戦後70年の節目に歌で平和を願おうと、中野市民合唱団「コール・ヴェルデ」が、公募で集まった市民らと「レクイエム(鎮魂歌)合唱団」を結成した。11月1日、市民会館(同市三好町1丁目)で開く演奏会で、フランスの作曲家フォーレの「レクイエム」を合唱する。

 「ここはもっとつなげるように歌ってください。さあ、もう1回行きましょう」。18日午後、市豊田文化センターで、市民合唱団指揮者の高橋正道さんによる熱心な指導が続いた。譜面を持った男女約40人が指導に耳を傾け、練習を繰り返した。

 結成60年以上になる市民合唱団は20~60代の27人で構成される。ここに今年4月以降、「レクイエム合唱団」のメンバーとして、おもに北信地方に住む26人が加わった。2年ぶりとなる市民合唱団の定期演奏会で披露する本番に向けて、月1回程度、全体練習を重ねてきた。