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鬼怒川堤防 かさ上げし 浸透防ぐ対策も10月19日 14時57分
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先月の「関東・東北豪雨」で決壊した、茨城県常総市の鬼怒川の堤防について、原因や対策を検討している国の調査委員会の3回目の会合が、19日開かれ、堤防の高さをかさ上げしたうえで、水の浸透を防ぐ対策を併せて行う案を基に、復旧工事に向けた検討を進めていくことになりました。
先月の「関東・東北豪雨」で、常総市の鬼怒川では堤防が幅200メートルにわたって決壊し、原因や対策などを検討する国の専門家による委員会は、川からあふれ出した水で堤防の下の斜面が削られ続け、さらに川の水が堤防の中にしみ込んだことも影響した可能性があると結論づけています。
19日はさいたま市で3回目の会合が開かれ、この中で、国土交通省関東地方整備局から本格的な復旧工事の案が示されました。
それによりますと、現在は鉄板やコンクリート製のブロックなどで造られている仮設の堤防について、決壊前の元の堤防よりも高さを最大で1.4メートルかさ上げしたうえで、堤防に水がしみ込むのを防ぐために、川に面した斜面に水を遮るシートやコンクリートのブロックを設置することなどが盛り込まれています。
出席した委員からは「決壊した場所だけでなく、鬼怒川全体の洪水対策も併せて検討していく必要がある」などの意見が出されました。
国土交通省は19日の議論を基に、今後、工事に向けた具体的な検討をさらに進めていくことにしています。
19日はさいたま市で3回目の会合が開かれ、この中で、国土交通省関東地方整備局から本格的な復旧工事の案が示されました。
それによりますと、現在は鉄板やコンクリート製のブロックなどで造られている仮設の堤防について、決壊前の元の堤防よりも高さを最大で1.4メートルかさ上げしたうえで、堤防に水がしみ込むのを防ぐために、川に面した斜面に水を遮るシートやコンクリートのブロックを設置することなどが盛り込まれています。
出席した委員からは「決壊した場所だけでなく、鬼怒川全体の洪水対策も併せて検討していく必要がある」などの意見が出されました。
国土交通省は19日の議論を基に、今後、工事に向けた具体的な検討をさらに進めていくことにしています。