先日、2015年の日本勢の世界への挑戦が終わりました。厳しい日程、過酷な環境の中でよく頑張ってくれたと思います。
特に柏レイソルがベスト8まで来るとは予想していませんでした。なぜなら監督が代わり戦い方も大きく変わるという状況でいきなり2月中旬のプレーオフから始まり、チームを作りながらリーグ戦とACLを並行するという厳しいスタートだったので。リーグ戦の成績は伸び悩んでしまいましたが、ACLは準々決勝で広州恒大と戦うところまで来ましたし、一定の評価はしていいと思います。監督退任報道がありますが…。
AFCの公式サイトでは準々決勝のタイミングからいろんな速報データが見れるマッチセンターが導入されました。
http://www.the-afc.com/afc-champions-league-2015-match-centre
AFCのサイトはアジア杯以外の大会だと試合のシュート数すら見ることができないしょぼいサイトだったのですが、ある程度のスタッツはこれで確認できるようになりました。導入されたのは準々決勝からでしたが、その前の試合のデータもありましたので国別でまとめてみました。
本当はグループステージからまとめたかったのですが、いくつか抜けている試合があったので決勝トーナメントからにしました。シュート数などはOPTA系とは若干数値ズレがあるようです。
調べようと思ったきっかけはですね。試合を見ていて、もしかしたら一番ファウル数が多いのは日本勢じゃないのかと思ったからです。残念ながら当たってしまいました。東アジアでいうと韓国や中国のラフプレーという印象があると思います。実際、特に中国のチームは警告の枚数が多く、退場数は圧倒的です。ただ、通常のファウル数は日本の方が多い結果となりました。決勝Tのデータをチーム別で見ると柏が2位タイ、G大阪が4位でした。 細かいファウルの基準とかの解説ができるほどの知識はないのですが、国際基準に則していない癖があったり、ファウルでしか止められない状況が作られていると思われますね。相手のCK数も多く、セットプレーのチャンスを与えている機会が多いです。 広州恒大戦の場合はボールを取られた後ブラジル人アタッカーに運ばれるのは危険なので、早めにファウルで潰して守備に戻る時間を作る、という意図もなんとなく見えました。これも数値が大きくなった理由の一つでしょう。
支配率の方はわずかに日本勢が上ですが、ボールを持たされている時間が長いのもありますかね。シュートへ持ち込む数が少なければ意味がありません。CK、被ファウルも少なく、セットプレーのチャンスも少ないです。が、逆に言えばこの状況下でも勝負強く勝ち抜けていけたのは凄いと思います。
簡単な国別の結果集計は自分のサイトの方でも載せています。こちらはグループステージから集計。 Soccer D.B. : 2015 AFC チャンピオンズリーグ 国別成績
この記事へのコメントコメント一覧
この記事にはまだコメントがありません