【大田聯合ニュース】韓国中部の大田市で19日に開幕した「世界科学首脳会議」は2日目の20日、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国と韓国、中国、日本の科学技術分野の閣僚級が一堂に会する「ASEAN+3科学技術閣僚フォーラム」を開催し、科学技術分野における協力策を模索した。
この会議は、経済協力開発機構(OECD)の枠組みで1962年に始まった科学技術分野の閣僚会合を拡大したもの。科学技術の革新を通じた持続的な経済成長を模索する。アジアで開催されるのは今回が初めて。
韓国未来創造科学部の主催で開かれたフォーラムでは「ASEAN科学技術革新行動計画」(APASTI)の効果的な推進に向け、ASEAN加盟国と韓中日間の協力策を議論した。
同部の崔楊姫(チェ・ヤンヒ)長官は開会のあいさつで「ASEANと韓中日が科学技術の成果を共有しASEANの科学技術の発展を促進する方策を模索してほしい」と述べた。
参加者は前日に開かれた「第2回韓国―ASEAN科学技術共同委員会」で議論された▼ASEAN科学技術協力ネットワークの実現▼科学技術における人的交流協力▼科学技術革新プラットフォームの構築――などを土台にして、さまざまな意見を交わした。
ASEANは1981年に「ASEAN科学技術実行計画」(APAST)をまとめ、研究開発(R&D)の協力強化や技術の商業化を推進するプログラムを実施してきた。
APASTに革新の概念を強調したのがAPASTIで、ASEANは11月に行われるASEAN科学技術閣僚会合に「2015~2020年APASTI実行計画案」を上程する計画だ。