木曽の山を水源として伊勢湾に注ぐ木曽三川。
その河口に桑名があります。
水運の拠点として栄えてきた桑名の町。
三岐鉄道北勢線は西桑名から阿下喜まで20.4キロを結びます。
この路線を空からたどってみましょう。
JR線や近鉄線などが乗り入れる桑名駅。
そのすぐ隣。
黄色い電車が止まっていますね。
ここが…
(発車確認する声)さあ「空からてつたび」の始まりです。
北勢線の車両は普通の列車より一回り小さくなっています。
かわいらしいミニサイズの列車が市街地を走ります。
画面の左に員弁川が見えてきました。
北勢線は終点の阿下喜までこの川に沿って走ります。
かつて桑名へ木材や農作物などを運んだ員弁川。
川沿いに暮らす人々の足として北勢線は1914年に開業しました。
列車は東員駅へ。
北勢線の中心拠点となっている駅です。
楚原駅を出た列車はちょっと変わった橋にさしかかります。
少し見にくいけれどここでは農業用水が線路の下を斜めに流れています。
その用水の向きに合わせて形に工夫が凝らされたねじり橋。
アーチにひねりが加えられているのです。
今から100年前に建設された貴重な土木遺産です。
続いてさしかかったのは…美しい3つのアーチが目を引きます。
列車が終点の阿下喜駅に到着しました。
鈴鹿山脈の麓に広がる阿下喜の町。
山から切り出された木材がここから出荷されていきました。
山の麓の町と港町をつなぐ北勢線は100年にわたって人々の暮らしを支え続けてきたのです。
2015/10/19(月) 14:50〜14:55
NHK総合1・神戸
空(そら)からてつたび「三岐鉄道北勢線」[字]
ローカル鉄道の魅力を空撮を中心に紹介。三重県の三岐鉄道北勢線は、全国でも珍しいナローゲージを走る。かわいらしい小型の列車の走行映像を沿線の絶景とともに紹介。
詳細情報
番組内容
各地のローカル鉄道の魅力を空撮を中心に紹介。三重県の三岐鉄道北勢線は、全国でも珍しいレールの幅の狭いナローゲージで人気の路線。かわいらしい小型の列車が走る様子を、車窓風景、運転席からの前面展望映像、そして、ダイナミックな空からの映像でつづる。JRや私鉄の鉄道の車内アナウンスで有名なクリステル・チアリさんのナレーションで、初めて目にする斬新な鉄道風景を沿線の絶景とともに紹介する。
出演者
【語り】クリステル・チアリ
ジャンル :
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:23232(0x5AC0)