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「資料を読む」ラベル記事を初めて読む方へ
この資料で出てくる「意見」というのは審議会の委員の意見ではなく審議会の会議資料として渡されている「会議資料」にすでに書かれているもの(自主規制団体からの意見聴取結果)です。審議会での採決には参考にされこそすれ左右されません。
これらは審議会の開催前に前もって開かれる自主規制団体のメンバーによる打ち合わせによって出席者から出されます。
詳しい日時や参加者については、「「東京都青少年の健全な育成に関する条例」に係る事務施行経過」という資料の多くは一番下の日程で書かれています。
第664回東京都青少年健全育成審議会 会議資料
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/09_658_menu.html#664
以前からFirefoxでは表示がおかしかったのですが今月に至っては……

もはやダウンロードさせる気もない……
自主規制団体からの意見聴取結果
BAMBOO COMICS [Qpa collection]好物はいちばんさいごに腹のなか
発行元:株式会社竹書房
- 性交シーンの擬音の表現が卑わいで、絵も汚く、グロテスクである。指定該当
- 修整されているものの、性行為の描写が多く、指定やむなし
- 性器が見える描写は数カ所程度ではあるものの、修整が甘く、性器が見えてしまう。全体的に擬音や体液が多く、一見すると何を描いているのか分かりづらいが、擬音をよく見ると、やはり描き過ぎだと感じる。指定該当
- 性描写の頻度としては、それほどでもないと思うが、全体的に性器部分の修整が甘く感じられ、卑わい感が強くなっている。ただ、BLということで判断に迷う。保留
- 性器描写の修整が雑なのが気にかかるが、絵が雑で、全体をとおして、卑わいな感じを与える程ではない。指定非該当
- BLで、擬人化されたキャラクターであることが、ある意味ファンタジーであり、一部のマニアが楽しむものと思われる。また、性描写も激しいとは言えない。指定非該当
- 新しいタイプのBLなのか。擬人化したことによる効果は不明だが、絵が汚く、内容がよく解らない。修整が甘い部分もあるが、特に問題となる程ではない。指定非該当
- BL系で、猫を人間化させた物語。交尾=性描写は多いが、内容はコミカルで、修整がなされており、卑わい感もなく、許容範囲。指定非該当
- 猫人間を主人公としたアダルトなファンタジーにおけるセクシャルな交尾場面が、人間による性的行為を連想させる部分はあるが、著しく性的感情を刺激するというまでのリアリティは持ち合わせていない。後半の読みきり作品においては、やや露骨な性行為の描写が見受けられるものの、最低限の配慮と工夫がなされている。指定非該当
- 大半の読者が20代~30代女性といわれるBLものなので、青少年を考慮した際に判断に迷う。男性向けの内容と異なり、ストーリー性が高く、性交シーンはそれほど多くない。体液描写が多い部分もあるが、青少年の性的感情を著しく刺激するとは思えない。指定非該当
- BLの変形で、しかも猫から進化した猫人間の世界の出来事。いささか修整が不十分なところもあるが、ストーリーは純愛ものであり、指定の必要なし。指定非該当
- ファンタジーBL。修整がやや甘いところはあるが、全体的にコメディ色が強く、性的刺激も受けず、卑わい感もない。指定非該当
- 猫をモチーフにしたストーリーで、性描写はあるが、卑わい感もなく、コミカルタッチに描かれており、この程度であれば、許容範囲。指定非該当
- 全頁にわたり、セックス描写があり、擬音も多いが、マニア向けであり、青少年向けではない。修整もしっかりとされている。指定非該当
- 体液描写、性行為の頻度において、程度が軽く、内容も残虐性や刹那的なストーリーではなく、コミカル。いずれにおいても、青少年の健全な育成を阻害するとは思わない。指定非該当
- 性交描写はあるが、性器の露出が少なく、問題はない。指定非該当
赤-指定やむなし:3 緑-保留:1 青-指定非該当:12
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猫が進化したという猫人間がBLするという一風変わった1冊。
絵が汚いという意見もあるもののおおむね非該当。
ムーグコミックス ピーチシリーズ 感じやすい幼なじみと催眠初エッチ!?
発行元:株式会社ジーウォーク
- 性的行為を露骨に表しており、青少年が手に取り易い表紙のイラストや表現となっている。指定該当
- 全体的に描写そのものはソフトな感じだが、学生と思われる設定には問題があり、性的な描写も多すぎる。性的な内容も、言葉遣いも、卑わい感が高いと感じる。指定該当
- 修整されているものの、性描写が多く、指定やむなし。
- 性器に対しては、ボカシなどの配慮がなされているが、性的行為の描き方は直接的で執拗であり、露骨な表現といえ、卑わい感も強い。指定該当
- 性交シーンが大半を占め、体液描写も多い。局部の修整は丁寧になされているが、卑わい感は減じていない。指定該当
- 単調で卑わい感を感じないが、全編にわたり、性描写ばかりである。程度として露骨であると判断。指定該当
- 擬音・体液の描写が多いのは気にかかるが、局部の修整はされており、許容できる範囲。指定非該当
- 性器は描写されていない。表現も著しく卑わいであったり、激しいと感じられるものではない。指定非該当
- 性器はきちんと修整されており、内容的にもコミカルな感じが強く、卑わいとは思わない。指定非該当
- 女子高生かと思われる部分が気になるストーリー性ではあるが、全体的にコミカルで修整もされており、卑わい感もない。指定非該当
- 肉体が立体的でリアル感がある反面、顔は二次元的。女性のバストを強調しすぎて、やや滑稽でさえある。問題があるとしたら、性器への指の挿入シーンぐらいで、性器も修整されており、見えない。指定非該当
- 確かに全編セックスシーンだが、リアリティが一切なし。これで青少年の性的感情を刺激するとは思えない。指定非該当
- 全体的に性的シーンは多く、セリフも扇情的だが、修整されており、明るいコメディーものなので、著しく性的刺激を与えることはない。指定非該当
- 性描写があるが、卑わいな感じがなく、性器の部分も修整されているので、この程度であれば、許容範囲。指定非該当
- 全編にわたり、セックス描写、擬音、体液等も多いが、修整はされており、タッチもコミカルである。指定非該当
- 胸のデフォルメが多いと思うが、性器の修整も十分だと思う。指定非該当
赤-指定やむなし:6 緑-保留:0 青-指定非該当:10
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見る限り普通の(一般向け)エロ漫画っぽい感じですが、ヒロインが女子高生に見えるのがまず問題な模様。
催眠ものなので確かにリアリティはないよなぁ、と思いつつ「身体が立体的、顔が二次元的」って何だろうと
早見純カルト傑作選:性なる死想
発行元:株式会社久保書店
- 性器描写の修整が全くされていない。エログロのストーリーで、青少年には刺激が強いように思われる。指定該当
- 性器を露骨に描写し、また、表現が残虐であり、指定やむなし。
- 「カルト傑作選」とあり、この分野は特殊なため、判断に迷うところもあるが、性器描写はほぼ無修整であり、何よりも子供を犯すシーンなど、残虐性も強く、指定やむなし。
- 性器等の修整がされていないうえに、性描写も多く、また、残虐的な場面もあり、指定やむなし。
- 描写も内容も一線を越えている。指定することで、区分陳列して販売すべき。指定該当
- 残虐性が強い。性器描写が修整されないままの所がある。絵も汚くて気持ち悪い。指定該当
- 青少年をレイプするような内容が多く、残虐性を非常に感じる。また、犯罪のイメージが強い。指定該当
- 冒頭から、性器を無修整のまま描き、性的行為時の接合部分なども修整されておらず、これだけで該当すると思う。さらに、その後の残虐なシーンは論外であり、議論の余地もない。指定該当
- 絵も上手くないが、性器等の修整がなく、人格否定や残虐行為等も見られる。また、性的感情を受けるシーンもあり、成人向け(18禁)とすべきである。カルトと銘打ってあるが、青少年は手を出さない工夫があるとは思えない。指定該当
- 完全なマニア向けの本と思われ、青少年が手に取るかは疑問ではあるが、修整も全くされていない部分や、グロテスク、または残虐的な部分もあるため、指定該当。
- カルトなのか、エログロなのか、それとも文学なのか、疑問である。昔は、このような画風もあったが、残虐性が強く、かなり問題である。指定該当
- 青少年の健全な育成という枠を超えた文学作品であり、わいせつと捉える範疇も時代によって変わってきているので、わいせつ性については刑法175条に任せたいところであり、判断に迷う。保留
- カルト漫画で、定価も高く、マニアックな本であり、青少年が買うとは思えないが、絵柄が気持ち悪く、読む気にならない。ただ、性描写の場面では学生が絡んでいることから、判断に迷う。保留
- パーツだけを見ると、露骨に性器や性行為の描写があり、残虐といえるような傷害場面もあるが、それらが青少年の「性的感情を著しく刺激する」とか「甚だしく残虐性を助長する」かといえば、そういったものではないと言わざるを得ない。もし、これを青少年の手に取らせたくないというのであれば、然るべき説明をするべきではないのか。指定非該当
- 猟奇的なシーンが多く、一部に露骨な性器描写もあるが、卑わいな感情を想起させる作品ではなく、作者にもその意図はないように思われ、これで青少年の性的感情が刺激されるとは思えない。指定非該当
- 性と死という普遍的な哲学テーマを観念的かつ身体的に描写し、問いかけるといった、サブカルチャー漫画に一定数ある、マニアックだがオーソドックスな手法の作品。純文学などにもあるパターンであり、青少年の健全な育成に係る枠組みで判断をすべきとは思えない。指定非該当
赤-指定やむなし:11 緑-保留:2 青-指定非該当:3
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早見純という漫画家を個人的には全く知らないで検索してみたところ確かに人を選びそうな絵柄と作風の持ち主だなぁと思いました。
都民からの通報申出
今月は都民からの申出はありませんでした。
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