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“クマ絶滅”九州で「クマのような動物目撃」情報10月19日 19時13分
佐賀と福岡の県境にある脊振山で、17日と18日、登山者から「クマのような動物を見た」という通報が相次いで寄せられました。九州では野生のツキノワグマは絶滅したとされていて、地元では「イノシシと見間違えた可能性がある」としながらも、念のため、登山者に注意を呼びかけています。
警察によりますと、17日午前9時ごろ、佐賀県と福岡県にまたがる標高1055メートルの脊振山の山頂付近で、登山していた30代の男女から「クマのような動物が走って逃げているのを見た」と、福岡市の早良警察署に通報がありました。
さらに18日午前7時すぎにも、脊振山山頂から2キロほど西のところで、登山していた40代の男性から、同じような通報が、佐賀県の神埼警察署に寄せられました。
警察によりますと、目撃された動物は、いずれも体長が1メートルほどだったということです。
環境省によりますと、九州で野生のツキノワグマが確認されたのは昭和32年が最後で、3年前に九州では絶滅したと判断されたということです。
通報を受けて地元の自治体などは、「イノシシと見間違えた可能性がある」としながらも、念のため、登山道の入り口などに看板を設置するなどして、登山者に注意を呼びかけています。
さらに18日午前7時すぎにも、脊振山山頂から2キロほど西のところで、登山していた40代の男性から、同じような通報が、佐賀県の神埼警察署に寄せられました。
警察によりますと、目撃された動物は、いずれも体長が1メートルほどだったということです。
環境省によりますと、九州で野生のツキノワグマが確認されたのは昭和32年が最後で、3年前に九州では絶滅したと判断されたということです。
通報を受けて地元の自治体などは、「イノシシと見間違えた可能性がある」としながらも、念のため、登山道の入り口などに看板を設置するなどして、登山者に注意を呼びかけています。
福岡の登山口や自然の家では
クマのような動物の目撃情報が相次いだことを受けて、脊振山の登山口がある福岡市早良区では、登山口や付近のバス停など5か所に、クマに遭遇した際の注意点を書いた紙を掲示しました。
1人での行動を避けることや、鈴などで音を出しながら歩くこと、クマに遭遇した場合は静かにゆっくりと離れることなどを呼びかけています。
また、登山道の一部を管理している「背振少年自然の家」では、20日に市内の小学校の自然教室で登山が予定されているということですが、念のため、通常の登山道を歩くか、登山道とは別の道路を通るか、学校側と協議することにしています。
「背振少年自然の家」の長田有司所長は「目撃されたのは標高およそ900メートルの地点で、近くに水を飲める場所がなく、クマが生息するには厳しい環境ではないかと思う。保護者の中には心配する方もいるかもしれないが、登山の達成感を味わってもらいたいので、安全に配慮して対応したい」と話していました。
1人での行動を避けることや、鈴などで音を出しながら歩くこと、クマに遭遇した場合は静かにゆっくりと離れることなどを呼びかけています。
また、登山道の一部を管理している「背振少年自然の家」では、20日に市内の小学校の自然教室で登山が予定されているということですが、念のため、通常の登山道を歩くか、登山道とは別の道路を通るか、学校側と協議することにしています。
「背振少年自然の家」の長田有司所長は「目撃されたのは標高およそ900メートルの地点で、近くに水を飲める場所がなく、クマが生息するには厳しい環境ではないかと思う。保護者の中には心配する方もいるかもしれないが、登山の達成感を味わってもらいたいので、安全に配慮して対応したい」と話していました。
専門家「まさかと思った」
福岡市中央区の「福岡市動物園」でツキノワグマの飼育を担当している三宅一平飼育員は、「背振山はツキノワグマの餌になるような実のなる木などが少ないので、『目撃された』と聞いて、まさかと思った。本当に生息しているなら、ふんや食べ残し、足跡、それに樹皮を傷つける『クマはぎ』というマーキングなどの痕跡が残っているはずで、登山者などがすでに見つけているのではないかと思う」と話していました。
そのうえで、クマがいるような山に出かける際の注意点としては、「鈴やラジオの音で、人間がクマの生息域に入っていることを分からせれば、クマも怖がって、わざわざ危険を冒して近づいてくることはない」と指摘しています。
それでも、山の中でクマと遭遇した場合は、「クマが空腹かもしれないので、クマの目を見ながら、おにぎりや果物をクマに与えて注意をそらしたり、自分の背中を見せずにゆっくりと後ずさりしたりしてほしい。クマに背中を向けて逃げ出すと、動物の本能として、追いかける行動を誘発するので、そうしたことを知っておいてほしい」と話していました。
そのうえで、クマがいるような山に出かける際の注意点としては、「鈴やラジオの音で、人間がクマの生息域に入っていることを分からせれば、クマも怖がって、わざわざ危険を冒して近づいてくることはない」と指摘しています。
それでも、山の中でクマと遭遇した場合は、「クマが空腹かもしれないので、クマの目を見ながら、おにぎりや果物をクマに与えて注意をそらしたり、自分の背中を見せずにゆっくりと後ずさりしたりしてほしい。クマに背中を向けて逃げ出すと、動物の本能として、追いかける行動を誘発するので、そうしたことを知っておいてほしい」と話していました。