来年発売の現代・起亜自ハイブリッド車、プリウス超え燃費目指す

来年下半期には電気自動車も

来年発売の現代・起亜自ハイブリッド車、プリウス超え燃費目指す

 韓国・現代自動車と傘下の起亜自動車が、エコカー(環境対応車)分野にビジネスの主軸を移している。現代・起亜自は19日、来年上半期に現代自が「AE」、起亜自が「DE」というプロジェクト名のハイブリッド専用車をそれぞれ発売すると発表した。来年下半期には新型電気自動車(EV)も発売する。

 いずれもコンパクトカーで、エンジンや電気モーターなどの動力システムは共有するが、AEはプリウスと同じような5ドアハッチバック、DEは起亜自「ソウル」のような、一般セダンとスポーツタイプ多目的車(SUV)の中間モデルであるクロスオーバーSUVとなる。

 現代・起亜自の関係者はAEとDEについて、トヨタ自動車の代表的なハイブリッド車「プリウス」の燃費(1リットル当たり40キロ)を上回ることを目標に開発すると説明した。

 下半期には、AEとDEを基盤にしたEVとプラグインハイブリッド(PHEV)モデルを発売する計画だ。ソウルのEVモデルは1回の充電で148キロ走行できるが、リチウムイオン電池の効率性を高め、1回の充電で200キロ近く走行できる車を開発するという。

 現代・起亜自はエコカーの種類を現在の8車種から2020年までに22車種に増やし、小型車からSUVまでラインアップをそろえる計画だ。現代自の関係者は「今年から18年にかけ11兆3000億ウォン(約1兆1900億円)を投じ、モーターやバッテリーなどエコカー主要部品の基幹技術確保に力を入れる」と話している。

ユン・ヒョンジュン記者
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