【南楊州聯合ニュース】韓国・ソウル周辺の京畿道と同道南楊州市が共催したスローライフ国際大会が17日、閉幕した。
大会組織委員会は8日の開幕から10日間で約40万人が来場したと暫定集計した。
世界中の人が食卓を分かち合うというスローガンに基づき、大会組織委員会は分かち合いの精神を実践しようと、スローウオーキングコース「天使の通り」を設置した。会場までの1.4キロを歩いた来場者に1004点のマイレージを与える。これは1004ウォン(約106円)に換算され積み立てられ、低所得層のために用いられる。天使の通りは10日間で約5000人が通行し、寄付金502万ウォンが集まった。
三つのメーン展示館の一つである「スローライフ革新館」の中央には、世界の料理を盛り付けた皿や道具などを積み上げたモニュメントが設置された。その周りには50カ国の料理の写真や香辛料、ハーブ、小物などが展示された。
有名シェフや高級ホテルの総料理長ら7人によるフードショーも開かれた。また、10カ国の大使夫人や留学生、大使館関係者らが自国の食文化を紹介した。
「グッドフード館」では韓国やブルガリア、米国、トルコ、バングラデシュ、スペイン、ニュージーランド、英国の料理を提供するレストランが運営され、ランチタイムには大勢の人が詰めかけた。
「グッドライフ館」では料理コンテスト会場が設けられ、一般の部、青少年の部、外国人の部のほか、南楊州市内の飲食店に分かれた参加者が料理を披露した。
青少年修練館で開かれた国際コンファレンスでは、朝鮮王朝時代後期の実学者だった丁若鏞(チョン・ヤクヨン)とスローライフ、食の公共政策、健康な食事など九つのテーマについて国内外の専門家が発表や討論を行った。
大会組織委員会は今回の大会で、市民や生産・消費者団体が自らプログラムを準備し参加したことを評価した。
ボランティア953人が参加し、アシスタントや案内、駐車、環境整備、物資管理、通訳、解説、調理など各分野で大会のスムーズな進行をサポートした。
また、南楊州地域の高校生や大学生からなる記者団が会場内で取材した記事を発信し、好評を博した。