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福島・楢葉町で5年ぶりにサケ漁再開
10月18日 16時42分

福島・楢葉町で5年ぶりにサケ漁再開
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先月、原発事故に伴う避難指示が解除された福島県楢葉町を流れる木戸川で、5年ぶりにサケ漁が再開されました。
楢葉町の木戸川のサケ漁は、原発事故のあと町内のほぼ全域が避難区域になり中断されていましたが、先月5日に避難指示が解除され、遡上(そじょう)するサケからも放射性物質が検出されていないことから、地元の漁業協同組合が再開を決めました。
18日は、漁協や町の関係者が集まり、漁の安全を祈願するとともに、津波で壊れ復旧が進められていた加工施設などの完成を祝いました。
このあと、漁業者たちは川の上流と下流から網を使ってサケを追い込む合わせ網漁を行い、5年ぶりの水揚げを喜び合っていました。
木戸川漁協の松本秀夫組合長は「漁ができるようになってほっとしました。町の人たちにもぜひ食べてもらいたいです」と話していました。また、楢葉町の松本幸英町長は「サケ漁は大きな観光資源なので、再開をうれしく思います。町のにぎわいにつながり復興の後押しになります」と話していました。
漁協は、ことしから試験的に新巻ざけやイクラのしょうゆ漬けなどの加工品の販売を始めるほか、来年春には稚魚の放流も行うことにしています。

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