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トルコ首相 独に難民問題で支援求めたか
10月19日 5時34分

トルコ首相 独に難民問題で支援求めたか
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内戦が続くシリアなどからヨーロッパを目指す難民の多くが経由しているトルコのダウトオール首相は、ドイツのメルケル首相と会談し、難民のヨーロッパへの流入を防ぐ対策を取る見返りに資金援助などの支援を求めたものとみられます。
内戦が続くシリアなどからヨーロッパに流入する難民たちの多くは、トルコを通って受け入れに比較的寛容なドイツなどを目指していますが、経由地のトルコも200万人を超える難民を受け入れています。
トルコのダウトオール首相は18日、最大の都市イスタンブールで、ドイツのメルケル首相と会談したあと共同で記者会見し、「トルコはシリア難民受け入れの重荷を、国際社会から顧みられることなく負わされてきた」と述べました。そして、「重荷は公平に負担し合うべきだ」と強調し、ドイツをはじめEUの支援が不可欠だという考えを示しました。
トルコはEUとのこれまでの協議で、国境警備の強化など難民のヨーロッパへの流入を防ぐ対策を取る見返りに多額の資金援助などを求める立場で、ダウトオール首相は、メルケル首相に直接、支援を求めたものとみられます。
これに対し、メルケル首相は会見で、難民を巡る支援について具体的には言及しませんでしたが、トルコ側の求めに応えていく姿勢は示唆しました。
ドイツにはことし、80万人の難民や移民が流入するとみられていて、経済的にもつながりの深いトルコとドイツは、難民を巡る協力の拡大を模索するものとみられます。

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