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【大リーグ】

ロイヤルズ連覇へ先勝

2015年10月18日 紙面から

◇ALCS第1戦 ロイヤルズ5−0ブルージェイズ

 【カンザスシティー(米国)穐村賢】大リーグのポストシーズン(PS)は16日(日本時間17日)、ア・リーグの優勝決定シリーズ(ALCS)第1戦が行われ、2年連続での出場となったロイヤルズがブルージェイズに5−0で先勝した。ロ軍先発のエディンソン・ボルケス投手(32)が6イニングを2安打無失点と好投し、その後を受けた3投手も強力相手打線を無失点に抑えて零封リレー。2年連続ワールドシリーズ進出に向け、幸先の良いスタートを切った。ブ軍の川崎宗則遊撃手(34)は、25人の出場選手枠から外れている。

 地元の大歓声を背に、ボルケスが一世一代の快投を披露した。過去PSでは3戦3敗と、大舞台での勝負弱さが目立った右腕。しかし、この日は序盤から150キロ台中盤のツーシームとチェンジアップを低めに集め、相手打線を翻弄(ほんろう)。5つ奪った三振のうち4つが見逃しと、制球の良さを見せ、「きわどいコースを突く、いいボールが多く投げられた。ファンの声援が大きなエネルギーになったよ」と満足そうに笑った。

 ボルケスにとってブ軍は、8月2日の試合で厳しい内角攻めを連発し乱闘騒ぎを起こした因縁の相手。前日の会見でも内角攻めを宣言していたが「試合前のブルペンで(捕手の)ペレスと話し合ってプランを変えたんだ。外角の低めを突くとね」と一転外角攻めに転じ、裏をかいて快投につなげた。

 7回以降も後を受けたリリーフ陣が無失点に抑えた。打線も0−0の3回、1番エスコバルの右翼線適時二塁打で先制すると、3番ケーンのPS10戦連続となる安打で追加点。4回と8回にも小刻みにダメ押し点を奪う盤石の試合運びに、ヨースト監督も「ボルケスは素晴らしい投球だったし、打線もうまく機能した」と、快勝に笑いが止まらなかった。

 

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