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英ビッグベン 修理に70億円余
10月20日 0時04分

ロンドンの観光名所として知られるイギリス議会の時計台「ビッグベン」は、建てられてから156年を経て6秒のずれが生じるなど老朽化が進んでいますが、修理に必要な費用は、日本円で最大70億円余りに上ることが分かりました。
ロンドン中心部のウェストミンスターにあるイギリス議会の議事堂の時計台は、ビクトリア女王時代の1859年に建てられ、「ビッグベン」の愛称で市民や観光客に親しまれていますが、ことし8月には6秒のずれが生じるなど、老朽化が進んでいます。
こうしたなか、イギリス議会は18日、「ビッグベン」の修理に必要な費用について、時計の針に不具合があるなど大がかりな作業になる場合、最大で4000万ポンド(日本円でおよそ74億円)に上る見込みだとする報告書を発表しました。また、修理期間はおよそ4か月から1年に及ぶとみられ、実際に修理が行われると、「ビッグベン」は、156年の歴史の中で最も長い期間、時を刻むのをやめることになるとしています。
これについて、ロンドン大学のアンドリュー・ブリック専任講師は、「議会が修理に必要な支出をどの程度認めるかについては議論になるだろう。しかし今後、時計の動きは鈍くなっていくとみられ、このままでよいとは思わない」と話しています。

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