2015年10月19日12時00分
小渕優子・元経済産業相の政治資金問題を調べていた第三者委員会が19日、東京都内で会見を開いた。後援会などが主催した支援者向けの観劇会で、収入を大きく上回る支出が政治資金収支報告書に記載されていた問題について、「小渕氏に報告はなく、法律上の責任はない」と結論づける調査結果を明らかにした。
第三者委は、小渕氏側から調査依頼を受けた弁護士や税理士らで構成する。小渕氏は会見に同席しなかった。第三者委の聞き取りに小渕氏は「私が議員になる前からの経験豊富な秘書たちであり、安心して任せていた。全く知らなかった」と述べたという。
この問題では、元秘書2人が政治資金規正法違反の罪で在宅起訴され、東京地裁が今月9日、執行猶予付きの有罪判決を出した。小渕氏については、虚偽記載を認識していた証拠がないなどとして不起訴処分(嫌疑不十分)とされた。
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