生字幕放送でお伝えします伊藤⇒スタジオパークから…観客⇒こんにちは!ありがとうございます。
伊藤⇒きょうの司会、清水ミチコさんです。
清水⇒よろしくお願いします、伊藤雄彦アナウンサーです。
伊藤⇒きょうのゲストご紹介します。
ゴージャス。
俳優の三田佳子さんです。
お願いします。
拍手
すてき。
お願いします。
よろしくお願いします。
びしっとスーツ姿が決まりますね。
華が違う。
ぱっと明るくなるような。
三田さんスタジオパークご出演18年ぶり。
そんなにたちますか、早いですね。
早すぎますね。
そんな三田さん今ご出演のドラマ大河ドラマ「花燃ゆ」でこういう格好で出ていらっしゃいます。
阿久沢せいさん役です。
舞台が群馬に移りましてきっぷのいい男勝りの役です。
群馬の明治時代の群馬の女性を代表するそういうイメージを作るのに本当に大変でした。
実在しない。
その辺、じっくりお話を聞きます。
また三田さんの俳優人生にもぐぐっと迫ります。
三田さんへの質問・メッセージをお待ちしております。
たくさんお客さんがみえています。
本日のゲストは俳優の三田佳子さんです。
三田⇒よろしくお願いします。
ことし三田さんは芸能生活55周年。
これもあっという間です。
55年、すごい。
すごいですね芸能人として。
そうですか?すばらしいと思います。
何にも中身はないんですけれども月日ばかりがたっていってしまいました。
三田さんはNHKの大河ドラマに数々ご出演いただいております。
いちばん最初は1965年「太閤記」です。
私が生まれた年です。
淀君の役です。
生まれた年?嫌だ。
茶々役ですね。
当時のよしだなおやさんという大変優秀な演出家でプロデュースされていらっしゃってその方から東映まで、東映の女優だったのでお迎えできてくださって何が何でも三田佳子で茶々を、淀君をやってほしいと言われて緒形拳さんがこれでデビューなさったそのころです。
なかなか東映とかの映画の俳優さんが簡単にテレビに出演という感じではない時代でしたね。
そのあと「竜馬がゆく」「国盗り物語」。
そして「いのち」「花の乱」と主演を2回。
女性で2回大河ドラマの主演をされている方は三田さんだけです。
肉体派だったんです。
普通はなかなかできないです体力的に。
病気にもなりました。
でもまだこんなに元気でね。
何でしょう、生かされているんですね。
大河ドラマの主演をやるというのは大変だとおっしゃいましたけれどもその辺の大変さ、われわれは分からないですがどのくらい大変ですか?台本7冊ぐらい、最高で持たされて7冊分の部分部分を全部自分なりに、把握してやるということそのことだけでも、7本ですよ。
時代も変わりますし。
同じ日に、一日にということですか。
そうですね。
朝から晩まで。
精神的にも大変だし肉体的にも大変ですよね。
「いのち」は橋田壽賀子先生のご本でしたので有名である長いせりふが1年3か月におよんで橋田先生のせりふを覚えて「いのち」というタイトルどおり命と心がテーマなんです。
ですから本当にあらや、おろそかにはできなくて二十歳から60代まで。
40代のときに二十歳の役ですね。
44歳で二十歳の役でした。
恐ろしいですね。
見える。
40代とは自分でもおそれいってしまうんですけれどもそういう仕立てになっておりましたので頑張って。
追っかけが当時いたんですよね。
二十歳の新人が出てきたと思って追っかけてくださった。
痛快な話ですね。
誰のことかなと思って私が車で移動するときとかこれが放送されていたのでとにかく1年間の人気ドラマでしたからいろいろな人が知っていて汽車に乗ってどこか行くときにずらっと人が。
今のAKBとか汽車で移動するときにすごく人がいて誰か乗っているの?と言うとAKBと聞くんですけれどもあの当時、私もどなたが乗っているのと聞くと人気者が、と聞くとどうも私を追いかけていてびっくりしちゃって、二十歳の新人かわいい新人がいたということで追っかけてくださって真ん中ぐらいまでは本気で追っかけて途中からだんだん老けに入っていきますと経歴とかいろいろ生まれとか子どもがいたとかお母さんより上だとか。
気付いちゃったんですね。
でもしばらく追いかけてくれました。
2本主演を続けて。
真反対の、室町時代の。
日野富子役ですね。
この方は実在された方でお墓参りをしてちゃんとやらせていただきました。
大変な希代の悪女と言われた時代を先行して生きた女の人なんです。
1000年も昔に男勝りに時代を動かした方なので悪女と言われたんですね。
歴史の中で決して悪女じゃない。
すごいすぐれ者の女性だったということに気がついて悪女になりきれなかったかもしれないですね。
それ以降21年ぶりに今回ご出演の「花燃ゆ」。
今回、明治編になって舞台が群馬に移りまして三田さんの役柄先ほどちょっとご説明がありました、阿久沢せい役です。
真央さん演じる美和を支える実業家の妻です。
江守徹さんが夫ですね。
群馬はかかあ天下とからっ風と言われますがご主人を立てているようで見えないところで手のひらの上でうまく泳がせてというかことばは悪いんですけれどもね。
ご主人のほうも安心して任せるかげの部分もね。
そういう役どころなんでなかなか難しかったです。
ここが群馬。
(銃声)新天地に到着早々、追いはぎに襲撃された2人を救ったのが地元の実力者の妻阿久沢せいでした。
大丈夫かいね。
うちの馬車に乗んねえから追いはぎになんか狙われるんだいね。
私は楫取様の下で働かしていただきます勧業課長の阿久沢の妻のせいと申します。
私どもより、お祝いの席をと上州名物のおっきりこみにこい料理でございます。
どうぞ、はい奥様。
私もあまりお酒は飲んだことないので。
(笑い声)なんともおぼっこい。
おぼ、おぼっこい?ここでは女であろうと酒は飲みます。
お酒も飲むし、高笑いはするし声は大きいし、1つのキャラクターを作りまして声の感じも三田さんと全然違いますよね。
ここはやくざと渡り合うシーンです。
これから先のシーンです。
たんかを切ったり。
何かと切り抜けていくそういう役どころです。
顔の色も真っ黒。
真っ黒に塗っています。
それほどには見えないんですが真っ黒です。
勢いが出て。
情にあつくてそれでいて機転が利いていざとなればどこにでも飛び出していく。
子どもがいないんですよ私の役はね。
夫と2人で二人三脚でずっと上り詰めていくというそういう役どころが主人公たちの生き方にも少しずつ影響を及ぼしていくというそういう存在なんです。
今回、21年ぶりにご出演なんですが出演のきっかけがあったそうですね。
そうですね、私直前まで「ファウスト」というミュージカルになんと挑戦しておりまして。
再演だったんですけれども若いジャニーズのABC−Zという方、お二人とコンビを組んでやりました。
これのあと次にある舞台が控えておりますので2か月間に絶対に休むと空けていたんです。
終わった、休もうと少しは家のことにも目を向けて何かいろいろ自分なりの楽しみのことをやろうと思っていたらそこに天のはいざいとでも言いますかね。
ぴったりその2か月間に休もうと思っていたところにNHKの「花燃ゆ」のスタッフから話がきまして私は無理だから若くないですからねそんな無理なことして失敗したらかえってご迷惑をかけるからと遠慮したんですずいぶん長いこと。
ですけれども、最後の最後に主人公の井上真央ちゃんが三田さんとやれたらうれしいってそう言ってましたとプロデューサーがおっしゃったの。
そしたらグラグラときちゃってやっぱり私の若いころいろいろな先輩に支えてもらっていろんなこと教えてもらったので真央ちゃんのためにやるのが当たり前。
私の立場として、それで思い切ってやっちゃった。
休みがなくなってしまいましたけれどもねありがとうございます。
とても彼女、私のことを慕ってくれて、いい感じで途中参加というのはなかなかなじめないんです。
役柄どうしも人間関係もそうなんですけれども役柄がなじめない。
しかも途中から群馬へ恐る恐るやって来るわけですからそこのときにとても彼女が私に全幅の信頼を寄せてくださったのでやりよかったです。
写真にも表れていますね。
初日に初めて会ったときです。
井上真央さんは三田さんをどう思っていたのかお話を伺いました。
この大河ドラマを2度経験した人っているのかなっていう話にみんなで、なったときに調べたらそれが三田さんだったんですね、女性で。
これを2回も経験してるってもう、人としてどれぐらいのパワーを持ってるのか信じられないっていう話をしていて。
でも最初、そのころは全然共演するっていうことは分からなかったときだったんですけどそういう印象もありましたしお見かけしたときのオーラというかその、女優さんとしてのオーラのすごさみたいなものを子どものころに覚えていて。
その印象でやっぱりなんかどっかびびってしまっていたというか。
ちょっと怖いなって最初は思ってましたね。
1つのシーンに懸けるエネルギー量みたいなのがものすごくて。
そのシーンを撮り終えた毎回ワンシーン撮り終えるたびにはあ、もう無理、とかもう疲れちゃった、っていうそのギャップがかわいらしくて。
なんか私の緊張をほぐすっていうのもあったんですけどそういうおちゃめなことを常に言ってたのが印象的でしたね。
ありがとう。
本当に疲れるんですよ。
本当は休む予定だったんですものね。
2か月。
しかも阿久沢せいさんは歴史上の人物ではないので明治の群馬県の上州ですね、当時。
上州の人間の心意気とかきっぷとか持ち味を自分の姿から感じてもらわなきゃいけないのでそこは責任重大でしたね。
というふうに演じられていたんですがここで井上真央さんからクイズです。
画面に決定ボタンが出ていらっしゃる方は決定ボタンを押してクイズに参加してください。
井上真央さんが撮影中に三田さんのことを見ていてすごいと思ったことがあるそうです。
お考えください。
この3つの中から、井上さんが三田さんに対してすごいと思ったことは何だったかお考えください。
メールです。
群馬県の女性、40代の方です。
「花燃ゆ」、群馬編の放送拝見しました。
上州かかあ天下で有名な群馬ではありますが、三田さんの群馬弁があまりにも品がよくてにっこりマーク。
農村部でさえ日常でも聞かれなくなった上州弁の魅力を再発見しました。
ことばの語気、イントネーションの使い回しで上州弁で苦労されていたことを教えてください。
これからも三田さんのご活躍楽しみに拝見しています。
難しかったです、上州弁。
微妙なんです。
関東のことばとそんなに違わないっていうんです。
それだけれども、時々語尾ですとか始まりですとか独特な言い回し。
イントネーションとか?イントネーションです。
それをさらりと土地の人間ですから、ぎくしゃく言ってたんじゃだめなのでそこは一生懸命やりました。
最後にお別れのごあいさつのときに群馬で教えてくださった先生が私のごあいさつで感激してくださって。
さようなら、って言うときもまだ泣いていてくださってうれしかった。
よくやってくれたって、ことばを。
群馬に行っても最近上州弁をしゃべる方が少なくなってますからね。
そんな三田さんでございましたが井上真央さんが撮影中びっくりして驚いたすごいと思ったことです。
視聴者の皆さんの答えです。
いちばん多いのが苦手なことを笑顔で演じていた。
これがいちばん多いですね。
そして料理をすべて平らげたが次に多くていちばん少なかったのがお酒を飲んで演技した、です。
答えを井上真央さんからです。
三田さんが、うねうねしたこのくらいの蚕、白くてちょっと毛虫みたいなんですけどそれを、がってつかんでここに載せてほらって見せてきたんですよ。
それ台本にはなかったんですけどぱっと見たらすごいここが鳥肌立ってて。
なのに、スタートってなるともうなんか勇ましく取ってばっとやる姿と、このぶつぶつが。
ああ、さすがだなっていうのとやっぱり苦手なんだなっていう意外な一面が見れましたね。
正解は苦手なことを笑顔で平然と演じた、が正解です。
お蚕さん、触ったことがないんですけれどもあのシーンで真央ちゃんにお蚕さんの説明をするんですよ。
このときに本当に動いているんですよ、この籠いっぱいいるの。
その中の1匹1匹をちょっと取ってほらってやるのをやらないと、やっぱり役どころとしてうそになっちゃうので。
鳥肌が立っていた。
見られていた。
笑顔だ本当に。
群馬の人は当時お蚕様といって蚕をすごく大事にしていましたから。
養蚕業が盛んでしたからね。
それもメインで出てくる世界遺産になった富岡製糸場の始まりなんかもこのドラマで出てくるわけですよ。
これができないと。
女優ですね。
鼻の先まで持っていって動いてるのを見せるの。
今後、そのシーンも出てきますのでチェックして楽しみにしていただきたいです。
ぜひご覧ください。
今週が2回目かな?ご登場は今度2回目になりますね。
最後まで出ますので見てください。
今度は三田さんにぐぐっと俳優人生迫っていただきましょう。
プロフィール紹介です。
三田佳子さんは1941年生まれ大阪のご出身。
近所でも有名なおてんばなお子さんでした。
これはげたが気に入ってね当時こんなにかわいいものがなかなか手に入らなかったの。
ここは神戸の宝塚なの。
タイル張りの珍しいところで母親が手縫いで縫った生地から作ってくれたワンピース。
赤いお花のかわいいの。
でも写真で見るとね。
いやいや、かわいいですよ。
パーマもかけているのよ。
おしゃれさんだったんですね。
小学生のとき、自転車に乗ってバスにひかれそうになったことがあるそうですね?とにかく何も考えないで飛び出していく性格なのでしょっちゅう危ないことがあって学校で平均台の練習をしてそのイメージが取れないまま家に帰ってくる途中に細い川が流れていて小さい橋がかけてあるの。
平均台の棒に見えて川が流れているのに、その橋を歩いていっちゃってよしこちゃんが大変って近所の人はうちの母親にご注進にいったぐらい何でもやっちゃうの。
中学では演劇部に入ります。
ラジオが全盛のころだったのね。
学生の役で出たのこれがきっかけで森繁久彌さんから声をかけていただいて。
「東京千一夜」というゴールデンタイムのラジオにずっと出していただいて。
その後、女優になって。
これは織田作之助のほたる、という舞台でごいっしょしたときにね。
1987年の写真ですね。
森繁さんとの出会いが人生の転機でしたね。
そうですね、お尻を触られましたけれど。
女学生だったのに何て言うんだいって本名が石黒嘉子ですってそうかい、かわいいねって制服を着ていたんですそのお尻をね、ちょっと触ってなでられたのそれで、洗礼を受けて女優さんになっちゃったかな。
18歳のとき「殺られてたまるか」で映画デビューするとその後は舞台やドラマなど幅広く活動。
宣伝部のところで撮った写真です。
タイトルが「殺られてたまるか」って。
86年には大河ドラマ初主演。
「いのち」という作品で医師を目指す女性を演じます。
お母さん。
やっぱり津軽はいいわね。
帰ってこれてよかった。
お姉ちゃん本当に戦争、終わったのね。
また別な鳥肌が立ってしまった。
このあと舞台がまたね。
そんな三田さんが、俳優として挑戦し続けているのが舞台。
2009年には宮藤官九郎さん脚本の「印獣」という舞台でランドセルを背負った小学生役からセーラー服姿果ては、かぶりものまで身にまとう新境地に挑戦しました。
何の役なんですか?かぶりものはね、戦隊ものの悪女みたいな、マグロ貴婦人なの。
毒マグロ貴婦人ですね。
そういう役なの。
8役やらされたの。
ランドセルから始まって。
私、脚を出してね。
何でもやっちゃったんですね。
これはシャンソンを歌うしね。
腕をかまれてますね。
古田新太さんも出ててね。
もうめちゃくちゃでした。
泣いて泣いて、できなくて。
剣劇もやったの全部早替わりなの。
せりふもうんとあって宮藤官九郎さんのせりふですからやさしいせりふではないですからね。
演出の河原さんといって今の方ですので普通の演出ではないんです。
泣きました。
これでぼろぼろに壊れちゃって。
それから私は強くなったの。
1回壊れちゃったら怖いものがなくなっちゃって。
いろんな役に挑戦されますね。
今は挑戦することが若さの秘けつなの。
いつも苦しんで泣いて、分からないものに向かっていくということが自分のことを意識している暇がない。
今度の「花燃ゆ」だって結局、挑戦です。
結果的にこの役作りは。
毎回、リセットしてそこから始めると。
はい。
私も小学校のとき、私という他人、というドラマがあって三重人格の役なんですけど見ました。
最後やっと元に戻るんですけれどあのころからやっているから、いまさらではないかもしれないこの挑戦はね。
現在は、来月から始まる舞台公演に向け稽古の毎日を送られています。
きのうから顔寄せがあってお稽古が2週間でもう舞台。
11月から12月、北海道から東北、甲信越寒いところに旅も行くんです。
すごい体力ですね。
この写真は藤山直美ちゃんとのコンビで。
子どもの結婚に振り回される母親どうしがバトルを繰り広げるんですよね。
これは酔っ払って好き勝手になっちゃって。
それまで大だなのおかみさんで気取ってたんだけどお酒を飲んでいるうちにどうにでもなれと子離れをしなきゃ、親も1人で生きていかなきゃって言いながらはちゃめちゃになって歌ったり踊ったりそれでも子どもがかわいいねっていう。
なかなかね、喜劇なんですけどちょっと、ほろっとさせて笑わせてなかなか楽しいお芝居です。
藤山直美さんは居酒屋のおかみで息子がいて三田さんが大だなのおかみで娘がいてその2人を巡って親どうしがいがみあってね。
これも再演なんです。
初演の映像があります。
母親が飲んだくれてて娘のしつけが聞いてあきれるわばか。
なんやて、言うたな!笑いあり涙あり。
時代劇にはなっていますが見ておりますとね、現代劇と心に通うものは何ら変わらないっていうね。
女どうしの殴り合いっていつ見てもおもしろいですね。
気持ちのいいシーンですね。
お箸をぽーんと放り投げて。
酔っ払って何をするか分からないんですよ。
そういうところがお客さんにとても受けて今回も楽しみにしてくださっているということでまた今度も負けずに、へこたれずにつらいことがあっても鳥肌がたっても何をしてもにっこりと笑ってお客さんに楽しんでいただけるように突き進んでいきたいな。
プロですね、さすが一流。
舞台で演じる魅力っていうのはどういうところですか。
舞台はやっぱり、お客様がそこにいらっしゃるということですね。
もちろん「花燃ゆ」も大変なことです。
映画も大変です。
何もかも大変ですが舞台はなんと言っても生、ライブです。
しかも、お芝居をしてそこで皆さんが笑ったり泣いたりハンドバッグからハンカチを出したり落っことしたりいろんな音とともに一緒に演じていく。
自分が気が付かなかったところでお客様から教えてもらえるんです。
これは大きいです。
お客様が、ここで泣くとは思わなかったところですすり泣いたりここで笑うと思わない何気なく言ったところでどっと笑いが出たり。
なるほどって教えられる。
舞台はそこが魅力なんです。
これからお稽古が始まるんですね。
今やっています。
体力的にも大変ですよね。
お誕生日も迎えちゃいましたので年も1つ重ねましたので2年半前に一度、舞台をやったんですがこれも再演なんですね。
ですから肉体的にちゃんと保持して健康を維持して元気よくやるそこはもう気の抜けないところですね。
自分を律して、かぜもひけないし弱音も吐けないし。
せりふが大変です。
これも橋田先生なんですよ。
せりふが長くなるんですね。
ものすごいたくさんせりふがあるの。
立て板に水のように動きながら、演じながら石井ふく子先生の演出ですから動かすんです。
じっとさせていない。
動いて、しゃべって笑わせて泣いて。
傷だらけです。
実はですね完璧に見える三田さんも事務所のスタッフによると困ることがあるんだそうです。
たくさんあるでしょ。
いちばん困ったのは何ですかと伺ったら、方向音痴で困るとおっしゃっていました。
そうなんですか。
何かね、自分で今出てきたのはこっちだなと思って行くと必ず反対なの。
たまにいらっしゃいますけどねそういう方。
私は必ずなの。
NHKのスタジオでも2か月以上ずっと楽屋からセットまでね遠いわけじゃないんです。
分からないわけがないのに反対に行くんです。
不思議ですね。
自分でも不思議でどうしてなんだろうって。
きょう、ここへ来るときにねそれでなんだ、あちらのほうに行きますと教えてくださったの。
なぜかなと思ったんだけどやっぱり逆のほうに行ったら大変だと思って教えてくださったんでしょうね。
1人旅なんかとてもできないですね。
必ず人と一緒です。
スタッフの方によりますと、収録が終わっても一向に楽屋に戻ってこなくて。
違うところに行っちゃったんです。
それでもよくこんな55年もね方向音痴のまま間違いなくやれてきたなと。
周りの方のおかげだなと思います。
そうですね。
俳優・三田佳子さんにぐぐっと迫ってみました。
プライベートのお話です。
最近三田さんが夢中になっていることがあるそうです。
しかも2人いらっしゃるそうです。
だから若いんですね。
あのね、もうボーイフレンドなんてもういないでしょう。
結婚していらっしゃいますしね。
結婚して四十数年ですよねあっという間に、だから顔を見たってこんにちは、おやすみっていうのが精いっぱいでしょ。
一日の話を少ししたり。
そうするとねしゅんとしちゃうの。
仕事場にはすてきな大沢たかおさんがいたり誰がいたりっていうことはあるんですけどやっぱり若いっていうのはこれに勝るものはない。
三田さん、正直ですね。
若いといってもかなり若いボーイフレンドらしいですよ。
5歳なの。
お孫さんなんですよねお二人いらっしゃる。
そうなんです。
長男と次男に1人ずついてそれがまたね、かわいいのよ。
孫ってねどなたもおっしゃるけど…。
目に入れても痛くないってね。
そうならないだろうと思ったら全くそうなりました。
孫なら何でも許しちゃう。
公園に行って砂遊びをしようって言えば行くしひとまわり一緒に走ろうって言えば走れないっていうのに走ろうって言えば無理に走るし。
お別れのときにね彼らもね私を好いてくれているの。
お別れのチューをしてっていうとこのごろてれるようになったけどほっぺにして私もおでことか鼻の頭にしてあげるのね。
そうしたら最後にむちゅっとしてっていうと唇にやってくれるのそれが子どもだからまともにするのよ。
唇にね。
そんなぶちゅってしてもらうことないから。
若返っちゃって。
たまりませんね。
夢中なの。
そんな健康法があったんだ。
お孫さんと一緒に絵も描いていらっしゃる。
2人とも絵を描くのが好きでね。
ここのところ、うちへ来て最初に生まれたほうの子がね恐竜が大好きでめちゃくちゃ恐竜を描いて小さいときには、穴があくぐらい棟方志功さんじゃないかしらっていうぐらい目を近づけて。
描く姿だけが棟方志功さんと似ているなと思って力強く描くのよ。
一筆で考えないで描いちゃうんです。
ババばかなんですけれど。
絵をお持ちいただきましたお孫さんが描いた。
すばらしい。
そこらにあるマジックペンかなんかで。
間に合わないくらいに紙を要求するので渡したらそこにねばばばばって描いたの。
すばらしい。
売れますよ、これ。
アート作品みたい。
わざわざ額装していらっしゃるんですよね。
まあね。
甘いから。
甘いから額装すると形になるでしょう?飾っていらっしゃるんですか。
上にあるのは何ですか。
恐竜だとか太陽とか。
太陽がいくつもあるんだよっておもしろいでしょ?絡まっているのが恐竜なんでしょうね。
家があって電車も。
恐竜みたいな電車なんです。
本当だ。
尻尾もある。
ちっちゃい恐竜もあちこちにいて。
かける字を書いたりサインとかね。
文字がありますもんね。
お孫さんの話を聞いているといつまでも続きますね。
三田さんのお孫さんからメッセージをもらってきました。
「よしこババちゃん僕は、いつだって一緒に遊びたいよ。
また、キックボードしようね。
お仕事、がんばってね。
」お仕事のことを言っていないんだけれど、だんだん分かってきちゃったのでもね、言っていないの。
キックボード。
これはね、もう1人の孫のほうなんだけどその子もね遊びたい遊びたいって。
こんなメッセージをくれるなんてまあ、本当に。
メロメロ。
七五三を終わったばっかりでね早めにやったんですよ。
メッセージありがとう。
うれしい。
少しお時間をいただきまして番組のご案内です。
あす清水さんがご出演の番組があります。
「SWITCHインタビュー達人達」です。
お相手はロボット工学者石黒浩さん。
スタジオパークで収録したんですね。
ここを使わせてもらいました。
なんだかおもしろかった。
初めは話がとんちんかんで合わなかったんだけどだんだん合うようになってきた。
あす放送です、ご覧ください。
おしまいに視聴者の皆さんからの質問・メッセージです。
青森県の方です。
75歳になる父がよだれをたらしそうな顔でテレビに食いついています。
三田さんの若さと美しさの秘けつは何ですか。
今、答えるの?本当に、孫の力それから挑戦している夢中になって何かに向かっているこれしかないですね。
おいしいものは、やっぱり好き嫌いなく何でも食べる。
忙しいときには自分で作ってでもとにかく食べないと出るということはないです。
何が何でも食べます。
あとはお孫さんですね。
メッセージです。
兵庫県の方です。
穏やかな容姿から想像できないバイタリティーがあって、すごみのある演技に毎回引き込まれています。
真の女優さんは三田さんのような方をいうのだと思います。
応援しています。
ありがとうございます。
愛知県の方です。
30代の男性からです。
大河ドラマ「いのち」で三田さんが演じられた高原未希すべての大河ドラマの中で最強の主人公だと思っています。
「花の乱」以来やっと再び大河ドラマに出演されて待ちましたすごくうれしいです。
鹿児島県の方は奄美大島の方です。
小学生のころ初めてテレビで見たとき、きれいと子どもながらに思ったことを覚えています。
中学生の娘と三田さんの出演されるテレビを楽しみに見ています。
美しい三田さんでいらしてください。
江東区の方です。
第二東映時代からのファンです。
同年代の代表として頑張ってください。
俳優人生期待しております。
お元気でということですきょうのゲストは三田佳子さんでした。
どうもありがとうございます。
2015/10/16(金) 13:05〜13:52
NHK総合1・神戸
スタジオパークからこんにちは 三田佳子[字][双]
「花燃ゆ」明治編出演 俳優人生の喜びとは? ゲスト:三田佳子 司会:伊藤雄彦アナ、清水ミチコ
詳細情報
番組内容
双方向データ放送番組。テレビのリモコンを使って、ゲストに関するクイズやアンケートに挑戦!気になるゲストの生トークにあなたも参加しませんか?テレビをネットにつなぐとさらに楽しめます。
出演者
【出演】三田佳子,【司会】清水ミチコ,伊藤雄彦
ジャンル :
情報/ワイドショー – 芸能・ワイドショー
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
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