【ソウル聯合ニュース】北朝鮮で事実上の長距離弾道ミサイルの発射を統括する国家宇宙開発局の国際宇宙航行連盟(IAF、本部パリ)加盟が取り消されたもようだ。米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)が20日、報じた。
RFAは米国の北朝鮮専門メディアの報道を引用し、イスラエルで開かれていた国際宇宙会議で北朝鮮・国家宇宙開発局のIAF加盟が認められた後、16日(現地時間)の最終審議で取り消されたと伝えた。IAFの関係者は、平和目的の活動だけを追求するというIAFの目標に北朝鮮・国家宇宙開発局がふさわしい機関かどうか、もっと調査が必要なためだと説明したという。
北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、国家宇宙開発局のIAF加盟が決定したと報じていた。
IAFは平和利用を目的とした宇宙開発を奨励するために1951年設立された国際団体で、北朝鮮は長距離弾道ミサイルの開発と発射の名分を得るために加盟を進めていたとされる。北朝鮮は平和利用を目的とした人工衛星の打ち上げと称しているが、国際社会はこれを大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発とみなしている。