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リニア三重・奈良ルート、中間駅「早期確定を」 両県促進会議

 JR東海が東京−名古屋間で二〇二七年度の開通を目指すリニア中央新幹線をめぐり、名古屋−大阪間の早期事業化を目指す三重、奈良両県の「建設促進会議」が十九日、津市内のホテルで開かれた。三重・奈良ルートと中間駅の位置の早期確定などを求める共同アピールを決議した。

 三重県によると、会議には二百八十人が出席。アピールの柱は三点で、ルートや駅の早期確定のほか、東京−大阪間の全線同時開業を要望。ルートの確定に向けては、名古屋−大阪間の環境影響評価の早期着手も求めた。

 建設促進県期成同盟会長の鈴木英敬知事があいさつし、「地方の活性化に向けて、交流人口の増加に必要なのはリニアだ。前進、前進、前進あるのみだ」と気勢を上げた。

 来賓として出席した関西広域連合長の井戸敏三兵庫県知事も「リニアと北陸新幹線は、できるだけ早期に大阪まで乗り入れることが不可欠だ」と鈴木知事を“援護射撃”。奈良県が関西広域連合に部分参加することに触れ、「京都、滋賀も関西広域連合のメンバーで、ルート(選定)について課題がないわけではない。ただ、奈良の参加で、その課題を乗り越えられる土壌ができた」と評価した。

 会議に先立ち、三重、奈良両県の経済団体による「連合協議会」も同所で一五年度総会を開催。三重・奈良ルートの早期確定などを求める同様の決議をした。

(相馬敬)

 

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