東京新聞が仕掛けた左からの改憲策動 - 「新9条」の正体は「普通の国」
同じパターンで政治戦に完敗した。今回、不気味なのは、左翼リベラル界隈の機関紙のような東京新聞が、9条改正を正面から提起し、「普通の国」への移行を主導し始めたことである。左翼リベラルの売れっ子の想田和弘も、この佞悪な動きに早くから加わって明文改憲の世論工作をリードしていた。自衛隊と個別的自衛権を認める中身で9条を変えること、この改憲路線は、現時点で維新・民主・生活の3党で一致できるものだ。公明も喜んで乗ることのできる。左からの初めての本格的な改憲策動に寒気と目眩を禁じ得ない。
タイトル : バック・トゥ・ザ・デモクラシー =レッシグの大統領選
往年のハリウッドの人気SFコメディをテーマにしたのははじめてですが、このタイムマシン映画の未来の時相が、今年10月21日ということだったので、現代に追いついた未来のことと、まったく新しい発想で未来に向かってアメリカの大統領選を戦いはじめたハーヴァード大(憲法学・サイバー法学)のローレンス・レッシグをからめてみる試みです。 10月初旬、MoMA=ロバート・ゼメキス監督の特集のなかで「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」を観ました。PART1はタイムトラベルして未来に行くところで終ります......more
往年のハリウッドの人気SFコメディをテーマにしたのははじめてですが、このタイムマシン映画の未来の時相が、今年10月21日ということだったので、現代に追いついた未来のことと、まったく新しい発想で未来に向かってアメリカの大統領選を戦いはじめたハーヴァード大(憲法学・サイバー法学)のローレンス・レッシグをからめてみる試みです。 10月初旬、MoMA=ロバート・ゼメキス監督の特集のなかで「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」を観ました。PART1はタイムトラベルして未来に行くところで終ります......more
先月小林節氏の講演会に出向き話を聴いた際、安倍政権を倒す方策と人脈が自分にはあると氏は力説されていました。内閣支持率など考えてどうにも納得いかなかったのですが、うちは東京新聞を取っていてこの記事を読んで余計混乱し分からなくなっていたところでした。来週高1の娘の定期試験があり日本史の試験範囲は、中国共産党による国民政府打倒後のGHQの占領政策の転換から竹下内閣の辺りまで。ここ数日娘が参考書を何度も大声で音読するのを聴いていました。『吉田茂って良い人かと思ったら酷い人なんだね。』などと言うのを苦笑いしながら。GHQによる日本経済成長の促進と労働組合、社会、共産党潰しの二本立ての筋を聴いているうちに
昭和29年の吉田内閣総辞職後の鳩山内閣の成立、過半数に達しなかった民主党と自由党の保守合同による鳩山自民党内閣による日中貿易民間協定と日ソ国交回復とその後の国連正式加盟の後、ぱたりと労働組合運動や日本共産党日本社会党に関する記述か少なくなること。結局、鳩山内閣が行った対中対ソの外交は社共がやろうとしたことに便乗して彼らを制したのだなと。今回の主様の記事を読んでこれと良く似たことが起きて、結局左翼は骨抜きになる危機を感じました。
大陸で何百万という人間を殺し、何百万という同胞を殺され、もう金輪際戦争はしませんという魂が入ったことばなのだ。聖霊たちの血の涙でできた、入魂の憲法なのだ。改憲を唱える現代人に、その魂があるか。入魂のことばが創れるか! あるとすれば、それこそ戦争屋に与する、同志を分裂させるだけの魂だ。自分のまわりをみてみろ! ウヨクだらけじゃないか。残った少ない同志たちを、自らを、いつまで分裂させれば気がすむのだ。この時期にいかなる改憲も反対!
ブログ主様が10年近く前に紹介・批評された韓国映画『ブラザーフッド』(原題『太極旗を翻して』)。ここには地上戦の凄まじさがリアリティをもって描かれていました。敵味方の兵士たち、一般市民がこうむる惨禍(生命・身体・精神・財産・生活・人生の破壊)がまことにリアルに表現されていました。
1982年、アルゼンチンとイギリスの間で起きたフォークランド紛争で激しい白兵戦が行われたことを、昔どこかで見聞きして恐怖を覚えた記憶があります。兵器がますます現代化し、日本の自衛隊も部隊の再編(選択と集中)を進めつつあるようですが、それでも、戦争というものは最後は地上戦で兵士同士が殺し合うという形は昔も今も同じでしょう。アフガンもイラクもシリアもそうなっています。
安倍政権は、離島防衛のためとして水陸両用の新部隊(海兵隊的な部隊)を充実させようとしていますが、これも地上での兵士同士の殺し合いを想定したものです。対象は中国。違憲の法制度、部隊、訓練が既成事実化していく。安倍政権は戦争を避ける方向では無策ですが、戦争を進める方向での準備は着々と進めています。もし中国との間で、島嶼部領有権・海洋主権をめぐり軍事衝突すれば、必ずや中国側兵士も自衛隊員にも死傷者が出る。そして事態が収束せずに拡大していけば、たいへんなことになります。
「主権侵害や急迫不正の侵害に対しては、個別的自衛権として軍事力行使を容認する。そのように日本国憲法に明記することで、集団的自衛権への歯止めになるのだ」という識者(安倍路線に反対する側)の声が東京新聞に出ました。しかし、これでは日本国憲法はとうてい「平和憲法」の名に値しなくなります。近現代の世界中のどこにでも見られる憲法と同様になってしまいます。
非武装・武力不行使の制度は、平和ボケの「お花畑」発想などではけっしてない。戦争は多大な犠牲を出すから戦争は絶対にしてはならない、その「担保」として非武装・武力不行使を憲法上の制度として確定しておくという叡智と決意です。戦争のリアリティを喪失してパンドラの箱(「普通の国」への道)を開ける側にこそ、「平和ボケしすぎている」という言葉を返したい。
1982年、アルゼンチンとイギリスの間で起きたフォークランド紛争で激しい白兵戦が行われたことを、昔どこかで見聞きして恐怖を覚えた記憶があります。兵器がますます現代化し、日本の自衛隊も部隊の再編(選択と集中)を進めつつあるようですが、それでも、戦争というものは最後は地上戦で兵士同士が殺し合うという形は昔も今も同じでしょう。アフガンもイラクもシリアもそうなっています。
安倍政権は、離島防衛のためとして水陸両用の新部隊(海兵隊的な部隊)を充実させようとしていますが、これも地上での兵士同士の殺し合いを想定したものです。対象は中国。違憲の法制度、部隊、訓練が既成事実化していく。安倍政権は戦争を避ける方向では無策ですが、戦争を進める方向での準備は着々と進めています。もし中国との間で、島嶼部領有権・海洋主権をめぐり軍事衝突すれば、必ずや中国側兵士も自衛隊員にも死傷者が出る。そして事態が収束せずに拡大していけば、たいへんなことになります。
「主権侵害や急迫不正の侵害に対しては、個別的自衛権として軍事力行使を容認する。そのように日本国憲法に明記することで、集団的自衛権への歯止めになるのだ」という識者(安倍路線に反対する側)の声が東京新聞に出ました。しかし、これでは日本国憲法はとうてい「平和憲法」の名に値しなくなります。近現代の世界中のどこにでも見られる憲法と同様になってしまいます。
非武装・武力不行使の制度は、平和ボケの「お花畑」発想などではけっしてない。戦争は多大な犠牲を出すから戦争は絶対にしてはならない、その「担保」として非武装・武力不行使を憲法上の制度として確定しておくという叡智と決意です。戦争のリアリティを喪失してパンドラの箱(「普通の国」への道)を開ける側にこそ、「平和ボケしすぎている」という言葉を返したい。
寧ろ「解釈改憲でなし崩しにする」という違法な禁じ手を使わざるを得なくさせた事に意味があるのであって、なし崩しにされるから理念を後退させるという本末転倒を唱える向きには本当にがっかりさせられます。それにしても、現状の自衛隊を追認する方々は、現下の自衛隊の戦力規模をどのように考えているのでしょうか。専守防衛と称して年間五兆円の予算で世界有数の軍備を保持しています。特に海自の戦力は過剰に思えます。「専門家」がシーレーンだの中国の脅威だの尤もらしい事を言っていますが、適切な防衛力など誰も実証できない机上の空論ではないでしょうか。戦前の海の「専門家」の方々は対米主力艦比率に拘って統帥権干犯だの部内外を騒がせましたが、いざ戦になってみれば「主力艦」などなんの意味もない無用の長物でした。海軍は莫大な建艦予算を分捕ってきた手前、対米開戦に今更反対できないというジレンマに陥り、対米戦阻止に何の役割も果たせませんでした。陸の「専門家」の方々のお粗末さは言うまでもありません。現代の「専門家」の方々が戦前の先輩よりも優秀だと言えるでしょうか。原発事故で明らかになった原子力ムラの亡国官僚や御用学者同様、この国の官僚は戦前の体質、人脈、伝統を受け継ぎ、本質は殆ど変わっていないように思えます。そんな「専門家」連中と愚かな政治屋が利権の為に妄想を膨らませて軍備の必要性を説き、国民はそんな連中に軍備のあり方を丸投げしているのです。憲法でそれを明確に追認してしまえば、今より良くなるということがあるでしょうか。中途半端な文言で制約など出来るでしょうか。完全に否定する事に意味があります。平和主義の理念を後退させる形での9条の改悪は絶対に避けるべきです。
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