千葉県松戸市で9月、通行人を襲った犬を射殺するのに警察官3人が拳銃を13発撃ち、銃弾が付近の民家を傷つけたことを受け、県警が発砲以外の方法で捕まえるための対応策をまとめたことが19日、関係者への取材で分かった。
県警によると、撃った13発中、6発しか命中せず、外れたり犬を貫通したりした銃弾が民家の壁や塀などを損傷させ、全国から「撃ち過ぎだ」と批判が殺到した。
そのため、県警は「犬への拳銃使用は効果が低く、跳弾により危険性が高まる」と判断。交番勤務の警察官に加えパトカーも出動させ、動物を包囲する態勢を取るなどの対応策を周知する。確実に犬を捕まえるため棒の先端にリングの付いた「保護補助具」を年内に全署で整備する方針も示している。
(紙面から)