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中国人民銀行 追加の金融緩和策を発表
10月23日 21時00分

中国人民銀行 追加の金融緩和策を発表
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中国の中央銀行「中国人民銀行」は23日夜、24日から政策金利をこれまでより0.25%引き下げるなどとする追加の金融緩和策を発表しました。中国経済の減速が鮮明になるなか、景気下支えの姿勢をさらに強めるねらいがあるとみられます。
「中国人民銀行」は23日夜、金融機関が企業に資金を貸し出す際の基準金利をこれまでより0.25%引き下げて年4.35%に、預金の基準金利もこれまでより0.25%引き下げて年1.5%とし、24日から実施すると発表しました。
中国人民銀行は去年11月から断続的に政策金利の引き下げを行っていて、一連の利下げとしてはことし8月に次いで6回目となります。
また、中国人民銀行は、すべての金融機関の預金準備率を24日から0.5%引き下げることも発表しました。預金準備率は、銀行が預金総額のうち中央銀行に預けなければならない額の比率のことで、この比率を引き下げると金融機関の貸し出しを増やす効果が期待されます。中国が金融機関全体の預金準備率を一斉に引き下げるのは先月に続くもので、中国の大手銀行の預金準備率はこれまでの18%から17.5%になります。
中国は、不動産向けの投資や企業の設備投資が伸び悩み、物価も政府の年間目標を大幅に下回るなど内需の弱さが目立っていて、今週発表したことし7月から9月までのGDP=国内総生産の伸び率が、前の年の同じ時期に比べて6年半ぶりの低い水準にとどまりました。
今回の追加の金融緩和には、中国経済の減速が鮮明になるなか、景気下支えの姿勢を一段と強めるねらいがあるとみられます。

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