指定管理者として、レンタル大手「TSUTAYA(ツタヤ)」を展開する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」(東京)などが運営する神奈川県海老名市立中央図書館が今月、リニューアルオープンした。同様の運営手法の図書館は佐賀県武雄市に次いで2例目だが、海外の歓楽街を紹介した新規購入本の貸し出しが中止されたり、開館前にも選書のやり直しが行われるなど、トラブルが表面化している。 (古川有希)
CCCが運営に関わり、「多様性と可能性を育む図書館」を掲げる同中央図書館。館内に入るとまず目に飛び込んでくるのは、1階部分の大半を占める蔦谷書店の売り場だ。コーヒーチェーン「スターバックスコーヒー」におしゃれな家具が配置されたワーキングスペースもあり、いわゆる図書館のイメージとはかけ離れた空間が広がる。
4階は、もともとプラネタリウムだった場所を「こどもとしょかん(キッズライブラリー)」専用階に。ほかにも、タブレット端末の貸し出しや無料でインターネットに接続できる「Wi−Fi」の提供など、至れり尽せりのサービスがそろう。
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