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【大リーグ】

メッツのマーフィーがPS4発目 先発ハービーも好投で先勝

2015年10月19日 紙面から

◇NLCS第1戦 メッツ4−2カブス

 【カンザスシティー穐村賢】大リーグのポストシーズン(PS)は17日(日本時間18日)、当地などで両リーグの優勝決定シリーズ(7回戦制)を行い、ア・リーグは第1戦勝利のロイヤルズが6−3でブルージェイズを破り、シリーズ戦績を2勝0敗とした。一方、この日から始まったナ・リーグは東地区覇者メッツの先発右腕マット・ハービー(26)が7イニング2/3を4安打2失点9奪三振に抑える好投、打ってはダニエル・マーフィー二塁手(30)がPSで早くも4本目となる本塁打を記録するなど投打がかみ合い、4−2とワイルドカードで勝ち上がってきたカブスに先勝した。

 「ヤギの呪い」は、そのヤギと同じ名前の俺が解かせない!? メッツのマーフィー二塁手が1回、右翼席2階席へ先制ソロアーチを放ち、呪いの強さを見せつけた。

 対戦相手カブスは108年間もワールドシリーズ優勝がない。1945年、それまで入場を許されていたヤギ連れのファンが本拠地リグリーフィールドへの入場を拒否され、「この球場でワールドシリーズが開催されることは2度とないだろう」と告げたことが呪いの発祥とされる。そのヤギの名前が何と、驚くなかれ「マーフィー」だった。

 「ヤギの名前がマーフィーだったんだよな? 誰かから聞いたよ。何というか、思いがけない偶然だよね」。マーフィーは苦笑した。

 今PS4本塁打は球団タイ記録。打った相手投手3人の顔ぶれもすごい。この日のレスターの現行契約は6年総額1億5500万ドル。ドジャースの地区シリーズ第1、4戦で本塁打を浴びせたカーショーは7年総額2億1500万ドルで、同第5戦のグリンキーは6年総額1億4700万ドル。3人の契約総額は5億1700万ドル(約620億4000万円)だ。そんな大リーグを代表する投手たちを、年俸800万ドル(約9億6000万円)の伏兵が次々に打ち砕いているのだから痛快この上ない。

 今季14本塁打(メジャー自己最多)の男が10月に覚醒したのは、得意としていた内角高めの球を強く引っ張るよう、ロング打撃コーチと鍛錬した成果だという。「10月まで本塁打をとっておいたんだよ。それは冗談としても、自分の強みを最大限に発揮できるようロング・コーチと二人三脚でやってきたおかげだ」とマーフィー。敵将マドン監督は「今はボールがソフトボールか、いや、ビーチボールくらいの大きさに見えるんだろうな」と、いまいましそうに語った。

 このままだと、70年の時を経てカブスは再び「マーフィー」につまずくことになりそうだ。

 

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