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 国土交通省は23日、排ガス規制を逃れるための不正ソフトが組み込まれているディーゼル車が、国内に少なくとも36台あると発表した。ブランド別の内訳は、フォルクスワーゲン(VW)28台、グループのアウディ5台、シュコダ3台で、いずれも2008年以降に米国などから個人で輸入した車だ。

 国交省は、この時期に個人輸入されたVWグループのディーゼル車約230台を調べていた。正規輸入代理店のVWジャパンの協力を得て、ソフトの書き換えを進める方針だ。

 今回の問題を受けて国交省は同日、排ガス検査見直しのための検討会を立ち上げると発表した。来年4月をめどに中間とりまとめを行う。