【大田聯合ニュース】科学技術の革新を通じた持続的な経済成長を模索する「世界科学首脳会議」が19日、韓国中部の大田市で開幕した。
世界57カ国の科学技術分野の閣僚・次官級と12の国際機関のトップが「科学技術革新を通じたグローバル未来創造」をテーマに話し合う。
この会議は、経済協力開発機構(OECD)の枠組みで1962年に始まった科学技術分野の閣僚会合を拡大したもので、初めてアジアで開催される。参加者も約3000人と最大規模だ。
開幕式で韓国未来創造科学部の崔楊姫(チェ・ヤンヒ)長官は、「韓国は過去と現在の経験を国際社会と共有し、起業と革新を積極的に推進する国々とともに国際社会の科学技術の革新に貢献する所存だ」と強調した。
会議は5日間にわたる。初日は世界科学技術フォーラムが開かれる。科学技術革新のシステム、科学技術と未来の変化、科学技術を基盤とする革新と創造経済、持続可能な成長に向けた科学技術の革新をテーマに、計16のセッションが行われる。
20~21日はメーン行事であるOECD科学技術政策委員会の閣僚会合が開かれ、その成果が大田宣言文として発表される。向こう10年の科学技術政策の方向性を提示する内容が盛り込まれる予定だ。
閣僚会合に先立ち、初めて参加する東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国と、韓国、中国、日本の閣僚級によるフォーラムが開かれる。
22日はOECD科学技術政策委員会の総会が予定されている。
23日には韓国の科学技術の専門家が参加する「科学発展大討論会」が開催される。