【ソウル聯合ニュース】ソウルをアジアの代表的なファッション都市に育てようと、ソウル市が20日、「ファッション産業発展の総合計画」を発表した。
市は今後のファッション界をリードする新進デザイナーを積極的に発掘、育成する計画だ。「ソウルファッションウイーク」に合わせたコレクションで有望デザイナーを選び、海外進出と広報を支援する。新進デザイナーに創作やコンサルティングの場を提供するソウルファッション創作スタジオも拡充する。
ファッション産業の世界競争力強化に向けた対策としては、来年、ファッションショーと見本市を組み合わせたイベントを開催する。海外進出が難しかった中小のファッションブランドを中心に、ミニファッションショーや商談会を設ける計画だ。
また、世界的な競争力を持つと評価される新進デザイナーのブランドを毎年選定し、海外の主要展示会に参加できるよう支援する。
ソウルのファッション産業の中心地、東大門は近年、インターネット通販や製造小売業(SPA)ブランドに押され気味で一般の買い物客が減っているが、再活性化に向けた支援策も講じた。東大門商圏が連携し、「衣」に食と住、見たり楽しんだりできる催しを組み合わせた体験型ツアーを開発する。