安保法、続く「違憲」批判 与党、追及回避の姿勢 【共同通信】
集団的自衛権行使を可能とし、戦後の安全保障政策を大きく転換した安全保障関連法の成立から19日で1カ月を迎える。「安保法は憲法違反」とする野党の批判はやまず、18日には市民団体の抗議集会が開かれた。政府、与党は論戦の舞台となる秋の臨時国会召集を見送る方向で調整しており、追及を回避する姿勢が顕著だ。野党側は、来夏の参院選を見据えた共闘を模索している。 安倍首相は18日、海上自衛隊観艦式での訓示で「もはやどの国も一国のみでは対応できない時代だ。そうした時代であっても、国民の命と平和な暮らしは断固として守り抜く。そのための法的基盤が平和安全法制だ」と強調した。 |