校長室だより
平成27年10月16日更新
「喜んでいただいたこと 嬉しかったこと
― 高校野球部 岡山県大会 初優勝 中国大会初出場!― 」
金光教の前教主のお歌の中に「よきことの 話題にのぼる ききおれば 世にあかるさの 加わるごとし」という歌があります。 2 学期前半は多くの方に喜んでいただき、私どもにとっても大変嬉しいことがたくさんありました。
ほつま祭(文化祭)も中高の体育会も、保護者の方々をはじめ、合わせて約5000名近くの方々にお出でいただき、盛大で素晴らしいものになったことは、大変嬉しいことでした。
また、本校が国際化教育・グローバル教育を進めている中で、9月終わりから10月初旬の間に、約50名もの外国(オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ)の中高校生や大学生や先生方が来校、そのうちの大部分は本校の生徒や先生の家庭でホームステイをし、家庭でも学校でも、素晴らしい交流ができたことも大変嬉しいことでありました。
さらに、「東京ほつま会」を始め、「岡山」や「福山」でも和やかな同窓会が行なわれたことなど、嬉しい集いがたくさんありました。しかし、何と言っても多くの皆様に喜んでいただいたのは「高校野球部 岡山県大会初優勝 中国大会初出場」の快挙であります。
数日前(10/14)の山陽新聞の読者の投稿欄に、倉敷市の三谷原るり子さんという方の次のような文章が掲載されていました。
「県初 V の金光 次は甲子園へ」
「秋の岡山県高校野球大会で夏春含めて初優勝した金光学園野球部の皆さんおめでとう!『創部68年の悲願を達成』と次の日の本紙は伝えていました。2011年夏、あと一歩で甲子園という時がありました。今でもよく覚えています。この時、今のメンバーの主力は金光学園中 1 年生でスタンドで先輩の悔し涙を心に焼き付けたそうです。『絶対に監督と甲子園へ行きたい』と決心し、日々の厳しい練習にも頑張ったのでしょう。文武両道で頑張っている皆さん、ぜひ中国大会でも好成績を収め夢の甲子園へ行ってください。野球部のOBの方、そして卒業生の方々がたくさん応援しています。岡山県民の中にも金光学園応援団が大勢いると思います。私は高校野球が大好きな一人として是非中国大会で頑張ってほしいです。来年うれしい記事が新聞に載るのを楽しみにしています。」
という大変嬉しい投稿文でした。 高校野球部は8月下旬から始まった、秋の県大会の予選を3連勝し、9月26日に開幕した県大会出場(県下16チーム)を果たしました。そして、26日の県大会の初戦、翌日の準々決勝に連勝し、27日の時点で、4年ぶりのベスト4進出が決まりました。
私はその日は、東京で行なわれる「ほつま同窓会」に出席するために上京しておりましたが、ベスト4進出の朗報を新幹線の中で聞き、私はその挨拶の中で「中国大会は3チームが出場できることになっています。是非来週の準決勝、決勝を勝利し、中国大会に出場し、皆様に喜んでいただければと願っています。共々に、ご祈念いただきますようお願い申し上げます」と報告やお願いをさせていただきました。 準決勝の行なわれた10月3日は、本校の中学校の体育会でしたが、その閉会式直前に、またしても「準決勝に勝利し、初の中国大会出場」という嬉しいニュースが飛び込んで来ました。そこで閉会式の中で、中学の生徒や応援にきていただいていた保護者の方に嬉しい報告をしたようなことでした。翌4日の決勝戦の日は、私は午前中金光教本部の大祭での特別参拝者のご案内という役目がありましたので、そこでも皆様に「本日午後から決勝戦がありますが、皆様にもお祈り添えいただきますようお願いします」と同じような挨拶をさせていただき、その後マスカット球場にかけつけました。すでに決勝戦は始まっていましたが、すぐに3点を先制、さらに2点の追加点で、5対0となりました。しかし、午後からは「岩さんを偲ぶ会」という、元の寄宿舎の舎監を長年勤められた佐藤岩雄先生を偲ぶ同窓会に出席することになっており、後ろ髪を引かれる思いで球場を後にしたのですが、結局、6‐0で快勝し、この会でも「ついに初優勝しました」と嬉しい報告ができました。春・夏・秋を通じての初の優勝という快挙を成し遂げ、「初中国大会出場」という願い通りことが現実となりました。本当に嬉しいことでありました。
そして、この文章を書いていた16日に、中国大会の組み合わせが決まったとの連絡が入りました。(10月17日の新聞に発表)1回戦は23日に鳥取県立境高校と対戦、勝てば25日に宇部商業と創志学園の勝者と対戦、更に準決勝、決勝は 10/31 、11/1に、いずれも島根県で行なわれることになっています。夢は膨らみますが、春の選抜甲子園大会に出場するためには、中国大会で3勝はしなくてはならないと聞いており、まだまだ越えなければならない壁がたくさんあります。しかし、ここまでに多くの方々に喜んでいただきましたことを大変嬉しく喜ばしてもらっています。
次の「校長室だより」でも皆さんにさらに喜んでいただけるような報告が出来ればと願っています。この校長室だよりをご覧頂いた皆様にも是非お祈り添えいただきますようお願い申し上げます。
(10月19日加筆 )
前述の文章をホームページにアップした翌日(10月18日)の山陽新聞に、昭和50年卒業で、浅口市の今城慎二さんからの、またまた嬉しい次のような投稿がなされていましたので、追記してご紹介させていただきます。
「感慨深い金光の県高校野球 V 」
「金光学園高校の秋の岡山県高校野球大会優勝に対し、高校野球ファンとして、また同校OBの一人として、心からの拍手を送りたいと思います。40年前、私が高校生のころ、当時全国レベルの強豪校だった倉敷工と対戦した同級生が「打球が速すぎて怖いくらい」と話していたのを思い出します。そんな弱かったチームが、長い歳月を経てたどりついた優勝には、何とも言えない深い感慨があります。思い続けていれば、夢は実現するということを証明してくれたようで、私自身も大いに勇気をもらいました。
チームメイトを信じるということ、そして『人を大切に』という金光学園精神を胸に刻み、中国大会での健闘、その関門の向こうに見えてくる初の甲子園出場を祈っています。母校に新しい感動的な歴史が刻まれていくことを楽しみにしています。」という嬉しい投稿でした。