韓中日3カ国は、来月初めにソウルで開かれる3カ国首脳会議において、北朝鮮の核問題を含む共同宣言を採択する案を協議中だという。韓国外交部(省に相当)の当局者は19日「韓中日3カ国は、かつて3カ国首脳会議開催を機に、共同宣言または共同声明を採択してきた。今年は、共同声明より格が上の共同宣言を採択する方向で協議している」と語った。
共同宣言の内容について、韓国政府の消息筋は「共同宣言は、3カ国間の実際の協力事業などに関する内容が主なものになるだろうが、北朝鮮の戦略的挑発の可能性が残っているだけに、『政治的信頼』の部分に北朝鮮の核問題関連の記述が入る可能性がある」と語った。
3カ国は、最近開催された韓中首脳会談、米中首脳会談、韓米首脳会談で採択された表現を参考にして、北朝鮮の核問題に関する表現を調整中だという。韓国政府の消息筋は「北朝鮮の核問題解決が急がれることを強調し、北朝鮮に対して国連安保理の制裁決議や9・19共同宣言の順守を求める内容になる。非核化対話再開のため、3カ国が努力するという内容も盛り込まれる」と語った。
これと共に、共同宣言には「歴史を直視し、未来に向かう」という表現も含まれる可能性がある。これは、歴史認識に対する日本の態度変化を求める内容で、今年3月にソウルで開かれた韓中日3カ国外相会議でも採択された表現だ。