物語も熱いですが、戦闘も負けず劣らず熱い。
クランクは好きなキャラでしたけど、やっぱり死んじゃうんですよね。あと生き延びるかと思っていた小物も意外なほどあっさり死んでて笑ってしまいました。
クーデリア初めてのお料理
自分に何かできることはないかと考えていたクーデリア。
そこでちょうど食事の準備にとりかかっていたアトラと遭遇し、そのお手伝いをすることに。
器にスープを入れるのもプルプルするクーデリアが可愛い。
そんなクーデリアが包丁を上手く扱えるはずもなく、案の定双子から指導されていました。初めてのお手伝いをハラハラしながら見守る双子にもほっこりできる一幕でした。
そこに通りかかった三日月は、双子からクーデリアが切った野菜入りスープを手渡されます。
それに気づいたクーデリアは大慌てで止めようとしますが、
「そんなもの関係ねえ」と言わんばかりに、隙をついて食す三日月。このマイペースぶりが好きだわ。
そして、クーデリアの絶叫(笑)ここのやり取りがすごく良かった。緊張と緩和がバランスよくあって、リラックスして楽しむができました。
あと序盤からクーデリアの可愛い様子が見られてすごく満足。
一方、意気消沈している一軍の人間に食事を配って回るビスケット。
で、当然のように食事にもケチをつけて暴力を振るう一軍の名もなきボス。
ここで意味深に目線を交差させるビスケットと他の仲間の面々。確実に食事には何かを盛っていますね。
その前にはアトラが鍋へと目線をやっていたりもしましたし。
そのアトラは三日月とクーデリアが仲良く?している様子を見て気になるようですが、それと同時に三日月のピリピリした雰囲気が気がかりだったようですね。
さすがに恋する乙女が違いますね。
CGSの乗っ取り
気づいたときには全員縛られていたッ!!
どうやら、食事に盛られていたのは睡眠薬だったようです。そして、それを普通に食べた一軍の皆さんは眠りに落ち、気付いたらこんな無様な恰好になっていました。
しかし、ここで驚くのが、この状態にあっても威勢よくオルガ達に命令口調で話すことができるその頭の悪さ。普通だったら、社長であるマルバがいなくなったことで下剋上とかの可能性も考えそうなものですが、出された食事も普通に食べてるし、もしかして「反抗されること」なんて微塵も考えていなかったんでしょうか。
この状態で「これを解けば命だけは助けてやる」と言えるのが凄い。
オルガにも「お前、状況わかっているのか」と指摘されていますが、確かにこれがマルバの後釜に座ればロクなことにはなりませんね。まず、会社経営とかできないのは確実でしょう。
会社が破たんしたら、そのまま野盗とかになりそうな勢いです。
そして、一軍のボスは三日月の銃によって殺され、オルガは他の面々に2つの選択肢を提示します。
それはオルガの下につくか、ここを出ていくか。
しかし、それに歯向かった一人がオルガに体ごと突っ込んでいきますが、その前に銃によって撃ち殺されます。
それが前回「コイツなんだかんだで生き残りそう」と僕が言っていた金髪の出っ歯。
右の奴です。HPで紹介文があったから生き残ると思っていたんですけどね。ササイ・ヤンガス、あっさり死にました。
「時々でいいから、死んでいった人のことも思い出してください」と僕の大好きなFF10のヒロインであるユウナが言っていましたが、コイツの事は別に覚えておかなくていいと思います!!
逆にCGSに残ることにしたコイツの名前がわかりません。
とりあえず、名前がわかるまでは「ひげちゃびん」とでも命名しておきます。コイツはそのうち情勢が悪くなると、またコロッと立場を変えそうで油断なりません。
前回でもマルバがいなくなった一軍を見て、「そろそろ潮時か」的なことも言っていましたし、裏切りとかありえそうです。
そんな中、クーデリアは自分がこれからどうするべきなのか迷っていました。
たまたま通りがかったオルガとの会話からそれがわかります。
また、このとき阿頼耶識システムの新たな情報がわかりました。どうやら、このシステムは元々モビルスーツ用に開発されたものとのこと。
さらに阿頼耶識システムを扱うために行う脊髄手術の成功率は6割。三日月はこの手術をなんと3度も受けたらしく、ガンダムに乗った経験のない彼が熟練パイロット並の動きができたのは、そのおかげでもあったというわけです。
老練の兵士・クランクとの一騎打ち
その後、オルガはまた会社経営のための話し合いへ。
以前から会計係として働いていたデクスター・キュラスター。CGSから出ていくことを選んだにもかかわらず、会計ができたために残留を強いられたかわいそうな人(笑)
まぁ会社を経営していく中で会計は切っても切れない重要な存在ですからね。見通しを立てるにしても現状が分からないとどうしようもないですし、使われる立場であったオルガ含め参番組が、そのことに精通しているわけもありません。
必要な存在はしっかりと見極めたり、CGSを辞める人間にはしっかりと退職金を払って信用を落とさないようにしたり、オルガやビスケットは本当に有能。
仲間の一人(ユージン)は、一軍の人間に退職金が払われたことに腹を立てていましたが、信用は積み重ねが大事であって失うときは一瞬です。
そして、商売にはその信用が第一とわかっていたんでしょうね。オルガの下で働きたい!
しかし、そのデクスターから聞かされた会社の状況は「もって後3か月」という厳しいものでした。
そこで、ひげちゃびんから「クーデリアを取引材料にしてギャラルホルンから金をせしめよう」と提案されます。
これも心情的には嫌ですが、一理あるんですよね。しかし、オルガはその提案に頷くことはなく、そこへ緊急警報が鳴り響きます。
赤い布は決闘の合図。厄祭戦(約300年前の全地球規模での戦争)以前では、この決闘によってほとんどのもめ事が解決したようです。
クランクとしては、これ以上の双方から損害を出さないようにこの選択をとったんでしょうね。できることなら戦うことすらしたくないというのは、上官に歯向かっていたシーンでもわかりましたし。
そのクランクが勝利した場合は、CGSが鹵獲したグレイズ(モビルスーツ)とクーデリアの引き渡し。それをもってCGSとギャラルホルンの因縁は断ち切ると宣言します。
つまり、CGSにとっては勝っても負けても損はない話でした。
これを聞いたクーデリアは自ら「ギャラルホルンに降る」とオルガに言いますが、オルガはそれを却下します。
そして、オルガからお願いされた三日月はガンダムへと搭乗し、決闘へと向かいます。
大人と子供
決闘の最中、三日月の「決着はどちらかの死をもって決するのか」との問いかけに、クランクは「その必要はない。大人の争いのために子供が犠牲になることはない」と返します。
しかし、その答えに満足のいく三日月ではありません。それも当然、既に多くの仲間の命は失われいるからです。
激しい戦闘を見守る参番組とクーデリア。
そこでクーデリアは自らが戦う場所を見定め、戦う決意を固めます。
そして、決着の時。
バルバトスの武器って、さらに先端から刃?みたいな突起物が打ち出せるようになっているんですね。隠し玉とか、そういうことでしょうか。
しかし、それによって見事クランクを倒した三日月。
これによって、クランクは既にひん死の状態であり、息をするのも精一杯でした。
そんなクランクに、三日月は「自分が勝った場合はどうなるのか?」と再度問いかけますが、それに対する答えをクランクは持っていませんでした。
三日月はそれが気に食わなかったようですが、そういえば、この条件を提示されたとき三日月のむっとした表情が一瞬映されていましたね。細かいところも丁寧です。
上官に逆らって一人でCGSに赴いたクランクは敗北したことによって、死以外にとれる選択肢はありませんでした。
クランクはたった3話までの登場でしたが、好きなキャラでした。
敵として出てきた以上は死亡も仕方ないことですが悲しかったです。
「鉄華団」新たなる船出
クランクを無事退けた三日月ですが、彼らの行き先は未だ不透明。
しかし、そこへクーデリアから引き続き護衛任務をお願いしたいとの申し出を受けます。
その報酬は、クーデリアを支えてきた独立運動のスポンサーである「ノブリス・ゴルドン」から払えるとのことでした。
この「ノブリス」ってギャラルホルン火星支部長の言っていた「ノブリス」と同一人物ですよね、多分。
一方ではクーデリアを支えながら、もう一方ではクーデリアの暗殺を頼んでいたのでしょうか? ノブリスの目的は地球と火星の更なる対立っぽいですし、やっぱり戦争になって武器の売買で金儲けをしたいとかそういうことかもしれません。
こういう死の商人的な役どころってガンダムではよく登場しますしね!
これを引き受けたオルガ率いる「鉄華団(てっかだん)」。
これから向かうべき道が定まったところで、3話は終了。
まとめ
3話でも安定した面白さであり、これなら最後まで安心して楽しめそうです。
しかし、心配なのが三日月のこと。「オルガに言われたから」とか、その行動の動機が全てオルガから来ており、今後そのオルガの身に何かあったとき、三日月がどう反応するのか今から少し不安です。
ですが、そういう部分もひっくるめて楽しめるアニメになりそうなので、この先苦しい展開が待っていたとしても乗り越えたい!!