記事詳細
小渕優子氏の政治資金検証、19日に弁護士が結果を報告 本人は同席見送りか
自民党は18日、小渕優子元経済産業相の関連政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、収支報告書などを検証した弁護士が19日午前に東京都内で記者会見し、結果を報告すると発表した。関係者によると、小渕氏は会見に同席しない見通し。
事件では東京地裁が9日、政治資金規正法違反(虚偽記入・不記載)の罪に問われた元秘書で前群馬県中之条町長の折田謙一郎被告に禁錮2年、執行猶予3年の判決を言い渡した。資金管理団体の元会計責任者も有罪判決を受けた。
判決によると、支援者向けに東京・明治座で開いた観劇会で赤字が生じたように装うなどして、4団体の2009~13年分の政治資金収支報告書に計3億2千万円分の虚偽記入と不記載をした。
一方、小渕氏本人については東京地検特捜部が今年4月、嫌疑不十分で不起訴処分とした。