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維新の党:橋下氏が解散主張「お金の分捕り合戦は最悪」

毎日新聞 2015年10月20日 08時20分(最終更新 10月20日 09時42分)

 地域政党「大阪維新の会」の橋下徹代表(大阪市長)と松井一郎幹事長(大阪府知事)は19日、維新の党を解散し、残りの政党交付金を国庫に返還する考えを明らかにした。31日に橋下氏らが設立する方針の新党「おおさか維新の会」に参加する大阪系国会議員と維新執行部は「分党」協議で交付金の分配などを巡り対立しており、新党側には「カネの取り合い」との批判をかわす狙いもあるとみられる。

 橋下氏は19日、自身のツイッターで政党交付金の配分を受けられる「分党」の方法はとらず、大阪系議員の招集で開く24日の臨時党大会で解散を決議すると表明。大阪維新の会の所属議員に送ったメールで「お金の分捕り合戦は最悪。要らなくなった政党を潰して、税金を国民の皆さんにお返しすることこそ維新スピリッツだ」と説明した。松井氏も19日、記者団に対し「維新の党を作った責任がある。(交付金は)きれいに精算したい」と語った。

 一方、維新の党の今井雅人幹事長は同日、橋下氏らの主張について「意味がよく分からない。党を離れた赤の他人が言及するのはおかしい」などと批判した。【松井聡、念佛明奈】

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