[PR]

 高知県警は19日、高知市長浜の市営住宅で、住人で生後10カ月の吉本あんずちゃんが14日に死亡したと発表した。司法解剖の結果、死因は外傷性急性硬膜下血腫だったという。母親(40)は精神状態が不安定で入院しており、県警は回復を待って詳しい状況を聴く方針。

 高知南署によると、14日午前10時半ごろ、母親から保育園に「救急車を呼んで。娘の様子がおかしい」と電話があった。保育園の職員が119番通報し、救急隊が到着したが、あんずちゃんは心肺停止の状態で、まもなく死亡が確認された。あんずちゃんは母親と兄(5)と3人暮らし。母親はこの日、入院した。

 死亡推定時刻は14日午前7時ごろで、手足には皮下出血が複数あった。また、左足に骨折の跡があったという。

 現場はJR高知駅から南に約9キロの住宅街。