絶賛、風邪ひき中です。
う”〜咳も出てきたので、長引きそうな予感です。。。
今年は明後日の21日が、旧暦の9月9日にあたるそうです。
そこで菊の花を生けました。
3色の菊の花「だけ」をいける決まりものの生け方です。
菊の3種活け
左が黄色、右端が白、真ん中に赤紫を挟み込むと、並び順も決められています。
骨格をなす花の長さや角度も、がっちがちに決められているのに、一つとして同じ作品が出来上がらないというところが生け花の不思議なところです。
花の大きさ、咲き加減、茎の曲がり方など、少しずつみな異なります。
そして花の表情一つの見極め方も、人それぞれ。
ですから、決まりがあってもなお、違った作品に仕上がるのでしょう。
そして、重陽の節句と言えば、前の晩(8日)に菊の花に真綿をかぶせ、夜露と菊の香りを移しとった真綿を翌朝集め、顔や体をぬぐうという被せ綿(きせわた)がありますね。
これを行うと、不老長寿になると信じられていたとか。
以前、試しに被せ綿を作っててみたところ、本当によい香りで驚いたことがあります。
お庭で菊を育てている方、いちどお試しになっては? 病み付きになるかもしれませんよ。
私もこのお花で被せ綿をしてみましょうか?
不老長寿はともかく、風邪を治してくれないかな? などと思いながら生けた作品です。
重陽の節句は、何故か、行事食と呼ばれるお決まりの食べ物がありませんね。
食いしん坊としては寂しい限りです。
どなたかご存知の方がいらしたら、教えてくださいね。
では、また。
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