サッカーJ2…
その社長に去年35歳の若さで就任した…
本当にこういった大役をやらせていただくに当たって生半可な気持ちでは到底できない…FC岐阜の試合を見に行ったことのある人手を挙げて…
彼の力強い声は1年もたたないうちに…
国の交付金をこの…
実は恩田さんはこれを発症していた
全身の筋肉が急速に衰える病気で
やがて声を発することすらできなくなってしまう
失われゆく声をテクノロジーで
よみがえらせようとする男がいる
開発したのは本人そっくりの
…を作り出すかつてない技術
難病から元気な声を
楽しい会話を取り戻すための挑戦を追った
Ihaveadream
FC岐阜の社長恩田さんが
難病ALSであることを公表したのは今年1月
皆さん今日もありがとうございますみんなで応援して今日は勝ちましょうよろしくお願いしますラララ…恩田聖敬
衰えた声を振り絞り共に戦っていくことを誓った恩田さんに
サポーターからエールが送られた
しかし今シーズンチームは苦戦が続き
成績は低迷する
恩田さんは病気とも苦しい闘いを続けていた
スタジアムのけん騒の中では
インタビューの言葉がうまく伝わらない
この夏山岸が恩田さんの元を訪れた
こんにちはちょっと失礼します
声のクローンの制作を依頼されたのだ
スマホやタブレット端末に文字を入力すると
すぐに本人の声で読み上げる
声を出して話すのが難しいのでこの機械を使って会話しています
恩田さんが元の声を取り戻すための山岸のプロジェクト
完成はひとつき後の予定だ
コンピューター科学などを扱う国立情報学研究所で
音声合成を研究する山岸
開発した声のクローンとはどんなものなのだろう?
「初めまして、私が、山岸、順一です。
」と打ちまして初めまして私が山岸順一です
録音したものではなくコンピューターが作った声だ
「音声合成の、研究をしています。
」音声合成の研究をしています簡単に言えば…あい…
実はこれまでの合成音声は
実際に人が読んだ声をいわば切り貼りをして作っていた
ユメ
コンピューターの声といえば一昔前ならこんな感じ
ユメノトビラプラス
それが山岸たちの技術によってなめらかな口調になり
人の感情まで表現できるようになった
例えば電話の自動応答などに使われる音声ソフト
そのキャラクターの1つヒカリさんにしゃべってもらうと
これが今普通にしゃべったものなんですけども…しゃべったタイプです「夢の扉+」お楽しみに「夢の扉+」ちゃんと見てよね
悲しい気持ちも表現できる
「夢の扉+」ちゃんと見てよね
こうした音声合成のプロである山岸が開発した声のクローン
既に実生活で使っている人がいる
去年恩田さんと同じ難病を発症した…
食事をするにも左手で右手を持ち上げないと口まで運べない
体ばかりか口や舌の筋肉も急速に衰えていく
大好きなおしゃべりができなくなり
引きこもりがちだった
背中が○○まってる感じああかたまる感じ
しかし今は山岸の音声アプリを手にしたことで
人任せだった買い物にも行くようになったという
この日もヘルパーの女性と地元の商店街へ
指は動かせるので文字入力に支障はない
きぬかつぎってどう食べればいいですか?これはね皮むかないこのままゆでるの生ダメ切ってから塩ゆですると早めに火が通るトウモロコシも2本くださいわかりました2本ね
直接文章を入力するほかに
買い物や交通など
生活の場面ごとに用意された例文を選んで使うこともできる
例えば薬が必要なら
健康に関する例文から選んでタッチするだけ
どうもありがとうございます
山岸に声の制作を依頼した恩田さん
完成を待ちながらいつものようにサポーターを出迎えていた
社長今日こそは勝とうね頑張りましょう・今日もよろしくお願いします
出せる限りの声で…
社長就任以来欠かさず続けてきたことだ
実は山岸には
恩田さんの声の再生に特別な思いがあった
いつまでも家族やサポーターと会話をしてほしい
難病と闘う人たちの姿が山岸の心を揺り動かす
山岸が声のクローンの原型を作ったのは
10年前イギリスのエディンバラ大学にいた頃だった
今も研究員として在籍しているこの大学は
音声合成の分野で世界屈指の研究機関だ
当時ひたすら基礎研究に没頭していた山岸
それをどう社会に役立てるかなど考えもしなかったという
もともとコンピューターが楽しそうにしゃべってくれたらうれしいなぐらいの気軽な気持ちでやっていたので
きっかけはある女子学生の一言
「なるほど」
名案だと思ったが山岸は尻込みした
Ibuythreeapples.
実はそっくりの声を作るには
本人が数十時間にわたって文章を読み上げ
録音する必要があった
そんな負担を病人に強いることはできない
そこで山岸はたくさんの人の声を集めて
声のクローンのベースとなる
平均声を作ることに
例えば同じ文章を読み上げた数人の声のサンプルがある
藍色の衣装を着ていたアイドルに今すぐ会いに行きたい
一斉に再生すると…
(同じ文章を読む複数人の音声が流れる)
このバラバラな声を…
つまり人の声を数式にして平均を割り出す
声を数式にするという技術
その基礎を築いたのが
山岸が師匠と呼ぶ徳田教授だ
波形を見ていただこうと思いますあらゆる現実をすべて自分の方へねじ曲げたのだ
声は通常このような波形で表されるのだが…
すべてええ
例えば…
(徳田)「え」の音っていうのはこの音の高さ…
音の高さと強さを数値化すると
このようなグラフでも表すことができる
グラフになるということは数式にだってなる
(徳田)これは音声波形を…
それをコンピューターで分析すると
声の特徴がはじき出されるのだ
(同じ文章を読む複数人の音声が流れる)
集めたすべての声の特徴をコンピューターで平均化すると…
藍色の衣装を着ていたアイドルに今すぐ会いに行きたい藍色の衣装を着ていたアイドルに今すぐ会いに行きたい
これがもはや誰の声でもない平均声
声のクローンのベースになる
例えばそっくりの声を作りたい人が
大阪出身の35歳の男性なら
関西の30代の男性数十人の声を集め
その人たちの平均声を作る
そこに男性の声の特徴を掛け合わせれば
そっくりな声が再現できる
こうして喉頭がんで声帯をなくした患者に
初めて声のクローンが届けられた
山岸の研究は話題となり
平均声を作るためのサンプルを集める
ボイスバンク・プロジェクトがスタート
日本でも1000人を超す声のボランティアが参加している
今年の夏にはあの恩田さんが社長を務める
FC岐阜のサポーターたちも参加した
山岸の基礎研究はいつしか
研究室を飛び出し実践の場にあった
研究者の領域を超えてこそ技術の発展がある
いよいよ恩田さんに完成した声を届ける
全身の筋肉が急速に衰えるALSを発症した…
おはようございます
去年まで普通に出ていた声を失いかけていた
元気な声をよみがえらせいつまでも会話ができるように
山岸が声のクローンを届ける日が来た
お久しぶりですお世話になります・遅れて奥様も見える予定になってますよく聞いている方に判断していただけるとベストだと思います手とかはどうですか?
指先がおぼつかなくても操作できるよう
画面のカーソルが自動で動き
ボタンを押して言葉を選ぶ方式にした
押せてます押せてますうまいですねもう一度そこで押すと…開きましたね
果たして山岸が作り上げた恩田さんの声とは?
声を出して話すのが難しいのでこの機械を使って会話していますこんな感じで読み上げて…もう1回聞いてもらいましょうかもう一度ここのボタンを声を出して話すのが難しいのでこの機械を使って会話していますそれではまず最初に私の自身のことについて少しお話しさせていただきたいと思います
奥さんからは合格が出た様子
山岸も一安心
私の名前は恩田聖敬ですすごく今日はうれしいです
操作にも慣れてきた恩田さん
初めて自分の手で文字を入力してみる
一体どんな言葉を?
どなたですか?
それは奥さんの名前だった
ひとつき後山岸が開発したアプリを
どう使っているのかを見せてもらうため
恩田さんを訪ねた
声のクローンを手にしてひとつき
恩田さんを訪ねこれまでの会話を聞かせてもらった
今日のごはんは何?ごはんいつですか?俺はラーメンが食べたい昼ごはん食べたいですたべものニムルミビル湯ネフメヌユニフチペツヌ…
うん?これは?
実は恩田さん幼い子どもたちと
いつもこのアプリで遊んでいるそう
山岸先生このたびはすばらしいものをご提供いただき本当にありがとうございます仕事もプライベートも含めてしゃべることは自分の最大の武器と思い今まで生きてきましたALSという病気になってその武器が奪われそうなときに先生の開発したアプリと出会うことができ今までどおりにはいかないですが完全に武器を失わずに済みそうです声は私にとってかけがえのないものですこれからも大切にしていきますすばらしい私も子どもがいるので…子どもが喜んでくれるのはうれしいですね言葉面だけじゃなくて…どうやってニュアンス伝えればいいのかもちろん研究者は考えていますけれどもまだ答えは見つかってないですいけると信じてますでも…手法としては数式だと思います
人の声そして思いを伝えるため
山岸はこれからも研究の垣根を飛び越える
次回は登山ブームの裏で相次ぐ…
そこで奮闘するのは高所での専門医療を知り尽くした…
…にも同行しサポートした
日本の中で…世界も…
山での事故を予防する…
ナレーターは彼にバトンタッチ
撮影秘話を紹介しています
詳しくは番組ホームページまで
2015/10/18(日) 18:30〜19:00
MBS毎日放送
夢の扉+[字]【坂口憲二▼“失った声”を取り戻せる!? 日本発の音声合成技術】
病魔で声を奪われても…最新技術で「声のクローン」実現!?
詳細情報
番組内容
もしあなたが、病気で声を出せなくなってしまったら。
そんな“失われた声”を、よみがえらせる先端技術があるという。
ある特定の人の声の特徴をとらえ、コンピューターで“そっくりに再現する”という「音声合成」研究の第一人者、国立情報学研究所の山岸順一。
そんな山岸のもとに、ある人物から「声を作ってほしい」との依頼が。
サッカーJ2、FC岐阜の恩田聖敬・社長、37歳。
番組内容2
「自分の声は、自分自身が生きていることの証」
恩田さんは、今年1月、全身の筋肉が急速に衰えていく難病「ALS」であることを公表した。
病気の進行が早く、発症からわずか1年ほどで、声を出しづらい状態に。
『いつまでも“自分の声”で会話してほしい』
山岸は、恩田さんの『声のクローン』作りに乗り出した。
恩田さんの“思い”を伝えるその「声」とは?
出演者
【ドリーム・メーカー】国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 准教授 山岸 順一(36歳)
【ナレーション】坂口憲二
音楽
小田和正「やさしい雨」
関連URL
【番組HP】
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/
【twitter】@yumetobiplus
http://twitter.com/yumetobiplus
【facebook】
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制作
【制作協力】TBSビジョン
【製作著作】TBS
おことわり
番組の内容と放送時間は変更になる場合があります。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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