我々の活動こそが地域を豊かにしていく原動力であるという事を改めて確認したように思います。
介護は楽しんでやれる仕事なんだと。
そして誇りも持てるんだという。
楽しい事を職員が工夫してやろうというお年寄りと職員とのキャッチボールそれが絶えずやっていける本当にすばらしい職場だと思いますよ。
気仙沼の町をどうしていくかという事に皆さん自信を持って着実に一歩一歩踏み固めながら進めていきたいと思います。
頑張りましょう。
(拍手)ボランティアが通い始めた特別養護老人ホーム。
話し合いのあとボランティアと協力して花見や芋煮会など新たな企画を進めていく事にしました。
地域全体で築く楽しい介護が今気仙沼に広がっていこうとしています。
気仙沼の介護人材の不足という課題の解決に向けて介護の楽しさややりがいに注目しようという話し合い介護現場の方々だけではなくて住民ボランティアの皆さんの積極的な姿が印象的でした。
さて各界のスペシャリストから復興に役立つ技や知識を学ぶEテレの番組「東北発未来塾」。
10月は「空間を作るチカラ」と題しまして世界的な建築家の隈研吾さんを講師に4週にわたってお送りしています。
隈研吾さんは今宮城県南三陸町の新たな町づくりに挑んでいます。
プラン作りにあたって隈さんが大切にしているのは地元の意見をくみ上げて練り上げていく事です。
隈さんから直接教えを受けるのは東北で建築を学ぶ大学生たち。
(笑い声)憧れの建築家に会えただけで大興奮の塾生たち。
しかしその笑顔一瞬にして凍りつきます。
隈さんから難題が出されたのです。
それも超難問。
塾生たちは遊具や展望施設などを考えて隈さんに発表しました。
最初のアイデアの段階では隈さん好感触だったんですがプランが具体化してくると妥協しない隈さん本来の姿が出てきます。
じゃあ…え〜と随分変わったなぁ。
番組史上初の3回連続ダメ出し。
そしてついに最終プレゼン。
舞台は隈さんの研究室がある東京大学です。
東北の復興を担う塾生たち。
世界的な建築家隈研吾さんを納得させる事はできるんでしょうか。
東北発…。
(一同)未来塾!是非ご覧なって下さい。
それでは被災した地域で暮らす方々の今の思い。
福島県田村市都路町の皆さんです。
除染作業は行われふるさとに戻れるようになったとはいえ課題はまだまだ山積みです。
都路区長会の会長をしております。
都路は原発20キロ圏で分断されてしまいました。
警戒区域が解除されましたが人の心は分断されたままです。
私は原木シイタケ露地栽培の農家でした。
今は放射線があるため原木がとれず仕事の再開はできません。
都路の古道地区で暮らしています。
この6月に家を直して戻ってきました。
まだ戻ってきてない人は大勢います。
これからはこの地域を新しく作っていく時期に来てると思います。
2015/10/20(火) 02:00〜02:50
NHK総合1・神戸
明日へ−支えあおう−復興サポート▽楽しい介護で豊かな地域をつくろう〜気仙沼2[字][再]
介護人材が不足する気仙沼。施設の職員や入所者、住民ボランティアなどが、介護の「楽しさ」や「やりがい」を感じながら、高齢者を支えていく地域づくりについて話し合う。
詳細情報
番組内容
気仙沼市では若い世代の多くが仙台などに移り、介護人材の不足が起きている。長引く仮設暮らしで支援が必要な高齢者が増える中、地域全体でどのように介護現場を支えていくかが課題になっている。番組では、介護の「楽しさ」と「やりがい」に注目。尼崎市の特養ホーム理事長・中村大蔵さんとともに、施設の職員だけでなく、入所者も住民ボランティアも楽しく介護することで、安心して老いることのできる地域を作ろうと話し合う。
出演者
【出演】特別養護老人ホーム理事長…中村大蔵,【キャスター】内多勝康
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
福祉 – 高齢者
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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