あすから離散家族再会行事 韓国側出席者が訪朝へ

【ソウル聯合ニュース】朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会行事が20日から26日まで北朝鮮の金剛山で開催される。

 再会行事の開催は昨年2月以来1年8カ月ぶり。行事は3日ずつ、2回に分けて行われる。1回目は20~22日に北朝鮮側の再会対象者96人が韓国の肉親と、2回目は24~26日に韓国側再会対象者90人が北朝鮮の肉親とそれぞれ再会する。当初、北朝鮮側対象者は97人だったが、このうち1人は韓国の肉親の健康状態が良くないため出席できなくなった。

 1回目行事で北朝鮮側対象者と再会する韓国側の肉親393人は19日午後、北東部の江原道・束草に集合し、離散家族登録や訪朝に向けた説明を受けるなどの手続きを踏む。翌20日午前8時30分にバスで束草を出発し、同道・高城の東海線南北出入事務所に向かう。同事務所で、北朝鮮事業を行う現代グループ傘下の現代峨山が提供するバスに乗り換え、午後12時40分ごろ昼食会場の金剛山・温井閣に到着する予定だ。

 離散家族は行事期間中、6回にわたりそれぞれ2時間ずつ、合計12時間対面する。
 初日の20日は金剛山離散家族面会所で午後3時30分から団体面会が行われ、離散家族が60年ぶりの再会を果たす。同午後7時30分には韓国側が主催する夕食会が開かれる。21日は個別対面、昼食会、団体対面が、22日はお別れ前の最終対面の時間が設けられる。

 2回目行事も同じ日程で進められる。韓国側対象者と同伴家族255人が訪朝し、北朝鮮の肉親188人と再会する予定だ。

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