トップページ国際ニュース一覧北極担当大使 北極圏研究などで日米協力を
ニュース詳細

北極担当大使 北極圏研究などで日米協力を
10月20日 10時30分

地球温暖化で北極圏に対する国際的な関心が高まるなか、外務省の担当大使がアメリカで講演し、北極圏の研究などを巡って日米の協力を拡大していきたいと呼びかけました。
温暖化の進行による氷の減少で北極圏の天然資源に国際的な注目が集まるなか、日本政府は先週、北極圏での資源開発などを巡る国際的なルール作りに日本が積極的に参加していくことなどを盛り込んだ基本方針を初めて決定しました。
これを受けて、外務省の白石和子北極担当大使は19日、ワシントンのシンクタンクで講演しました。この中で、白石大使は「北極圏に関する政策を日米間の協力の新たな柱としたい」と述べ、北極圏の研究などを巡って日米の協力を拡大していきたいと呼びかけました。また、白石大使はロシアとの関係について質問され、「ウクライナ情勢を巡っては意見の違いがあるが、北極は協力できる場所だ」と指摘し、ロシアとの連携も進めていく考えを示しました。
北極圏の開発を巡っては中国なども取り組みを活発化させていて、日本政府としては国家間の新たな摩擦の原因とならないようアメリカとの連携を強化して国際的なルール作りで主導的な役割を果たしていきたい考えです。

関連ニュース

このページの先頭へ