サラメシ 2015.10.19


いや〜今日もおいしそうなもの並んでますね〜!こんばんは中井貴一です。
実はこれ全てある県の名物料理なんですがどこだか分かります?一番のヒントはこのノドグロかな?テニスの錦織圭君の大好物。
そう今日の「サラメシ」は「まるごと島根スペシャル」!秋の島根でうまいサラメシ探しちゃいます!でまずはこちら。
島根といったらやっぱり外せません…旧暦の10月は全国の神々が出雲の国に集まる月。
ほかの土地では神様が留守になるため神無月といいますがここ出雲では神在月と呼ぶんです。
大安のこの日。
神楽殿では埼玉県から来たという由利さんご夫婦の挙式が執り行われていました。
え〜お日柄もよくお二人の…とにかくおめでとうございます!いやでもね今回の主人公はお二人ではなく…この方山崎充史さん42歳。
今日もここ出雲大社で仕事…だそうです。
来た来た来た。
山崎さんは出雲大社で行われる祭事や行事の写真を委託されたカメラマンの一人。
おはようございます。
おめでとうございます。
ちょっと今日は無理言いまして申し訳ございませんが。
祖父の代に出雲大社から婚礼写真士として委託を受け今年で67年となる写真館の3代目です。
あとはニコニコニコっちの方がいいですがいかがでしょうか?記念撮影に許される時間は挙式の前や披露宴との間。
僅か30分ほどだそうですがそこは勝手知ったる出雲大社撮影は流れるように進みます。
出雲生まれ出雲育ち。
幼い頃からこの境内が遊び場だったという山崎さん。
家業を継いで今年で15年。
現在は出雲大社の公式記録写真も担当。
60年に一度の平成の大遷宮の様子も撮影しています。
はいじゃあお嫁さんからお上がり頂いて…。
この日のラストは神楽殿の前で。
山崎さんが婚礼写真で一番こだわるのがきれいな打ち掛けのライン。
風でまくれたりしないようにまち針で丁寧に固定。
3代続く小さな気遣い。
この日は晴天に恵まれましたが結婚式はどんな天気でも行われます。
だから山崎さん曇りや雨の日にも合う独自の撮影ポイントもあるんですって。
そんな山崎さんのランチタイム。
出雲大社での撮影がある日はここと決まっているそうです。
やって来たのはなじみの中国料理店。
今日は新入社員の山下さんを連れてさしでランチ。
はいお二つで。
はいかしこまりました。
(取材者)いかがですか?これがカメラマン山崎さんのサラメシ。
大切な撮影のあとや午後に向け気合いを入れたい時に頼むという四川風マーボー豆腐定食。
本場中国産の香辛料の激辛具合に一発でとりこになったそうです。
まずは日課のランチ写真。
とにかく辛いものが大好き。
ほかにも四川風冷やし担々麺やカレーで気合いを注入する事も!山崎さんいわくこのマーボー豆腐は一心不乱に辛さと向き合え脳みそがリフレッシュするんだそうです。
(せきこみ)ちなみに新人の山下さんはこの日が初めての激辛マーボー。
大丈夫?むせちゃってすごい汗。
汗が。
神在月の出雲。
この先も祭りや神事の撮影が数多く控えています。
激辛で大汗かいて気合いメシ!山崎さん頑張って下さい!続いては島根県の県庁所在地松江で聞き取り調査。
今日のランチ何を食べますか?さっきそこで食べてきました。
鉄板焼きの店でボリューム満点のランチを食べたというお二人。
職場はお隣の出雲市。
ですが今日は松江で特別な仕事があったためこのランチにありつけたんだとか。
(取材者)先生ですか?はい。
一緒に子どもたちと。
(取材者)ああ年に何回かしかない。
なるほどね。
確かにホルモン入り焼きそばは給食じゃ出ないか。
(取材者)弁当作ってるんですか?はい。
えっ何年?
(取材者)じゃあ事務所で食べる?そうですね。
食べます。
(取材者)赤貝の煮つけ?煮つけ。
(取材者)へえ〜。
聞けば小ぶりな種類の赤貝を煮たもので島根ではよく食べるんですって。
わあ〜これごはんが進みそう!あ〜そうですね。
ドラマにちょびっとだけ似てるという銀行マンの方には写真をお願いしました。
一応撮りました。
(取材者)見せてもらっていいですか?
(取材者)お店の人に写真撮るよって言ったんですか?言いました言いました。
言いましたから。
(取材者)ありがとうございました。
よろしかったですかね?
(取材者)どうでした?グッドグッドおいしい。
食事中ちょびっと出てきてくれたんですね。
心優しき銀行マン!お手数かけました。
(取材者)えっこの辺の…。
そうですまさに…これはランチも兼ねてるんですけど。
地元のお米仁多米を使ったおだんごがサラメシか〜。
おいしいんだよ仁多米。
みたらし食べたい!ご協力頂いた皆さんありがとうございました!続いては島根の海で働く男たちのサラメシ。
お邪魔したのは創業120年という隠岐汽船。
松江市にある七類港を出港し隠岐諸島にある4つの港を巡ります。
観光客はもちろん島への物資輸送など地元住民にとっては大事な足。
そんなフェリーで働く男たちの胃袋を支えているのが乗務員専用食堂の厨房。
そこで腕を振るうのがこちら山岡利春さん49歳。
船の上でのまかないいや楽しみ!おはようございます。
厨房の責任者司厨長の山岡さん。
その日に使う食材を市場で仕入れて出勤です。
山岡さんが司厨長になったのは7年前。
助手の松本さんと共に乗務員19人分3食のまかないを仕込みます。
波の穏やかな日はいいのですが海がシケれば厨房も大揺れ。
だから停泊してるうちに3食分の仕込みをするんだとか。
こう足をこうやってふんばるとかしないと…。
じゃないとこうなりますけんね。
出航まであと1時間半。
朝食を食べにやって来たのは接客業務を担当する事務長の…実はフェリーが停泊しているのは本土松江市。
乗務員のほとんどが隠岐諸島に住んでいるため週の半分以上は船で寝泊まり。
だから3食まかない付きなんです。
そうです。
実は山岡さんと大塚さんは同期入社。
30年来のつきあい。
聞けばこちらの会社新入社員は研修として接客業務と厨房助手を兼務。
3年ほど勤務したのち接客か厨房か希望を聞いてもらえるんです。
人と接する事が好きだった大塚さんは接客業務を選び今や事務長に。
一方料理が大好きだった山岡さんは乗務員の胃袋を支える司厨長になりました。
(取材者)接客はあんまり…。
(取材者)事務長はおおらかな方?松江市七類港から隠岐諸島へ向けて出航です。
山岡さんは既にランチの仕上げに。
この日のメインは得意料理だという担々麺。
炒めておいたタマネギに合いびき肉をドサ〜ッと。
で隠し味にはみそ。
コクが出て濃厚な味に仕上がるんだとか。
最後にさんしょうを入れてピリ辛に。
それだけじゃありません。
サイドメニューは手羽先のから揚げと昨晩から仕込んだという自家製チャーシュー。
船内の厨房は全て電気調理器なのでバーナーで軽くあぶって香ばしく。
これが本日のまかないサラメシ。
ガッツリと肉尽くしの3品。
肉のうまみとタマネギの甘みたっぷりの担々麺に自家製のあぶりチャーシューは丼で。
辛いものが苦手な乗務員のために油そばも用意しました。
一番手は甲板部と事務部の若手。
1人ずつ食べる量を確認してから仕上げ調理。
ゆでたて出来たてを提供します。
はい!頂きます。
揺れる船内結構体力を消耗するそうで味付けは基本濃いめボリューム多め。
20分後若手乗務員と交代でやって来たのは山岡さんの同期大塚さん。
確かにね50代の胃袋にはちょっと多いかな〜?選んだのは油そば。
どうです?今日の同期の味は?あれ?ちょっと濃ゆかったか。
あらっ濃ゆい?しょうゆだれがちょっと多かったですかね。
お酢を入れて味を調整。
どうです?あ〜よかった。
山岡さんナイスリカバリー。
同期だからこそうまいと言わせたい!山岡さん夜ごはんでリベンジかな?頑張って下さい。
さて山岡さんたちも昼ごはん。
食べるのはいつも最後。
でっかいすり鉢!何でもこれ厨房助手の松本さん専用の器なんだとか。
はい頂きます。
はいゴー食べよう!すり鉢で担々麺とはダイナミックっていうか大食いっていうか…。
頂きます。
頂きます。
山岡さん同期大塚さんへの一杯を反省しながらサラメシ。
お〜あのすり鉢担々麺を僅か5分で完食!ところなんですけれどこれに…。
実は担々麺の残ったスープにごはんを加えるのが山岡さん一押しの食べ方なんだとか。
出ました!山岡流即席担々ぞうすい!あら言っちゃった。
いいの?みんなラーメン食べてるのに。
麺にごはんとダブル炭水化物。
これぞ船で働く男のチカラメシ!海も料理も大好きだからこの船の厨房が自分の城。
山岡さんごちそうさまでした。
誰にでも昼はくる。
弁当箱の中のドラマを探して東へ西へ。
お弁当ハンターの…今回は奥出雲の伝統工芸品雲州そろばんの工房へ。
江戸時代から続くその技術は木目の美しさと共に玉の動かしやすさに定評があります。
カメラマンの阿部ですけど。
よろしくお願いします。
あっ内田さんですか?今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
(阿部)何かそろばんっていう言葉自体何か懐かしいなって。
全部ほとんどやっております。
今海外からも注目されているという日本のそろばん。
阿部さん今日はどんなお弁当に出会えるのでしょうか。
こちらの工房でのそろばん作りは分業制。
13人のスタッフそれぞれがほぼ手作業で行っています。
ベテラン職人の堀江さん。
竹の軸を枠に刺す作業の真っ最中。
そうですね〜はい。
実はこの工房そろばん作りを後世に残そうと地元の3社が集まっている協業組合。
需要が減ったとはいえ年間2万丁もの注文があり新学期を迎える春先は休日返上の忙しさなんだとか。
今年の春には新しいスタッフが3人加わりました。
枠軸玉などを組み合わせて作られる雲州そろばん。
中でも重要なのが昔ながらの製法で作る木の玉。
プラスチックではありません。
そろばん作りで初めて現代の名工に選ばれた内田文雄さんがその玉を作ります。
素材となるのはツゲの木。
この木を専用ドリルでくり抜きます。
意外と簡単そう…と思ったあなた甘い!よ〜く見て下さい表面がザラザラ。
これでは使い物になりません。
ここからが内田さんの腕の見せどころ。
カンナの刃を使って削ったカスが一直線になるように。
するとどうです?見て下さい。
美しい玉の出来上がり。
(阿部)木の目に合わせてこうやってるんですね。
(阿部)これはすごいきれいじゃないですか?いいものは見た目も美しい。
それが内田さんのもの作り哲学。
さあお待ちかねお弁当の時間です。
(阿部)これですか?そうですよ。
おっすごい!
(阿部)これは参った!
(堀江)参ったでしょ。
炊き込みごはんがおいしそうな堀江さんの弁当。
でもやっぱり気になるのはハートの卵。
わ〜お何か…
(阿部)えっ?
(堀江)妻の愛。
内田さんの弁当は品数豊富な愛妻弁当。
いいですね〜と思ったら中身でなく別のところにこだわりが!これで買った。
この模様がそろばんの玉に…。
なるほど見えなくもないな〜。
さすが名工そろばんへの愛!実はこの日皆さんの弁当にはある共通点がありました。
何だか分かります?正解はお米。
どの弁当も新米だったんです。
地元の仁多米はちょうど今が刈り入れ時。
(阿部)どうですか?お味は。
えっ?頂きます。
え〜どうもお後がよろしいようで。
今日出会ったのはこんなお弁当たち。
いかがでしたか?「まるごと島根スペシャル」。
秋の島根にはおいしい笑顔があふれていました。
それでは今日はこの辺で。
お相手は毎日仁多米を食べている中井貴一でした。
2015/10/19(月) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
サラメシ[字]

まるごと島根県特集▽祭事や結婚式に大忙し!出雲大社の委託カメラマンに密着。▽現代の名工に選ばれたそろばん職人▽松江と隠岐を結ぶ定期船のまかない飯

詳細情報
番組内容
今回はまるごと島根県で▽60年に一度の遷宮で観光客が大幅に増えた出雲大社。委託カメラマンの山崎充史さんは、祭事に結婚式にと大忙し。毎日の自分のランチもパシャリ!▽お弁当ハンターの写真家・阿部了さんが訪ねるのは、現代の名工に選ばれたそろばん職人。巧みの技とそれを支えるお弁当を拝見!▽松江と隠岐を結ぶ定期船。乗組員たちのお昼は船上のまかない飯。まかない担当は出港前に市場で食料を仕入れ、揺れる船内で調理
出演者
【リポーター】写真家…阿部了,【語り】中井貴一

ジャンル :
バラエティ – 料理バラエティ
情報/ワイドショー – グルメ・料理
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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