サンワ 太陽電池式テスター PS-8 を長年使ってきましたが、内蔵のNi-Cd電池が充電できなくなったので、2011年8月に三和電気からNi-MHボタン電池を買って交換しました。
USBの電圧をチェックしていてテスタの誤差が気になった。
テスタ精度;±(1.3%rdg+4dgt)=±(5V×1.3%+0.04V)=±(0.065+0.04)=±0.1V
USB規格;ホスト側 4.75 - 5.25 V、機器側 4.4 - 5.25 V
0.1V厳しく見ればよさそうだ。
「Dynaの秋葉原ジャンクパラダイス」に標準電圧の作り方が出ています。
「NO.295デジタルテスター確認用、標準電圧の作成 By TAKAさん(H27.08.30)」
http://akipara2.sakura.ne.jp/new_page_783.htm
マルツからLM4040を取り寄せて手元の部品で作って見ました。
ブレッドボードで仮組みしました。
電源は006P(9V)を使い、三端子レギュレータ 6.2Vを使いました。
(5.02Vを表示しています。下の写真は5.01V。交互に表示しています。)
結果、テスターの指示値は5.01〜5.02Vを示し、0.2〜0.4%rdgとなり精度のよさに驚きました。
さすが三和電気と感激しました。経年変化も無いに等しいものです。こういうところに、メーカーのポリシーとして手をかけているのでしょう。安心して使い続けられます。
テスト棒のリード線が断線したり、ローターリーSWの清掃をしたりと手がかかるようになっていたのですが、急にかわいくなってきました。大事に使います。
これからも、応答のよい針式テスター(これも古い三和製)でチェックして、正確な電圧はデジタル・テスターで測っていこうと思います。
部品リスト
基準電圧ダイオード LM4040AI5.0NOPB(National Semiconductor)
5.000V±0.1%(4.995〜5.005V)
抵抗 1.5kΩ
三端子レギュレータ μA78L62AW(Fairchild)
コンデンサー 0.33μF、0.1μF
プリント基板に置き換えて006Pのままにすれば携帯できて便利そうです。
安くて簡単にすごい計測器が手に入りました。
Dynaさん、TAKAさん、ありがとうございます。