2015年10月23日

公開


「ヒジリ先生」の強さは、まだ目標としているアマの段クラスにまでとどいてないと思うのですが、公開することにしました。

将棋アプリの名前は、「地球愛将棋」にしました。

「地球愛パズル」のサイトにある、将棋アプリであるということでの「地球愛将棋」です。

「地球」も「愛」も、将棋にはあまり関係なさそうですが・・・・
こじつけるならば、地球に存在するチェス系ゲームのなかで、取った駒を再利用できるという、愛にあふれた将棋というゲームのアプリである、というところでしょうか。

考えてみると、ネーミングの苦労はもう無くなりました。
このあと作るアプリには、「地球愛〜」と名前をつければいいのです。
「地球愛碁」「地球愛麻雀」「地球愛オセロ」「地球愛ポーカー」・・・なんでもいけます。

将棋GUIと、将棋思考エンジンのJavaScriptコードが336.5KBありました。3200行と、6500行くらいです。
サーバーからの転送量を減らすために、これを圧縮しました。
まず、packerというサイトとOnline YUI Compressorというサイトで、圧縮して、さらにgzファイルにしました。
336.5KBが、45.4KBまでなりました。
他のコードや、音声、画像データと合わせて、154KB程度。さらに、three.min.jsがGoogleのサイトから読まれて、これが、96KBほどです。
転送量は結構減らせたのですが、初期化での時間が結構必要みたいです。
スマホやタブレットなどの遅い端末では、起ちあがりまでのストレスがあるかもしれません。






posted by Osamu at 10:50| Comment(0) | 「地球愛将棋」開発日誌

2015年10月09日

将棋思考エンジン作成中・・・その3


「ヒジリ先生」は10万ノードを探索させています。

この「ヒジリ先生」と、ターゲットにしているアマの段クラスはあるだろうと思える、3つのUSI対応の将棋思考エンジンと20回対戦させてみました。

対戦条件は相手が1秒です。
定跡なしの2つには、8勝12敗と6勝14敗。
定跡ありの1つには、4勝16敗でした。

すこし弱いですが、まあ公開してもいいかなと思えるぐらいのレベルです。

評価関数が、駒の絶対位置での評価と、敵玉との1つの駒の位置関係による増加、遠目の利きの評価、持ち駒の時の評価。これだけなので、あと、玉と駒との関係を厚みを含めて評価したいです。

枝刈りや、評価関数のコードが少し増えて、探索速度は遅くなりました。
開発に使っているPCのChromeで、1秒に6〜7万ノードくらいです。
iPad2のSafariで10秒が基準と思っていたのですが、1秒に5000〜6000ノードとなり、10万ノードだと15秒以上かかります。
しかし、「ヒジリ先生」は10万ノードで行こうと思います。

評価関数が決まれば、差分計算などで、もうすこし探索速度を速くできる可能性もあります。
また、定跡をもうすこし充実させることで、全体の対局時間も少なくなるはずです。

ブラウザアプリの良いところは、小さな修正でも、常に行っていいというところです。ある程度の大きい修正があったところで、バージョンアップしてダウンロードしてもらう必要がないからです。
ですから、ブラウザアプリは、ある程度、出来上がったら公開して、ブラッシュアップを続けていくのが良いような気がします。



posted by Osamu at 13:44| Comment(0) | 「地球愛将棋」開発日誌

2015年10月06日

白黒つける


将棋GUIも、完成が近づいています。

多分、3Dの将棋GUIでは宿命だと思うのですが、手番がはっきりしない場合がある・・・・という問題があります。
これは、視点をまったく固定していないと類著になります。
そのために、動かした駒にマーカーを付けたり、盤の枠に筋や段を表示したりする方法が取られます。また、どちらの手番であるかを文字で知らせたりします。
それでも、2Dの将棋GUIのように、必ず人間側が、向かって下側の陣ということがないので、解かりづらい場合があります。

そこで、後手(上手)番を白、先手(下手)番を黒として、その色を円柱にして、それぞれの陣側の盤外に表示して、手番を解かりやすくしてみました。さらに、指す手番の時は、円柱を円錐にしてみました。
これで、解かりやすくなっていればいいのですが・・・

結局、リアルでない部分は、

・駒台マニピュレータ
・駒を動かした時のマーカー
・対局中でないときの駒箱マニピュレータ
・対局中に手番の駒をタッチした時の指せる位置を示す駒ガイド
・手番を白黒の円柱、円錐で表す手番マーカー

となっています。
筋や段は表示していません。
もう一つ、リアルでない部分は、駒台に駒が多くなりすぎた時に、駒台が伸びることです。

また、将棋思考エンジンの作成にもどります。



posted by Osamu at 09:56| Comment(0) | 「地球愛将棋」開発日誌