映画『UFO学園の秘密』観客がアブダクトされる事案が発生

UFO学園コスプレで映画館に現れた本紙・藤倉善郎総裁

現在、幸福の科学によるアニメ映画『UFO学園の秘密』が全国の劇場で上映されています。幸福の科学の機関誌『ザ・リバティ』によると、映画の上映に合わせたかのように全国でUFOが相次いで目撃されていると報じています。一方で本紙は、映画館内で『UFO学園の秘密』を鑑賞している最中の観客が次々と宇宙人にアブダクト（誘拐）される事案が発生している事実をつかみました。


■宇宙人が高校生を誘拐して宗教勧誘する映画

『UFO学園の秘密』は、幸福の科学の教祖・大川隆法総裁が製作総指揮と原案を手がけたアニメ映画。作品の舞台は、実在する幸福の科学学園那須本校（栃木県）をモデルとした中高一貫校です。

地球征服を企むレプタリアン（宇宙人の一種）に次々とアブダクト（誘拐）され脳にチップを埋め込まれる学園生たち。その陰謀に立ち向かう主人公の学園生たちが、地球と平和協定を結ぼうとする惑星連合の宇宙人たちにアブダクトされて宗教勧誘を受け宇宙の真理に目覚めていくという、壮大な物語です。



地球人を誘拐して宗教勧誘する宇宙人という設定が斬新すぎる上、これをやるのは地球と平和協定を結ぼうとしている「いい宇宙人」。問題のある宗教勧誘が信者の善意によって行われているという、カルト問題の実像も見事に描き出されています。

宇宙人に詳しい本紙・藤倉善郎総裁は、こう語ります。

「高校生を誘拐して宗教勧誘をするなんて、幸福の科学というより顕正会の手口。つい先日も、大学生に対する誘拐容疑で顕正会信者が逮捕されています。『UFO学園の秘密』は、宇宙人の勧誘手口についてだけ言えば、『スペース顕正会』などのタイトルの方がふさわしい映画です」

■幸福の科学学園の実態も再現

幸福の科学学園那須本校

主な舞台は幸福の科学学園（作中では「ナスカ学園」）ですが、昨年、文部科学大臣から大学としての設置を不認可とされ無認可校として自主開設した「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ（HSU）」をモデルとした大学も出てきます。作中、HSUに実際に存在するピラミッド型礼拝堂が登場し、大学内で宇宙人と交信する機械を研究開発しているシーンも出てきます。

学園も大学も、実在の施設を忠実に再現しています。実際の幸福の科学学園では、悪さをした生徒に「作務」と称して掃除などをさる罰がありますが、作中でも、授業に遅刻した生徒が体育倉庫の掃除をさせられるシーンが登場。学園内に幸福実現党の釈量子党首のポスターと思しきものが貼りだされているなど、教育基本法に反して政治教育や政治活動を行っている学園の実態すらも、忠実に描き出されています。実際の幸福の科学学園那須本校では、幸福実現党を賞賛する授業が行われ、寮に幸福実現党の声明文が掲示されていたこともあります。

幸福の科学学園那須本校の寮

幸福の科学学園に詳しい本紙・藤倉善郎総裁は、こう語ります。

「寮の部屋の間取りなども実際の幸福の科学学園そのもの。幸福の科学学園では開校3年目まで、寮生活のルールを破った生徒を寮の空き部屋に隔離して教祖の説法DVDを見せる“独房懲罰”（部屋に鍵はかからない）を行っていました。残念なのは、学園アニメなのに映画の中に全く授業風景が登場しなかったこと。実際の幸福の科学学園では、社会科など一般的な教科の授業で教師が“坂本龍馬の過去世は劉備玄徳”などと口走る、教祖の霊言に基づいたオカルト授業が行われていますが、そういった授業実態は映画では描かれていませんでした」

作中では大黒天物産など、幸福の科学と関わりがあると言われている協賛企業の看板や商品も登場し、ステルスマーケティングにも余念がありません。

「なお東京・渋谷の上映館ヒューマントラストシネマ渋谷では、同館限定のオリジナルドリンク“コスミックUFOソーダ”（320円）を販売しています。青と白のグラーデーションが美しいカルピスソーダベースのドリンクで、ラムネ味顆粒のアクセントが憎い逸品。みなさんもぜひご賞味あれ」（藤倉総裁）

■上映に合わせて宇宙人目撃情報も

映画公開から1週間たった10月17日、幸福の科学の機関誌『ザ・リバティ』はウェブサイトに、こんな記事を掲載しました。

【TheLibertyWeb 2015年10月17日】「UFO学園の秘密」が好評 続々と寄せられるUFO目撃情報

ロードショー中の映画「UFO学園の秘密」は、Yahoo!映画でのレビューでも、約4.5点/5点を獲得し、好評価が続いている(10月17日現在)。

この「UFO学園の秘密」の上映に合わせたかのように、全国各地でUFOの目撃が相次いでいる。本欄では、その一部を紹介する。「UFO学園の秘密」を観れば、あなたもUFOを目撃できるかも!?

（略）
これ以外にもさまざまな場所で目撃されている。もしUFO、いわんや宇宙人の姿を写真に撮った方は、ぜひ編集部にお知らせを。

★UFO目撃情報の送付先★
liberty@irhpress.co.jp

件名を「UFO宇宙人の目撃情報」としてお送りください。写真はもちろん、目撃場所や時間、どんな動きをしたかなどもぜひ一緒にお知らせください。

記事は、映画公開後の14日に、『UFO学園の秘密』を翌週に見に行く予定だった高校生が大阪の新歌舞伎座近くでUFOを目撃したという事例や、15日に岡山県の自宅近くでUFOを目撃したという60代男性の事例を紹介。映画公開前の7～8月にも複数のUFO目撃情報があるとしています。

これまでも幸福の科学では、大川隆法総裁の講演会会場近くにUFOが現れたとする情報が出まわったこともあり、とりあえず何かあればUFOが出てきます。

■観客が全員アブダクトされた映画館も

しかし本紙では、UFO目撃情報どころか『UFO学園の秘密』鑑賞中の観客たちが次々と宇宙人にアブダクトされる事案が発生している事実をつかみました。自身も映画館でアブダクトされたという藤倉善郎氏の証言です。

「映画の終盤、画面がやたら光りながら登場人物たちの説明セリフだけで終わりの見えないクライマックスが延々と続く、幸福の科学映画らしさがピークに達した時のことでした。主人公たちが“光の神”と会話を始めたシーンで、急に私の意識が宇宙の彼方に遠のいていきました。頭のなかで、地球がどうの宇宙人がどうのという声が聞こえました。ふと気づくと、幸福の科学学園じゃなかったナスカ学園に花火が打ち上がり、すでにストーリーが完結していました。“光の神”の言葉を私に聞かせないために、レプタリアンが私をアブダクトしたに違いありません」

上映後、劇場から出てきた観客に本紙記者が話を聞くと、複数の観客からこんな証言が。

「私も、映画を見ている途中でアブダクトされました。せっかくの素晴らしい映画なのに、途中の記憶がありません」（観客A）

「私のすぐそばの席にいた観客も宇宙人にアブダクトされ、いびきをかいていました」（観客B）

この映画館では、こんな目撃情報も聞かれました。

「映画が終わって劇場を出てくると、いま私と一緒に映画館から出てきたばかりの観客たちが、再び『UFO学園の秘密』の受付に並んでいました。宇宙人に操られて、何度も同じ映画を見ているのでしょうか」（観客C）

また同日、別の映画館で『UFO学園の秘密』を鑑賞した観客からは、アブダクションの現場を撮影した衝撃の写真とともに、以下のような証言が届きました。

「私が『UFO学園の秘密』を見に行った映画館では、上映開始前からすでに、私以外の観客が全員アブダクトされてしまっていました。おかげで、映画を見ていたのは私1人。アブダクトされた観客たちは、映画が終わった後も誰一人、地球に戻ってきませんでした」

観客が全員アブダクトされ無人となった『UFO学園の秘密』上映館

『UFO学園の秘密』を観れば、あなたもアブダクションを体験できるかも!?



もし、『UFO学園の秘密』上映館でアブダクションを目撃あるいは体験した方は、ぜひ編集部にお知らせを。

★アブダクション目撃情報の送付先★
daily.cult@gmail.com

件名を「アブダクションの目撃情報」としてお送りください。写真はもちろん、目撃場所や時間、どんな動きをしたかなどもぜひ一緒にお知らせください。