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【プロ野球】

ヤクルト館山で王手

2015年10月17日 紙面から

巨人に勝利して日本シリーズ進出に王手をかけ、館山(25)らと喜ぶヤクルトファン=神宮球場で(沢田将人撮影)

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◇セCSファイナルステージ第3戦 ヤクルト2−0巨人

 ヤクルトが競り勝った。6回無死満塁で雄平の遊ゴロ併殺打の間に先制点を挙げ、さらに今浪の左前適時打で加点した。館山は6イニング無失点。3回を除いて毎回走者を出したが、丁寧にコースを突いて後続を断った。巨人は2試合連続で無得点。菅野は6イニング2失点にまとめたが、援護に恵まれなかった。

     ◇

 不屈の右腕の気合で、ヤクルトが雨の中、球団初のCSファイナル突破に王手をかけた。一歩も引かない投手戦の中、つかんだ白星。真中監督は「苦しかった。相手が菅野でこういう展開になると思っていたけど、館山がしっかり投げてくれたし、しぶとく守ってしぶとく攻めた」と選手をねぎらった。

 今年6月末に3度の右肘靱帯(じんたい)移植手術から復帰し、6勝を挙げた館山は「一人で投げきる力はないので、最初から全力で行って、とにかくいい形で後ろにつなぐことしか考えていなかった」と、4回まではストレートが140キロ台後半をマーク。

 3回には「コントロールで打ち取れる相手じゃない」と、シーズン含め3打数3安打された坂本には、ノーワインドアップに変えて力押しし、見逃し三振。だが、5回あたりから「球が浮いたり変化球がほどけてきた」と、限界に近づいていた。

 6回、執念のプレーが転機をもたらした。1死一塁で長野に、中前に抜けそうな打球を打たれた「グラブでは間に合わない」と、右脚を出して足首に当てると、打球は遊撃前に転がり併殺。流れを呼び、その裏の2点につなげた。「打球に反応した。今まで致命的なけがにつながったことはないし、むしろ2、3度いい思いをしてる」という、体を張ってピンチを切り抜けた。

 初戦を落とした後は連勝で、14年ぶり日本シリーズ出場にマジック1。「明日も何も変わることはない。きょうと同様、何としてでも1試合取るという気持ちでいく」と指揮官。一気3連勝で、きょう、2度目のビールかけを行うつもりだ。 (竹村和佳子)

 

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