世の中のハロウィン的商法の皆さんに習え

2015年10月23日

本日、ちょっと忙しくてブログは休もうと思っていたのですが、さきほど犬の散歩中にはたと閃いたことがあり、こんな時間に書いても絶対バズらないと知りつつ慌てて書く次第であります。

みなさんは、なんでハロウィンがこんなに日本で流行ったと思いますか!?

キティランドが最初にやって次にネズミーランドがやったからとか、きっかけはどうでもいいのです。なんでバレンタインを上回るほどの消費規模の大きなイベントとして数年間で定着したのかです。ネズミーランドでやったらみんな流行るなら、とっくに電飾付けて走る車が渋谷の交差点にいっぱいいないといけないが、デコトラなんて最近見ないし。

Dekotora
デコトラ Wikipediaより(写真も)
寄付しろ寄付しろとうるさいので1万円寄付したぞ

で、わたしが犬の散歩中にはっと膝を叩きそうになったのだが(実際にコーヒー吹いたって吹いた人がいないように、はたと膝を叩く人っていないよな)・・・・

コスプレ → ハロウィン

と、アンダーグラウンドなイメージを、明るく言い換えただけなのです。考えても見たまえ。中学生くらいの娘がコスプレにはまったとしていったい何割の親がそれに理解を示すか。いやまて、娘ならまだ良い。40代のサラリーマンの父親の趣味がコスプレって友達に胸を張って言えるか。言えるなら相当に親子の関係はいいぞ。

コスプレしたい。自分と違うものになりすましてみたい、という願望は誰にでもある。しかしいままでは「恥ずかしい」「世間体がある」ということで、ひっそりと隠れてやっていた人たち(特にオッサン)もいたはずだ。しかし、ハロウィンということで、胸を張ってコスプレができるのである。この間もFacebookに某社でハロウィン仮装パーティやった写真が投稿されていて、相当なインパクトであった。

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使用許諾もらったので掲載。真ん中の白いのが社長で、仮装大会の成績優秀者だそうな。ちなみに恵比寿のこの会社、訪問したことがあるのであった。
ハロウィン万歳!!自己を解放し、精神的に自由になる特別な日なのだ。いや、自分は興味ないっす。いつも解放されてるからかな・・・

で、世の中には似たような商法がたくさんあることも気づいた。つまり

イメージ悪いものを呼び方変えて大ヒット

というヤツである。ちょっと思い浮かんだだけでもわいわい出てくるわ。まずはこれ。

ジャンクフード → B級グランプリ

であります。仮に「ジャンクフード・グランプリ」という名称であったら、これほど世の中で人気が出たろうか・・
何カロリーあるんだよ的な焼きそばとか、辛いだけの麺とか、いかにも体に悪そうなの勢揃いである。いや体に悪いものほど美味いからそれはそれでありなのだが、「ジャンクフード」というと体に悪そうというイメージが強いので「B級グルメ」と呼び変え、みんな乗せられている。ハロウィンで仮装して歩くように・・・

甲種焼酎割 → プリン体0の焼酎ハイボール

田舎のコンビニとかにいくと、酒の棚で一番幅をきかしているのが

アサヒビール 大五郎 25度 ペットボトル 4000ml×4本
Amazonでは4リットルのボトルが1本1934円。180ccあたり87円。25度のアルコール度数でこの価格。はっきりいって世界で一番安いくらいの価格だ。セブンイレブンとかだとオリジナルのがあってもっと安い。

焼酎甲類は、かつては「新式焼酎」と呼ばれていました。文字通り、伝統的な焼酎に対して「新しい」焼酎という意味です。乙類との一番大きな違いは連続式蒸留機で蒸留を行なっていることです。原料を糖化し発酵して生まれる醪(もろみ)は数本の蒸留塔に連続的に供給され、蒸発、分縮、還流という複数の作用により高純度のアルコールが取りだされます

こちらから
材料はサトウキビの絞りかす・・・・チューハイの焼酎はほとんどこれでございます。「高純度のアルコール → 旨み成分のないほぼエチルアルコール」でございます。
こんなの生のママでがぶ飲みしたらアル中一直線だと思うのだが

プリン体0のチューハイとか言われると体にいい気がしてくるのが謎

です。自分も毎晩飲んでます。芋焼酎より好きなんですが、アル中にはなりたくないです。

さて、つらつらと書いてきましたが、あなたの会社の商品とかサービスがイマイチのウケの場合、それはひょっとしたらネーミングのせいかもしれません。この間、深夜の通販番組で「スッポン××」ってサプリを見たのですが、「わたしも飲んでます」と出てくるおばさまらの顔がどうしてもスッポン顔に見えてしまって困りました。
ネーミングって大事。週末はこの本でも読んでください。

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