南北離散家族の高齢化 再会行事に同行する医療陣増員

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は19日、朝鮮戦争などで生き別れになった離散家族の再会行事が20日から北朝鮮の金剛山で始まるのに合わせ、医療スタッフ20人と救急車5台を現地に派遣すると明らかにした。

 昨年2月の再会行事に派遣した医療スタッフ12人、救急車3台よりも規模が大きくなる。同部関係者は「参加者に占める高齢者の割合が高くなったため」と説明した。

 医療スタッフと救急車は、2回に分けて行われる再会行事のうち、1回目の行事(20~22日)中は現地に滞在し日程終了後に参加者と共に北朝鮮に近い江原道・束草に戻る。

 その後、2回目の行事(24~26日)が開かれるのに合わせ再び金剛山に向かう。

 一方、韓国政府は現地の消防施設を修理するため消防車2台と人員10人を金剛山に派遣する方針だったが、北朝鮮側が難色を示したため見合わせた。

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