2015-10-19

ブロガーフェスティバルであった人から聞いたイケダハヤトさんの話

はてなでは嫌われ者イケダハヤトさんだが私はあれだけ結果出してるのすげーなと思ってる。

から批判スべき点は数多く有れど、批判だけしてる人の意見あんまり興味なくて、なんであんなに結果だしてるのかに前から興味があった。

で、今までそれについてなんだかんだ最新の現場での情報発信を続けてるからだと思ってたんだけどどうもちょっと違うらしい。

ブロガーフェスティバルで会った広告業界の人のイケダハヤトさんの評価面白かった。

彼の評価

イケダハヤトは間違いなくすごい。だが彼を真似したり、ネットフォロワーをするのは意味が無い。彼を利用したければ直接会って話をする方がいい。

 本人はそれがよくわかってるから高知避難している。賢い人間だと思う」とのことだった。

彼は広告業界中の人からは「ファーストペンギンメソッド」あるいは「平成進化論メソッド」と呼ばれているらしい。

開拓市場において、小さくても結果を出し、その結果そのもの公表し続けることでファーストペンギン、つまり先駆者としてのブランディングを築く。

こうやって作り上げた先駆者としてのイメージのものを売り物にして稼ぐ。 そういうメソッドらしい。

うろ覚えだがこんな感じだったはずだ。

平成進化論というメルマガがあるらしい。 日本で最大のメルマガであり、読者数は30万人を超えるそうだ。全然知らんかった。

はてなブログの読者がトップでも5000、ベスト30でも1000以下というから規模がまるで違う。

そしてそのメルマガは、自己啓発的なことをコンテンツとして毎日発信しているが、そのコンテンツのものよりも、

本人が誰それと会ってご飯を食べた。 今月はいくら稼いだ、という報告をする日記部分の方が読者にとってメインになるそうだ。

そんな成功者としてのストーリーを読みたがるは起業家ワナビーだったり、意識高い学生だったり、ビジネスでの人脈を求める人間が多い。

そういう人間を集めて、メルマガ上に「てーきゅう!」もびっくりなくらい割合広告掲載しする。

広告掲載料は1記事あたり40万とか60万というから驚きだ。 広告掲載料だけで毎日300万以上稼いでいるらしい。

その広告料で儲け、儲けているか自分だけは他の有力者と会って話をすることが出来、そうやってメルマガの著者だけがステップアップしていく。

そういう仕組らしい。 詳しい人がいたら解説してほしい。

そういうふうに説明されてみると、イケダハヤトさんも似たような感じに見える。

確かに彼は毎日精力的に起業関係ビジネス情報提供している。それはそれですごいと思うが

それだけだったら、個人レベルではなく企業がやってる似たようなサイトに圧倒的にまさるとは思えない。それ以外の強みが有るのだ。

それが、このファーストペンギンとしての地位ということなのだろう。

StartUPの梅木さんのようにサロンビジネスに手を染めている人は多いが、

イケダハヤトさんは有料メルマガを中心としたサロンビジネスにはそれほど強みを持っていないように見える。

サロンビジネスは、一般的コンテンツ提供だけでなく個々の会員に対して実態のあるサービスを明確に要求されるため

実力と乖離した会員料金を設定できないという事情があるそうだ。

一方、ファーストペンギンメソッド場合強気姿勢を打ち出し続けられる間は本人の実力以上に評価されることが可能らしい。

価格設定も自分で決定権を持つことができる。 そういえば最近執筆料の値上げしますみたいな記事を書いていた。

評価と実力の差にあまり乖離が生じすぎるとファーストペンギンメソッドでもいっきに墜落するが、その頃には十分すぎる収益を得ることができるとか。

話を聞いていて、通称ポンツーことIR名人日本通信のことを思い浮かべたが似たようなものなのであろう。

わかるようなわからんような話だが、簡単に言うとイケダハヤトはああみえてオンリーワンブランドを築くことに成功しているからすごい。だが、イケダハヤトの真似をしてもフォロワー成功しないし、イケダハヤトのようになりたいならイケダハヤトとは別の分野で何らかのファーストペンギンを目指す必要があるよ、ということらしい。彼のフォロワーたちはそのことを本当に理解できているだろうか心配成る、といっていた。

これが正しい話かどうかは分からないが、私は結構腑に落ちる気がした。




他にも広告業界人間としてはてなブロガーとしての将来性はどうやって見ているかというような話も面白かった。

はてなブックマークの数で言うと、

ちょっとした煽りでも50~70ブクマくらいまでなら誰でも出せる。このあたりまでの数字しか出せない人はただのノイズ

・「時事ネタ以外」の、つまり自分発のコンテンツで最大ブクマ数500を越える記事を書いたことがあるか。

・月に1度は炎上に頼らず100ブクマを越える記事コンスタントに出せているか

・よほど優秀でない限り文章だけで勝負する人は一生ブロガーまりで、自分ブログデザインなどをいじる意識があるか

このあたりの要素を見て有望かそうでないかを考えるらしい。

内容より数字で考えるあたりはいかにも広告屋さんであるなと感じた。

ただ、長期的に見れば、確かにこのあたりのハードルを越えられないブロガーはそこそこの位置で止まってしばらくしたら目立たなくなっているように思う。

しかし、こういう見方で人のブログを見るのって面白いのかねえ」ってちょっと皮肉言ってみたら何言ってんだ超面白いよ、って力説された。

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