伊藤和行
2015年10月20日21時39分
小渕優子・元経済産業相の政治資金をめぐる問題で小渕氏は20日、前橋市内で記者会見し、自らの監督責任を認めたうえで「心からおわび申し上げる」と陳謝した。一方、元秘書2人が政治資金規正法違反の罪で有罪判決を受けた収支報告書の虚偽記載については、「スタッフに任せきりにしていた」と自らの関与を否定。地元後援会の理解が得られたとして、議員辞職はしない意向を示した。
小渕氏が公の場でこの問題を説明するのは、問題が発覚して昨年10月に経産相を辞任した後、初めて。19日に発表された第三者委員会の調査報告書は、元秘書が収支報告書を届け出る際、小渕氏は表紙を見るなどするだけで内容を確認しなかったと指摘した。
会見で小渕氏は「表紙を見たり、パラパラめくったり。信頼できる秘書なので、『ごくろうさま』と返していた」と説明。そのうえで、「代表の私に責任がないということではない。今後はこのようなことが起こらないようにしっかり監督責任を果たしていきたい」と語った。
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