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組み体操で骨折 10年で139人 大阪・八尾
10月16日 16時49分

組み体操で骨折 10年で139人 大阪・八尾
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先月、中学校の運動会で組み体操のピラミッドが崩れ、生徒6人がけがをする事故が起きた大阪・八尾市で、過去10年間に児童や生徒合わせて139人が、組み体操で骨折していたことが分かりました。市の教育委員会は専門家などで作る委員会を設け、事故の実態を検証することにしています。
先月27日、大阪・八尾市にある中学校の運動会で組み体操の10段のピラミッドが崩れ、生徒1人が骨折したほか5人が軽いけがをしました。
この事故を受け、八尾市教育委員会が市内のすべての小・中学校合わせて44校を対象に過去10年間の組み体操の事故を調査したところ、合わせて139人が骨折していたことが分かりました。
種目別に見ると、肩の上などに立ち円形の塔を作る「タワー」での骨折が26人と最も多く、「ピラミッド」では17人が骨折していました。中には、5年前に当時、小学5年生だった女子児童が「タワー」の練習中の骨折で、ひじを動かせる範囲が狭くなる障害が残ったケースもあったということです。また、骨折事故が4年連続で起きている学校が小学校で1校、中学校で3校あったということです。
八尾市教育委員会は体育指導の専門家などで作る委員会を設け、事故の実態のほか指導や練習の方法などを検証し、事故を防ぐための対策を年度内を目指し取りまとめることにしました。
教育委員会の学校教育部の柿並祥之部長は、「多くの事故が起きており、教育委員会として責任を感じている。事故のない安全な運動会が実施できるよう取り組んでいく」と話しています。

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