イスラエル パレスチナ人が銃乱射 １２人死傷

10月19日 8時47分

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イスラエル南部の町でパレスチナ人の男が銃を乱射して、イスラエル人１人が死亡し１０人がけがをしたほか、犯人と勘違いされたエリトリア人の男性が警備担当者に銃で撃たれるなどして大けがをしました。

イスラエル南部の町ベエルシェバの中央バスターミナルで１８日、パレスチナ人の男が、銃でイスラエル兵を撃ったあと自動小銃を奪い周りに向けて発砲しました。
この事件でイスラエル兵１人が死亡し、１０人がけがをして、男はその場で射殺されました。
また、現場に居合わせたイスラエルに亡命申請中のアフリカのエリトリア人の男性が犯人と勘違いされ、警備担当者に銃で撃たれたうえ、周りにいたイスラエル人たちに顔を蹴られるなどして大けがをしました。
イスラエルでは、エルサレムの聖地を巡る対立を発端に今月に入ってパレスチナ人によるイスラエル人の襲撃事件が相次ぎ、厳戒態勢が取られていました。
一連の事件では、事件を起こしたとされるパレスチナ人の多くがその場で射殺されていて、過剰な武力の行使だという批判も出ていますが、ネタニヤフ首相は会見で「町で何者かがナイフや肉包丁を持って誰かを刺そうとしている事態においては、どの国の警察でも正当化される武力だ」と強調しています。